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業界ニュース 2019.1.2

格好だけじゃない! エアロパーツの装着するメリットとは

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操作性の向上につながる

クルマをドレスアップするときに、エアロパーツやホイールは欠かせないもの。なかでもエアロパーツは、エクステリアのイメージを変える重要なパーツで、「フロントスポイラー」「サイドスカート」「リアスポイラー」の3つを合わせて「フルエアロ」といった呼び方をする。エアロパーツは直訳すると、空力部品。つまり空気力学に基づいた形状によって、空気の流れを整流し、空気抵抗を低減したり、操安性を向上させるのが”本来”の目的だ。

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その他にもラジエターやインタークーラー、ブレーキなどにフレッシュなエアーを取り込みやすくし、エンジンルーム内などの熱気を効率よく排出する「冷却性能の向上」や、スチールやアルミのボンネットやフェンダー、トランクなどをFRPやカーボン素材に置換することで「軽量化」を果たす役目もある。デザイン的な工夫による「ドレスアップ」など、5つのメリットが考えられる。

ドレスアップについては、個人の主観に任せるしかないがエアロパーツとしての「機能部品」として考えると、パートごとに下記のようなメリットがある。

・フロントスポイラー

ボディ下面に空気が流れ込まないように防いだり、フロントバンパーの裏側付近の空気圧力を下げたり、フロント側の揚力を減らし、ダウンフォースを得られるのが本格的なスポイラーといえる。種類としては、一体型のバンパースポイラーと純正バンパーの下部に取り付けるリップスポイラー、ハーフスポイラーなどがある。

バンパースポイラーは開口部を広げることで、オイルクーラーやラジエターへのクーリング効果にも恩恵あり。グランドエフェクトを考えると、スポイラー中央部からボディ下面に空気が入りやすくするのも空力的メリットも生まれる。

レーシングカーではこのフロントスポイラーに、スプリッターというフィンをつけて、フロントのダウンフォースを増したり、バンパーにカナードをつけて車体のダウンフォースを向上させることも可能だ。

・サイドスカート

フルエアロのひとつに含まれるサイドスカートは、ボディのサイドからフロア下に流れ込もうとする空気を防ぎ、より効率的に後方へ流れるよう整流するためのパーツ。ただし、どちらかというとドレスアップパーツ的な役目というケースの方が多い。装着すると、視覚的に車高が低く見えるのが特徴だ。

・リアウイング/リアスポイラー(ルーフスポイラー)

レーシングカーでもおなじみのパーツ。ダウンフォースを得るという意味では最も効果的。

ウイングは大きく、前端と下端は薄く中央は厚みがある方が、強いダウンフォースを得られる。また、前後長は長く、マウント位置が高い方が効果的。翼端板の形状も大事で、大きく角が丸いタイプが性能的には優れているが、保安基準との兼ね合いがあるので、車検対応品を選びたい。

なお、大きなウイングは空気抵抗の面ではマイナスになることを付け加えておきたい。

小さなリアスポイラーやルーフスポイラーも、ボディ上面を流れてきた空気とボディ下面の空気が合流しないように整流することで、リフトフォースを軽減する機能がある。

・リアディフューザー

“ディフューズ”というのは、「拡散」「広がる」という意味。リアディフューザーは、フロア下を流れてきた空気を後方に向かって拡散させ、フロア下を流れる空気の流速を上げて、ダウンフォースを発生させるもの。ボディ下面をフラットにする「アンダーパネル」と組み合わせることで、空気抵抗も低減し、操安性もさらによくなる。

・エアアウトレット/NACAダクト

エンジンルームなどの熱気を抜くためにボンネットなどに設けられた穴を、エアアウトレット(エアロボンネット)という。反対にタービンなどを冷やすために、設けた穴にはNACAダクトなどがある(NASA=アメリカ航空宇宙局の前身、NACAが開発した効率的に空気を取り入れる形状として開発)。

その他にもエアロフェンダーやエアロワイパー、エアロミラーなど空気の流れを考えて作られたものは、基本的にエアロパーツに含まれる。

市販のエアロパーツにはデザイン優先、機能的には……というものも少なくないが、一方でメーカーやワークス系のエアロパーツなど、風洞実験やCFD(Computational Fluid Dynamics、数値流体力学。空気の流れがわかるコンピューター・シミュレーション)を駆使した本格的なものもある。

ちなみに、トラックのキャビン(運転席)の上に装着されるエアディフレクタ。これは空気抵抗を減らすことで、100km/h巡航燃費が5~10%も向上する、優れたエアロパーツなのである。

エアロパーツ=スポーツカーというイメージがあるかもしれないが、じつは車種を問わずメリットがあるので、これからますます開発が進む分野といえるだろう。

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(Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』)

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