■寒冷地で洗車を行うプロが教える、冬場の洗車の注意点とは?
本格的な冬季シーズンを迎え気温の低い日が増えつつありますが、メンテナンスの一環として欠かせない洗車にも冬場ならではの注意点が存在しています。
ガソリンとクルマの「相性」はある? ガソリンブランドごとの品質のちがいは?
そこで寒冷地の代表格ともいえる北海道で、燃料販売や洗車サービスを展開する「北海道エネルギー」に冬場の洗車の注意点について伺ってみました。
――気温の低い際の洗車時にやってはいけないことはありますか?
気温が氷点下の際は、凍結などでボディを傷つける可能性もあるため、基本的に洗車は行わない方がよろしいと思います。どうしても洗車する場合は、ドアが凍結で開かなくなってしまわないようにドア周りのゴム部分の水分除去を徹底してください。また、場合によっては鍵穴に解氷スプレーを吹きかける必要もあります。
――雪道ではクルマのサビに影響するは塩化物入りの融雪剤や凍結防止剤などが撒かれていますが、洗車の際にはどのようなところに気を付ければいいのでしょうか?
タイヤハウス内と車両下部は念入りに洗浄してください。洗車機をご使用になる場合には、下部洗浄などの洗車オプションメニューが有れば追加をオススメします。
――冬場に固形のワックスを掛ける際に注意すべきことはありますか?
凍結を防止するため、可能であれば室内での施工をお勧めします。屋外の場合は可能な限り暖かい時に一度に仕上げず(ボンネット、ドアなど)パーツ毎に分けて施工してください。また、直射日光は避けてください。
――雪道走行時にはどの程度の頻度で洗車すべきでしょうか?
高速道路や国道は凍結防止剤を散布しているため、それらの走行後は洗車することをオススメします。
――冬場にクルマをキレイに保つ秘訣はありますか?
冬季シーズン前にボディーコーティングや下回りコーティングの施工をお勧めします。また、さきほどの回答と重複しますが、下部洗浄機等を設置している洗車機で洗車するのもオススメします。
※ ※ ※
冬のレジャーを楽しむ際には、目的地までの道中で高速道路や国道を走る機会も増える傾向にあるため、塗装などがサビに強い寒冷地仕様以外のクルマでは、下回りの洗浄はとくに重要になります。 また、仮に寒冷地で洗車を行うことになった場合、自信のないユーザーは経験豊富なプロに作業を一任する方がいいでしょう。
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