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業界ニュース 2018.12.29

【箱根駅伝】来年はなんとセンチュリーGRMN登場!!! ランナー支えた平成の伴走車

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 正月の風物詩、箱根駅伝の開催がいよいよ近づいてきた。第95回となる2019年大会も1月2日の8時にスタートを切り、翌3日にかけて例年通り、東京大手町・箱根芦ノ湖間を学生ランナーが駆け抜ける。

 そして、平成最後の大会となる今回、レースの先導車としてなんと「センチュリー GRMN」を走らせることが、トヨタに対する取材により判明した。センチュリーは2018年にフルモデルチェンジをおこなったトヨタの最高級セダン。そのスポーツバージョンであるセンチュリーGRMNは市販されていないモデルであり、現時点で未発売モデルが異例の大抜擢だ!

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 箱根駅伝の“主役”といえばランナーだが、彼らを支える“伴走車”にもドラマがある。特に平成に入ってからは三菱、ホンダ、そしてトヨタと、数々のメーカーの数々の車が、ランナーとともに箱根路を駆けてきた。

文:ベストカーWeb編集部


写真:Honda、TOYOTA、ベストカーWeb編集部

平成最後の大会はトヨタ系スポーツ車が勢揃い!

 現在、箱根駅伝で車両提供を行うのはトヨタ。協賛を開始した2011年から様々な車を提供している。特筆すべきは毎年「旬」なモデルを走らせていることで、2015年大会には発売直後のMIRAIが、そして2017年には発売直前だった新型プリウスPHVも「大会本部車」として走った。

 では、2019年大会はどのような車は走るのか? トヨタ自動車広報部より回答を得た主な走行車種リストは以下のとおりとなっている。

■第95回大会(2019年)箱根駅伝の主な走行車種


・大会本部車/センチュリー GRMN


・大会会長車/マークX GRMN


・運営管理車/ノア、ヴォクシー GRスポーツ ※計23台


・技術総務車/ヴィッツ GRMN


・広報車/プリウスPHV GRスポーツ

 今回、トヨタはGR(ガズーレーシング)系の車種を数多く投入。スポーツモデルが提供車両の中心を占めるのは初で、例年のラインナップと比較しても実にユニークな印象。

 目玉となる「大会本部車」のセンチュリーGRMNは、豊田章男社長が使用する社長専用車として東京と愛知の本社に1台ずつしか存在しない超希少な車。市販化もされていないため、箱根駅伝の中継が、全国的には初お披露目といっても過言ではない。

 さらに、「大会会長車」のマークX GRMN(2019年初に発売予定)も市販前モデルながら箱根路を駆けることとなる。

 上記のリストを見てもわかるとおり、箱根駅伝は競技を円滑に進めるため、様々な「車」に支えられている。

 TV中継を見ていて最も目にするのは、先頭ランナーの前後を走る「大会本部車」だが、実際に沿道に足を運ぶと、TVには映らない様々な車両の姿を目にすることができる。

 各大学に1台ずつ提供される「運営管理車」や先述の「大会会長車」はもちろん、上記リスト以外でも「競技管理バス」(トヨタのマイクロバス、コースターを使用)や「テレビ中継車」、「ラジオ放送車」など多岐にわたり、今大会は競技関係車両で29台、報道関係車両で7台の計36台が動員される。

 中継に映し出されるのは、ほんの一部の車両。文字どおり多くの車が陰で“ハコネ”をサポートしているのだ。

三菱が車両提供を開始! 平成の幕開けと“伴走車”の変化

■三菱自動車/1990年代~2003年

 平成は、「箱根駅伝と車」の歴史のなかでも実に大きな変化があった時代でもあった。

 箱根駅伝が現在の1月2~3日開催が定着したのは1956年の第32回大会から。昭和の時代、主に先導車を務めたのは、陸上自衛隊提供の「ジープ」だった。

 戦後、大学側が各自で車両を持ち込んでいた時代を経て、1973年から陸自が正式にジープの提供を開始。昭和の間、伴走車といえばジープという時代が長らく続いた。

 この流れが変わったのは、平成元年(1989年)。同年で陸自による車両提供が終了し、替わって1990年代は三菱自動車が車両提供を開始。箱根駅伝に自動車メーカーが協賛する形が始まった。

 三菱自動車によると、1998年の第74回大会はデリカスペースギア、翌99年はシャリオグランディス、そして2000~2002年までの3年間はパジェロロングを「監督車」に起用。そのほか「先導車」にエクリプススパイダーやエアトレックなども起用されている。

 提供台数も年々増え、1998年に計14台だったのが2003年には計23台となったが、同年いっぱいで三菱による車両提供は最後となった。

■ホンダ/2004~2010年

 平成も中盤を迎えた2004年、三菱の後を受け、今度はホンダが箱根駅伝への車両提供を開始。

 ホンダが特徴的だったのは「大会本部車」などに、次世代のエコカーを起用したこと。2002年にリース販売が開始されたFCXや同じく2008年発売のFCXクラリティなど、一般ユーザー向けには市販されていなかった燃料電池車を箱根駅伝の車両として提供。

 そのほか「運営管理車」には、ミニバンのエリシオンやステップワゴンなどを提供し、2004年から2010年まで7年間に渡ってホンダによる車両提供が続けられた。

ホンダからトヨタへ! 現在の体制が始まる

■トヨタ/2011年~現在

 そして、ホンダに替わってトヨタが2011年から車両提供を開始。現在に至るまで車両提供を続けている。

 トヨタもこれまで様々な車両を提供していて、プリウスやプリウスPHV、MIRAIなど、最新のハイブリッド車や燃料電池車を「大会本部車」に据えるケースが、多かったのは先述のとおり。

 “変わり種”としては、2016年大会に「広報車」としてG'sアクアが提供された例もある。「運営管理車」にはノア/ヴォクシー系の起用が定着しているが、過去にはプリウスαなども使用。

 ちょっとした部分では近年、各校の襷カラーに合わせたラインが「運営管理車」に入るようになり、ひと目で「あの大学用の車両だ」とわかる“工夫”も施されるようになった。

 こうした車両に加えて、ハイエースを始め、マイクロバスのコースターやトラックのダイナなども荷物運搬や取材用のバス・カメラ車として提供。TVに映らない用途の車両まで提供できるのは、幅広い車種を持つフルラインナップメーカーのトヨタならでは。

 平成最後の箱根駅伝は、主役であるランナーとともに、それを支える「車」にも注目だ。

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(ベストカーWeb ベストカーWeb編集部タカセ)

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