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業界ニュース 2018.12.17

ハイビームはいつ使うのが正しい? 便利な次世代ヘッドライトも万能ではないことも

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■積極的にハイビームを利用することが推奨されるが…

 夜間走行時にクルマのヘッドライトをハイビームとロービームの切り替えを積極的に行っていますか? 街灯や建物の明かりがある都市部だとロービームでも十分に安全が確保されていますが、本来はハイビームで走行するべき暗い郊外や地方の道でもロービームのまま運転しているドライバーはかなり多いです。

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 一般にクルマのヘッドライトには、ロービームとハイビームがあります。道路運送車両法上では、ハイビームは「走行用前照灯」とされていて、前方100m先までを照らすことができるものです。

 ロービームの正式名称は「すれ違い用前照灯」で前方40mが視認できるものと定められています。安全運転確保義務が課されているドライバーには、夜間にはロービームとハイビームの切り替えを積極的に活用し、事故を防止することが求められます。

 一方で、昨今のヘッドライトの進化によって対向車や歩行者の眩しさも増加していることから、ロービームのままで走っている人も多いかもしれません。

 道路交通法第52条第2項では、夜間に他車両とすれ違うときや前走車の直後を走る場合、ヘッドライトの消灯あるいは減光する等灯火を操作しなければならないと定めています。

 このヘッドライトの減光操作がロービームへの切り替えで、逆に対向車や歩行者、自転車利用者を幻惑させる可能性がない場所では前方100m先までを照らすハイビームで走行するのが正しいのです。

 たとえば時速50キロで走行している車は1秒に約14mも走ることになりますから、40m先までしか照らせないロービームだと障害物などを発見した場合でも対応操作が遅れてしまい、事故につながる危険性が高まります。そのため、他者に迷惑をかけない範囲で積極的にハイビームを利用することが推奨されます。

■オートハイビームも普及してきたが状況によっては見えづらくなることも

 対向車や先行車がいない場合はハイビームを積極的に使うのがよいのですが、じつはハイビームだと逆に前方が見づらい状況もあります。

 たとえば霧が濃い状況では、ハイビームにするとライトの光が霧の粒子に乱反射してしまい、視界が真っ白になります。そのような場合はロービームに切り替えて霧の粒子が薄い手前側を照らして、センターラインや先行車のテールランプを目安にしながら速度を抑えて走行します。

 またここ10年ほどで国内でもバスやタクシー、トラックなどの業務用車両で青色のLEDを使った「デイタイムランニングランプ」(昼間走行灯)の装着が増えています。これは相手に自車の存在を認識させるもので、ヨーロッパでは装着と使用が義務化されています。日本で認可されたのは2016年と遅く、今後は増えていくものと思われます。

 国土交通省も交通事故のない社会を目指して、交通政策審議会陸上交通分科会自動車部会技術安全ワーキンググループを開催し、その報告書に示された方向性に沿った安全基準の強化や拡充、先進安全技術の普及などを推進しています。

 新型の乗用車は2020年4月から、継続生産車は2021年10月から、周囲の明るさが1000ルクス未満の場合には、すれ違い用前照灯(ロービーム)の2秒以内の自動点灯を義務付けていますが、これも薄暮時のヘッドライト点灯を早めることやトンネルに入った時などのヘッドライト点け忘れをなくし、他交通からの認識を容易にして交通事故を防ぐためのものです。

 また、最近ではハイビームを自動的に調整して夜間の視界を最大限に確保する次世代型ヘッドライトが登場しています。「オートハイビーム」や「ALH」などと呼ばれており、走行中にカメラで前方の状況を検知して、夜間など暗い道では自動でハイビームに切り替え、前走車や対向車を検知するとロービームに切り替えてくれるものです。

 ただ、ハイビームとロービームの自動切り替え制御には限界がありますので、ドライバーは周囲の状況を確認しながら必要に応じて手動で切り替え操作を行う習慣をつけておく必要があります。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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