■道交法は「交通の安全と円滑な流れ」が基本理念。しかし最近は…
「あおり運転」が大きな話題となった2018年。あおり運転は、たしかにいけない行為ですが、ドライバーが自ら招いてしまっていることも多いかもしれません。年末の交通量の少ない時間帯に関越道を走ってみると酷いことになっていました。3車線あるうち1番左側の走行車線は走っている車両はほとんど無く、中央車線も車両はポツポツ状態でした。
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しかし、そんな状態にもかかわらず、1番右側の追い越し車線に車両が一番多く、時速80から95キロくらいで流れています。左車線はまったく走っていない状況ですから、絶対的な交通量からすれば少ないです。なぜこのような状況になってしまっているのでしょうか。
1番左側の走行車線をクルーズコントロールを使い制限速度の100km/hで走っていると、結果的にもっともスムーズでした。追い越し車線を見ると、流れが滞っている先頭に、必ずといってよいほど先行車がいないのに追い越し車線を走り続ける無神経な車両がいます。この後ろに10台以上の車列が出来ていました。このようなまわりを見ない無神経な車両は、今までなら元気な人がプレッシャーを掛け、どかしていたかもしれません。
しかし、今や少しでも車間を詰めると「あおり運転」というレッテルを貼られてしまう。年末年始は善良なドライバーの比率が高いため、皆さん苛立ちを感じながらも追い越し車線をノンビリ走るクルマに従わなければなりません。
道路交通法の基本理念は「交通の安全と円滑な流れ」なのですが、最近この2つを同じに扱わなくなってきました。
たとえば横断歩道。「安全」を最優先したら、どんなにノンビリ歩いても良いのです。開き直れば横断歩道でスレ違った知人と立ち話したって「歩行者優先だ!」と言い張れてしまいます。
しかし道交法では「安全」と同列に「円滑な流れ」を扱っています。横断歩道では交通の流れを乱すことも道路交通法の概念に反する行為とされるのです。
■追い越し車線に居座る行為は駅のエスカレーターで右側に立つようなもの
追い越し車線に居座る行為も同じで、円滑な流れを乱します。追い越し車線はエスカレーターの右側(大阪だと左側)のようなもの。朝に都内の駅のエスカレーターで右側に立っていたら、強い強いプレッシャーを受けます。
最近、東京駅などでは「右側を歩くな」と言い始めたものの、朝のラッシュ時になるとなぜか「右側を歩く人」がいても、駅職員もダンマリを決め込んでいます。
日本人はエスカレーターでキチンと譲る社会性を持っているハズなのだけれど、ハンドルを握ると世界でもっとも鈍感になり、空気を読めなくなってしまうから不思議です。高速道路や片側2車線あるような道路で後続車が来た場合、左側車線に車両が居なければ譲ればいいのです。1車線の道でも自分の前にクルマが無く、後ろが詰まっていたら明らかに「ジャマ」をしています。
左側に余地がある場所でウインカーを出して譲ったらいいのです。この2つをキチンと行っていれば、あおられる危険性は格段に少なくなります。実際、私(国沢光宏)はあおられたことなど皆無に近いです。
極少数ながら先行車両が居るのにあおってくる輩もいます。これは真性の犯罪者。このようなクルマに出くわした場合はかかわらずさっと道を譲った方がトラブルに巻き込まれずに済みます。
2019年は「あおられない運転」を皆さんが考えて頂ければと思います。とても簡単です。
(1)車列の先頭をマイペースで走らないこと。(2)追いつかれたら早目に道を譲ること。(3)信号が変わったらしっかり加速すること。(4)急な割り込みはしないこと。(5)どうしても進路変更しなければならないときはハザードなどで挨拶やお礼をすること。
以上5つを守れば、ほとんどあおられないはずです。
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