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業界ニュース 2018.12.23

SUVばかりじゃない。ボルボの真骨頂はワゴンにあり──ステーションワゴン「V60」を試す

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他の多くのメーカーと同じく、最近でこそSUVの存在感が増してきているが、スウェーデンのボルボといえば長い間、ステーションワゴンで知られたブランドだった。そのボルボのステーションワゴンで最新のモデルが、V60である。

90シリーズと基本は共通する最新プラットフォーム上に構築されたボルボV60、そのスタイリングは兄貴分のV90とも相つうじる今日のボルボラインだが、ボディサイズは全長4750×全幅1850×全高1435mmで、V90と比べると全長が175mm短く、幅が40mm狭く、高さも同じく40mm低い。

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一方、先代V60と比べると全長は125mm長くなっているが、幅は15mm狭くなり、高さも45mm低くなっている。幅が狭くなったのは、日本で使うには朗報だろう。ちなみにリアのラゲッジルームは先代の430リットルに対して529リットルに拡大され、Dセグメントワゴンのなかでもトップの容量を誇る。

試乗したV60はパワートレーンに関してはベーシックなT5で、254psのパワーと350Nmのトルクを生み出す2リッター直4ガソリンターボエンジンに、アイシンの8段ATを組み合わせ、駆動方式はFWDで前輪を駆動する。

キャビンに収まると、スカンジナヴィアンデザインと称されるインテリアが迎えてくれる。ただしそこは、一世代前までのボルボのような純北欧風デザインとはややテイストの異なる、ラグジャリー感のある空間である。試乗車は豪華仕様のInscriptionだから、レザーシートなどが標準装備される。ちなみにプライスは599万円。

車重1700kgと決して軽いとはいえぬクルマだが、2リッター直4ターボと8段ATの組み合わせは、それを思いのほか力強く加速させる。ベーシックなパワートレーンでも、パフォーマンスは充分に活発という印象をうけた。昔からボルボは、実用域における力強さを魅力のポイントのひとつにしてきたが、今日のモデルでもそれは変わっていないように思える。

T5の上に、スーパーチャージャーや電気モーターを加えた、ツインエンジンの呼び名を持つプラグインハイブリッドのT6やT8もあるが、普通の用途ではパフォーマンスはT5でまったく充分、というのが当方の実感だった。

それに加えて近年のボルボは、ボディ剛性の向上が著しいが、このV60もそんなクルマのひとつで、走っていると強固なボディの内側にいるという実感が味わえる。ただし、路面の凹凸を超える際にタイヤからのショックが比較的正直にボディに伝わってくる感触は、今も残っているが。

リアにインテグラルアクスルという名のマルチリンクサスペンションを備え、しかもそのスプリングが通常の金属製のコイルではなくファイバーグラス製のリーフスプリング、つまり樹脂製の板バネという個性的な脚を持つV60。

その乗り心地はどちらかというと硬めの印象で、クルマ全体に硬質感があるのと相まって、全般にスポーティな雰囲気を感じさせるといっていい。ステアリングの感触は直進性の強さを実感させるが、その一方で反応は適度にクイックでもあり、それもスポーティな感覚の演出にひと役買っているはずだ。

今も使われているのかどうか知らないが、かつて「Volvo for Life」というキャッチフレーズがあった。暮らしのためのボルボ、人生のためのボルボ、あるいは生活を彩るためのボルボ。色々な解釈ができるだろうが、ボルボが人々の生活に根づいたクルマであることを示しているのは間違いない。

新しいV60のT5に乗って、これがその「Volvo for Life」の現代版ということなのだろうと納得した。ただしかつてのボルボよりも、外部に対する主張、表現を変えればスタイリングの存在感は、明らかに強くなっているが。

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(GQ JAPAN 吉田 匠)

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みんなのコメント

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  • zoo*****|2018/12/23 08:35

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    試乗した。新世代ボルボの中では抜群のスタイリングだと思う。
    幅が狭くなったのに先代よりワイドに見えるのは、シャープなデザインによるものだろう。
    SUVと違い安定感のあるコーナリングはスポーティな走りを見せる。
    内装の品質も価格以上の満足感が得られるものだった。

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