第一次のスーパーカーブームが落ち着いてから約10年。1980年代末に日本はバブル景気に突入する。そんな時代に新たなスーパーカーが数多く登場し「スーパーカー第二黄金期」が到来する。年末年始スペシャルとして、日本が最も輝いていた華やかなりし時代の寵児たちを振り返ってみたい。第9回は、ジウジアーロが手がけた「ITALDESIGN Nazca:イタルデザイン・ナツカ」だ。(ホリデーオート2018年11月号より)
ナツカは、イタルデザインのジウジアーロが手がけたスーパーカー
「ITALDESIGN Nazca:イタルデザイン・ナツカ」
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1991年のジュネーブ・モーターショーにイタルデザインが送り出したスーパーカーが、ナツカ M12だ。イタルデザイン本来の姿であるカロッツェリアとして、デザインスタディのショーカーではなく少量生産車を目指していた。
デザインを手がけたのは、イタルデザインの総帥ジョルジョ・ジウジアーロの長男であるファブリツィオ・ジウジアーロだった。カーボンケブラー製のモノコックボディに、パワーユニットはBMW850i用の5L V12SOHCをミッドシップ搭載している。
サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンでリアはプッシュロッドタイプの横置きダンパー(電子制御可変式)。ブレーキにはF1用のブレンボ製キャリパー&ディスクがおごられるなど、基本構成は当時のグループCレーシングカーを思わせるほどだった。公称データは、最高速度は300km/h以上、0-100km/h加速は4.2秒。
本革でフルトリムされたインテリアは、BMW 850iから譲り受けたメーターパネルや各種エレクトリックモニターなどによって、極めて高い快適性がもたらされていた。
ナツカ M12は、サーキット走行も可能なアグレッシブなパフォーマンスを、いかにもイタルデザインと思わせるエレガントなスタイルで包み込んでいた。(文:ホリデーオート編集部)
イタルデザイン・ナツカ M12 主要諸元(1991年)
●全長×全幅×全高:4365×1990×1105mm
●ホイールベース:2600mm
●重量:1100kg
●エンジン種類:V12 SOHC
●排気量:2850cc
●最高出力:300ps/5200rpm
●最大トルク:45.9kgm/4100rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前235/40ZR18・後295/35ZR18
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