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業界ニュース 2018.12.17

スタッドレスタイヤ装着のタイミングは? どのくらい使ったら寿命を迎えるか

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■スタッドレスタイヤの「スタッド」とは?

 日に日に深まる冷え込みが、本格的な冬シーズンの到来を感じさせます。地域にもよりますが、冬用の「スタッドレスタイヤ」への交換が進んでいることでしょう。

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 降雪地域以外の方は「年に数回しか降らない雪のために何万円も払いたくない」と考えているかもしれませんが、東京都心部でも2018年の1月には20cm以上の積雪を記録しました。ドライバーが慎重に走行しても夏用タイヤでは限界がありますから、事故回避のためにも万一の備えは必要かもしれません。

 とはいえ、極力コストは抑えたいという方のために、スタッドレスタイヤの装着タイミングなどについて紹介することにします。

 まず、スタッドレスタイヤについてですが、冬用タイヤの主流になる以前は「スパイクタイヤ」というものが存在していました。タイヤのグリップ面に金属製の鋲(びょう)が装着されていて、凍結路でも駆動や制動時に安定した走行ができるのが特徴でした。

 しかし、積雪のないアスファルトやコンクリート舗装路で使用すると、スパイクが道路を傷めるだけでなく、目、鼻、のどの疾病や気管支喘息を悪化させるなどの健康被害を引き起こす「粉塵」を発生させてしまうことから、1990年6月に施行された「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」により使用が規制されました。

 この流れを受けて「スタッド(スパイク)のないタイヤ」であるスタッドレスタイヤが、いまでは冬用タイヤの主流となっています。

 スタッドレスタイヤは、タイヤのグリップ力を発揮しづらい積雪路や凍結路でも、夏用タイヤに比べて駆動や制動、ハンドル操作時に安定した走行ができます。

 路面に接地するトレッド面のパターンが夏用タイヤに比べて細かく刻まれているだけでなく、柔らかさや硬さなどのタイヤの特性を決める「コンパウンド」と呼ばれるゴムの成分も、低温でもゴムにしなやかさをもたせることが出来る素材を使っています。

 言い換えれば、真夏にスタッドレスタイヤのままで走行していると、必要ない性能を無駄に消費して摩耗を速めてしまうことにもなります。

■スタッドレスタイヤ装着のタイミング、寿命は?

 なるべく適切な時期にスタッドレスタイヤに交換することが、有効に使えることになりますので、タイヤ販売店にスタッドレスタイヤの装着タイミングについて聞いてみました。

──スタッドレスタイヤはいつ頃の装着が良いでしょうか。

 日本は南北に長いだけでなく高低差も大きいため、地域ごとに道路状況が異なります。基本的には雪が降り出す約1か月前を推奨していますので、東京では12月初旬から中旬の交換がオススメです。

 また、タイヤ表面の油や汚れを取り除き、トレッドを路面に均一に接地させるようにするため、スタッドレスタイヤは“慣らし走行”をお願いしています。

 新品タイヤではメーカーが推奨する200km程度、2年目の使用でも数十キロほどを走ってもらい、晴天時以外でのフィーリングも確かめてもらえれば、より安全にお使いいただけると思います。

──スタッドレスタイヤから夏用タイヤに戻すタイミングを教えてください。

 その年によりますが、気象庁が発表している“平年値(霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日)”を参照すると東京は3月半ばですので、おおよそ3月いっぱいはスタッドレスタイヤでも良いのではないかと思います。

※ ※ ※

 通常10月ごろから、スタッドレスタイヤの早期割引セールの広告などを見かけることも多くなりますが、東京で12月に交換すると想定すると、だいぶ早すぎる印象があります。早期割引についての事情についても販売店に聞いてみました。

「早割セールの一番の理由は、早めにお客様を捕まえることですが、“冬なのでスタッドレスに交換しないといけませんよ”と知らせることも目的のひとつです。

 消耗の早いスタッドレスタイヤを早めに装着させて、寿命を縮めたいのだろうと思うお客様もいらっしゃるかもしれませんが、雪が降り出してからではタイヤ交換のご依頼が殺到してしまい、ご要望に即時対応できないことも毎年のように起こっています」(タイヤ販売店)

 かつては、製造から1年以上経っている輸入スタッドレスタイヤを、早期割引として販売している業者などもあったようですが、現在では大手タイヤメーカーのほとんどは新しく製造したタイヤを販売しているとのことでした。

 また、スタッドレスタイヤ選びについては「スタッドレスタイヤは各タイヤメーカーが研究を重ねていて、30年以上前から毎年進化していますので、可能な限り新しいものを選んでもらいたいです。

 コンパウンドの特性から考えても、製造から時間が経っているものは性能が落ちています。また、日本の道路事情に精通している国内メーカーのスタッドレスを選んでいただくのが良いと思います」とアドバイスいただきました。

 続けて、スタッドレスタイヤの寿命については「メーカーやタイヤのタイプ、夏の保管状況にもよりますが、3シーズンが限界だと思います。

 残り溝が十分にあるからと長く使い続ける人もいますが、硬化したタイヤでは単なる雪道は走行できても凍結路では役に立ちません。東京でも雪が降った翌日には、踏み固められた雪で氷になっている場所も多いですから、注意してください。

 それと、オールシーズンタイヤとして販売されているものを通年で使用された場合は2年が限度と思ってください」と回答いただきました。

 冬のドライブや急な積雪に備えて、年内にはスタッドレスタイヤを準備するのが良いかもしれません。その際は、メーカーや特性を考慮して、用途に合うものを選ぶようにしてください。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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