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業界ニュース 2018.12.25

安いクルマより絶滅が危惧される? 1000万円以上のMT車5選

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■絶滅の可能性が高い1000万円以上のMT車5選

 日本で販売される新車の98%以上はオートマチックトランスミッション車(以下、AT)です。マニュアルトランスミッション車(以下、MT)は、いまや全体の2%に満たない台数しか売れていません。

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 一方、海外はというと、欧州とアジア圏、アフリカ、中東などはMTがまだまだ売れています。

 しかし、欧州でも近年はMT車のラインナップが減っており、おもに高額なクルマでは顕著です。例を挙げるとスポーツカーの代表格である「フェラーリ」や「ランボルギーニ」では、いまやMT車がありません。日本でも日産「GT-R」やホンダ「NSX」はATのみです。

 いろいろな理由がありますが、ひとつはATの性能が良くなったことがあります。ひと昔前、ATといえばトルクコンバーターを用いたものが主流でしたが、いまではデュアルクラッチトランスミッション(以下、DCT)が、高性能車に多く採用されています。

 DCTは人間よりはるかに早くギヤチェンジを行なうことができ、シフトアップ・ダウンを制御するプログラムもどんどん優秀になっています。

 つまり、高額で高性能なクルマほど、AT化のスピードが早く、安価なコンパクトカーなどよりもMT車は絶滅の危機に瀕しています。そこで、日本で1000万円以上するクルマからMT車を5車種ピックアップして紹介します。

●シボレー「コルベット Z06クーペ」1467万9900円

 ご存知の通りシボレー「コルベット」はアメリカを代表するスポーツカーです。一時期DOHCエンジンを搭載したモデルもありましたが、伝統的にOHVの大排気量V8エンジンをフロントに搭載し、リアを駆動するレイアウトは普遍です。

 また2シーターのクーペとコンバーチブルがあるのも2代目「コルベット」から続くラインナップとなっています。

 現行モデルは「C7型」と呼ばれ、2014に発売。今回紹介する「コルベット Z06クーペ」は6.2リッターV8エンジンにスーパーチャージャーを装着した高性能モデルで、最高出力659PSを誇ります。

 搭載されるミッションは7MTで、もともと大排気量で大きなトルクを発生するエンジンなので、頻繁にギアシフトをしなくても走れます。

 しかし、この7MTには「アクティブレブマッチング」という、シフトダウンの際に自動でエンジン回転数を合わせてくれる機能もあり、ブレーキに集中できスムーズかつ安定した減速が可能で、スポーツドライビングをより楽しむことができるでしょう。

●ジャガー「Fタイプ Rダイナミック クーペ」1132万円

 ジャガーはもともと安価で高性能車を作るメーカーとして台頭しましたが、いまでは高級車メーカーとして名を馳せた存在です。

 戦前からスポーツカーとサルーンを作り続けており、最新の2シーター・パーソナルクーペ(オープンもあり)である「Fタイプ」にはジャガーで唯一となる6速MT車がラインナップされています。

「Fタイプ」には300PSの2リッター直列4気筒ターボエンジンから、575PSの5リッターV8スーパーチャージャー付エンジンまで選択できますが、MTは380PSの3リッターV6スーパーチャージャー付エンジンのみとなっています。

 日本での販売は2013年からで、「Fタイプ Rダイナミック クーペ」はスポーツサスペンションや、LSD付きトルクベクタリングシステム、スイッチ機能付きのスポーツエキゾーストシステムなどを装備した、よりスポーティなモデルとなっています。

■ポルシェもPDKが標準、MTは減っていく?

