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【自動車博物館へ行こう】2代目プレリュードのスーパーカーのようなスタイリングに当時の驚きが思い浮かぶ

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【自動車博物館へ行こう】2代目プレリュードのスーパーカーのようなスタイリングに当時の驚きが思い浮かぶ

シティのトールボーイコンセプトから一転、2代目プレリュードはまるでスーパーカーのようなロー&ワイドなスタイリングで登場。1980年代初頭のホンダには新しいことをやってやろうという気概があった。早速、ホンダコレクションホールの1983年式プレリュード XXを紹介しよう。(Motor Magazine 2016年2月号より)

生産台数60万台を超える異例のヒット作に

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1980年代のホンダで、シティとともに忘れられないのが2代目プレリュード。初代プレリュードはシビックをベースにしたパーソナルな2ドアクーペとして登場したが、1982年11月デビューの2代目プレリュードはそのコンセプトをさらに追求。スーパーカーのように低いノーズ、リトラクタブルヘッドライト、端正なノッチバックスタイルで、世界のスポーツカーファンの度肝を抜いた。

初代シティとは対照的なコンセプトだが、その日本車離れしたワイド&ローのプロポーションは若者を中心にもてはやされ、総生産台数60万台以上というスペシャルティカーとしては異例のヒット作となった。

注目は当時のホンダが採用するサスペンションだった。シンプルなトーションビームを使ったかと思えば、この2代目プレリュードでは凝ったダブルウイッシュボーンを採用するなど、話題に事欠かなかった。そこにはスタイリングと走りの両立を求める姿があった。またその一方でABSの先取りなど、ホンダは安全性への取り組みにも積極的だった。

エンジンはデュアルキャブで125psを発揮する1.8L CVCCを搭載。4-2-1-2の集合排気システムを採用し、DOHCに匹敵する吹け上がりの良さを特徴としていた。

1984年10月のマイナーチェンジでドアミラーを採用してさらに人気を高め、1985年6月には160psとした2L DOHC搭載のSiを投入。本革シートを奢ったこのモデルも大ヒットとなった。

FFでありながらフェラーリより低いと言われたノーズのデザインはまさに驚異的で、2代目プレリュードは世界のスペシャルティカーに大きな影響を与えたと言っていいだろう。

発表当時、とくに豪華仕様のXXが大人気だったが、ホンダ コレクション ホールには1983年式のプレリュード XXが展示されている。

ホンダ プレリュード XX(1983年)主要諸元

●全長×全幅×全高=4295mm×1690×全高1295mm
●ホイールベース=2450mm
●エンジン=直列4気筒OHC
●排気量=1829cc
●最高出力=125ps/5800rpm
●最大トルク=15.6kgm/4000rpm
●車両重量=990k(5速MT)
●1983年当時の価格=171万8000円

ホンダ コレクション ホール

ホンダのチャレンジングスピリット、技術の歴史、ものづくりへの情熱が感じられるミュージアム。「ホンダのみんなが何を考えてつくってきたか。みんなのつくったものを皆さんにお見せすればいい。こんな正直なホンダはどこにもないぞ」という創業者本田宗一郎の言葉が発端になって開設された。現在のホンダ コレクション ホールは、ツインリンクもてぎ開業にあわせて、鈴鹿サーキット内にあったコレクションホールを移転する形で1998年3月にツインリンクもてぎの重要な施設のひとつとして設立された。2輪、4輪、レーシングマシン、国内外の良きライバル車など約300台を展示。さまざまな企画展が開催されていて、いつ訪れても新しい発見がある。なお、ツインリンクもてぎへの入場に料金が必要だが、ホンダ コレクション ホールへの入場は無料となっている。

●住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1(ツインリンクもてぎ内)
●入館料:無料(ツインリンクもてぎへの入場に別途料金が必要)
●問い合わせ先:☎0285-64-0341
●アクセス:常磐自動車道水戸北スマートICより約30分(東京方面からのETC専用出入り口のみ)、那珂ICより約40分、水戸ICより約40分/東北自動車道宇都宮ICより約90分/北関東自動車道真岡ICより約50分
●展示車両は入れ替えの場合あり。

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