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業界ニュース 2018.12.30

日本車は没個性なんてウソ! 歴史に残る超個性的なクルマ5選

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 その後に影響を与えた先駆者的なモデルも多い

 日本車は個性がなく、デザインも走りも薄味だと言われている。が、ユニークな発想で、個性的なクルマも少なくないのだ。昭和の時代、3ナンバーの普通車は贅沢品だった。税金や保険料はメチャ高いから庶民にとっては高嶺の花だったのである。

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 そこで多くの人は、維持費の安い5ナンバーの小型車や排気量が550ccどまりの軽自動車に目を向け購入した。排気量が2リッター以下の小型車や軽自動車には、強烈な個性の持ち主が多く存在する。また、少数ではあったが、平成以降の3ナンバー車のなかにも超個性的なクルマがあった。

 1)スバル360(1958年)

 マイカーを普及させようと打ち出された「国民車構想」に触発されて1958年(昭和33年)3月3日に登場したのがスバル360だ。時代を先取りした進歩的な軽ファミリーカーで、全長はわずか3mだが、高効率パッケージによって大人4人が無理なく座れる広いキャビンスペースを実現している。航空機技術を駆使した高剛性のモノコックボディにも注目だ。車重はスクーターのラビット2台分(385kg)に抑えられている。デザインも愛らしい。

 エンジンは空冷の2サイクル2気筒だ。排気量は356ccである。1968年11月には高性能モデルのヤングSSを設定した。これはツインキャブによって36馬力/7000rpmを発生する。今から50年以上も前に、自然吸気エンジンでリッター当たり出力100馬力を超えていた。際立つ個性の持ち主と言えるだろう。

 横置きトーションバーによってマウントされた4輪独立懸架のサスペンションも合理的な設計だ。基準車はソフトな乗り味までも個性的だった。基本設計が素晴らしかったから、10年以上も第一線で活躍することができたのである。

 2)バモスホンダ(1970年)

 軽自動車にはユニークなクルマが少なくないが、飛び切り個性的だったのが1970年11月に登場したホンダの軽商用車、バモスだ。コンセプトも個性的だったが、車名も今では認可にならない破天荒なものだった。正式車名は「バモスホンダ」である。

 海外にはT型フォードやクーペ・フィアットなどがあるが、日本ではメーカー名の前に車名を付けるのは珍しい。ただし、ホンダだけは大胆だ。オートバイには「ダックスホンダ」がある。

 車名の「VAMOS」はスペイン語で、みんなで行こう、レッツゴーの意味だ。軽トラックのホンダTN360のメカニズムを用い、その上にオープンタイプの個性的なボディを被せた。2人乗りと4人乗りがあり、4人乗り仕様には幌が座席部分だけのタイプと幌が荷台まであるタイプを設定している。

 最大積載量は350kgだ。ドアはない。そのまま横から乗り込み、転落防止用のバーを横にセットし、2点式のシートベルトを装着する。

 モノボックスのフロントパネルにはスペアタイヤを設置した。あまりにも個性的なルックスだったため、ウルトラマンシリーズにも登場した。エンジンはTN360の空冷並列2気筒SOHCで、排気量は354ccだ。これをミッドシップに搭載している。トランスミッションはデフが一体となった4速MTだった。

 ミニバンの先駆的モデルや衝撃的なエンジンを積んだセダンもある

 3)日産プレーリー(1982年)

 ミニバンというジャンルを確立したのはアメリカだが、乗用車ベースのミニバンを最初に送り出し、普及させたのは日本の自動車メーカーだ。その先駆車が日産のプレーリーで、個性的なミニバンだった。デビューしたのは1982年夏である。

 開発したのは旧プリンス自動車工業のエンジニアだ。リーダーを務めたのは、のちにR32型スカイラインの開発を行う伊藤修令さんだ。旧プリンスの設計陣はFF車のチェリーやパルサーの開発に携わっているから経験が豊富だ。そこでFF化したスタンザFXとオースターJXのメカニズムを用いた3列シートのミニバンを設計している。

 ドアは前が一般的なヒンジドア、後席用はスライドドアだが、最大の特徴はセンターピラーレスのフルオープンとしたことだ。フルオープンのスライドドアだから、お年寄りでも無理なくアクセスでき、荷物も積みやすい。

 エクステリアは直線基調のボクシーなフォルムだ。このデザインは1.5BOXデザインの先駆けだった。フロアは低く、サードシート装備のJWはどの席でも快適に座れる。ラゲッジルームは広く、跳ね上げ式のテールゲートはバンパーの下から大きく開くから荷物を積みやすい。

 84年1月に回転対座シートを採用したエクストラJW-Gを追加し、9月には4WDモデルを設定している。フルオープン・スライドドアとミニバンの魅力を35年以上も前にアピールしたのが初代プレーリーだ。

 4)ホンダCR-Xデルソル(1992年)

 スポーツカーの新しい形としてユーザーから好評を博しているのが、クーペ・カブリオレやリトラクタブル・ハードトップだ。これは電動メタルトップを採用したスポーツカーで、クーペの快適性とオープンカーの爽快感を1台で味わうことができる。

 その先駆けとなったのが、1992年2月に誕生したホンダのCR-Xデルソルだ。CR-Xは高性能なFFスポーツクーペとして若者を中心にブレイクした。その3代目がデルソルである。

 人々をアッと言わせたのは、画期的なトランストップだ。ルーフ部分をトランク内に収納すれば粋なオープンエアモータリングを楽しむことができる。手動タイプもあるが、スイッチ操作によって室内からルーフを開け閉めでき、オープン時はトランクに収納も可能な電動式のトランストップだ。2代目ソアラにも用意されていたが、量産モデルとしてはデルソルが初出しになる。

 デザインは強烈な個性を放っていたから販売は今一歩に終わった。だが、多くのクルマに影響を与えている。

 ちなみにエンジンは1.5リッターと1.6リッターの直列4気筒で、イメージリーダーのSiRは可変バルブタイミング&リフト機構のVTECを採用したB16A型DOHCだ。

 5)マツダRX-8(2003年)

 21世紀は強烈な個性を放つクルマが少なくなった。その中で際立った個性的なのがRX-7の後継として2003年春に登場したマツダのRX-8だ。

 最大の特徴は、4ドアのスポーツカーだということである。しかも普通のヒンジドアではない。なんと観音開きドアなのだ。前のドアを開け、その後に後席用のドアを後ろ側に開く。乗り降りには戸惑うが、乗ってしまえばキャビンはそれなりに広く、快適だった。4ドアだが、シルエットも個性的だ。

 エンジンも個性のかたまりである。13B-MPSと呼ぶ自然吸気の2ローター・ロータリーエンジンをフロントミッドシップに搭載した。このエンジンはパワフルで、しかも9000回転までストレスなく回る。今見てもRX-8の強烈な個性はいささかも色あせていない。

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(WEB CARTOP 片岡英明)

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