●ロータス「エヴォーラ GT 410 SPORT」1468万8800円

 ロータスは天才技術者である故コーリン・チャップマンが起こした会社で、最初は小規模なキットカー製造の会社でしたが、後に大規模なスポーツカーメーカーに成長しました。

 また、レーシングカーの製造でも成功を収め、F1では数々の斬新なアイデアを組み込み、1970年代までチャンピオンを何度も獲得しました。

 いまのロータスは中国の自動車メーカー「ジーリー」の傘下ですが、スポーツカーを作り続けています。

 ロータスのラインナップでは全車にMTが用意されています。この「エヴォーラ GT 410 SPORT」は4シーターも選べるフラッグシップカーとなっています。

 エンジンはトヨタ製の「2GR-FE型」3.5リッターV6エンジンにスーパーチャージャーを装着し、最高出力は416PSを発揮します。

 これに6MTが組み合わされ、最高速度は305km/hと、ロータスらしからぬスーパーカーとなっています。

●ポルシェ「ボクスターGTS」1038万円

 伝統的にポルシェはMT車をラインナップし続けています。4ドアハッチバックの「パナメーラ」やSUVの「カイエン」も、かつてはMT車を選ぶことができたほどです。

 本来は911を紹介するところなのですが、2019年春には新型が出ることが決まっているので、今回は「ボクスターGTS」に触れてみます。

 ポルシェも「911GT3」など高性能モデルではPDKと呼ばれるDCTが標準となっています。しかし、まだまだMT車を求めるリクエストも多いです。

 この「ボクスターGTS」は「911」よりもコンパクトで純粋な走りを楽しむモデルになっており、エンジンは2.5リッター水平対向4気筒ターボでミッドシップにレイアウト。最高出力は365PSと、ベースモデルより65PSアップの高性能モデルです。

 組み合わされるトランスミッションは6MTで、サスペンションやブレーキも強化され、性能的には「911カレラ」と同等となっています。

■MTモデルが減少しているBMWでMTが選べるMクーペ

●BMW「M4 クーペ」1182万円

 BMWの高性能モデルに与えられる「M」ですが、これは文字通り「M社」が出掛けたことを証明しています。「M社」はBMWの子会社で、モータースポーツ関連と高性能車の研究開発を行なっています。

 BMWといえどもMT車のラインナップは減少していて、かつては「7シリーズ」や「5シリーズ」でもMTが選べました。

 今回紹介する「M4クーペ」は2ドアの「4シリーズ」の高性能版として2014年に発売されました。エンジンは3リッター直列6気筒ツインターボで、最高出力は431PSになります。

 先代(M3クーペ)は4リッターV8エンジンを搭載していましたが、「M4」になった時にBMW伝統の直列6気筒エンジンに戻されました。

「M4クーペ」では6MTを選ぶことができますが、セダン版の「M3」では7DCTのみとなっています。サーキット走行までも考慮された「M4 クーペコンペティション」でも6MTが用意され、こちらは450PSまで出力アップしています。

 MT車少なくなっている現状でもBMWはこの6MTを新たに開発し、先代モデルと比較して12kgの重量削減と、さらなるコンパクト化を実現しています。

※ ※ ※

 F1を頂点とするモータースポーツの世界でも、クラッチを使うことなくシフトアップ・ダウンができるセミATが主流となっています。

 モータースポーツの場合は速く走ることが目的なのでセミATやAT化は自然の流れです。しかし1000万円オーバーとはいえ市販車の場合は公道を走るユーザーがほとんどですから、速さだけでなく自らシフトを操る楽しさも残してほしいところです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • fad*****|2018/12/25 09:18

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    一般庶民には買えんな
  • wak*****|2018/12/25 09:13

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    操作はシンプルで簡単な方が安全性は高いですよね。運転の安全も、機械的な安全も。
  • nsx*****|2018/12/25 19:15

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    買えるうちに買うのが一番!

    乗ったこと無いやつがカタログやゲーム、ネットの知識であれこれ言うより「1年だけ乗ってたけどさ」って人の方が何倍も説得力がある。ゲームなんて特にメンテもクソもなくいつも新車状態のスペックだし、20年前、30年前の車の「トラブルと付き合いながら乗る」っていう経験はないからね。

    1千万以下でも例えばM3とか楽しいし、NSXも初期型クーペなら500万前後。10年経てばさらに上がるだろうから、今のうちに買っておくのがいいんだよ。

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