2018年12月25日、スバルの航空宇宙カンパニーは、開発中の陸上自衛隊新多用途ヘリコプター試作機の飛行試験を開始した。
スバルとベル社が共同開発した最新ヘリコプターをベースに開発中
ご存じのように、スバルのルーツは中島飛行機。現在もスバル社内には「航空宇宙カンパニー」があり、ジェット旅客機ボーイング787の中央翼開発・製造や、無人機の研究・開発に取り組んでいる。
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今回、アメリカのベル・ヘリコプター・テキストロン社と共同開発した民間向け最新型ヘリコプター「スバル ベル 412EPX(タイトル写真の機体)」を共通プラットフォームとし、防衛装備庁との間で締結した試作請負契約により陸上自衛隊向けに開発中の機体「UH-X」の飛行試験を開始した。
UH-Xは、日本の複雑で狭隘な地形でも人命救助を可能とする。
ベースとなっている412EPXは、全長17.1m(胴体長13.1m)、全高4.6m、ローター直径14mの小型ヘリ。乗員は1-2名で、13名の乗客もしくは約5500kgの積載が可能。
今後、2018年度末の防衛装備庁への納入に向け、引き続き各種の社内飛行試験を実施していく。
また、航空宇宙カンパニー 宇都宮製作所内にUH-X および412EPX用の新たな製造ラインを構築して量産体制を整え、防衛事業の推進と、海外を含む民間ヘリコプター市場での販売拡大に邁進するという。
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