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業界ニュース 2018.12.5

クルマを買ってから後悔するか、買わずに後悔するか?どちらが幸せになれるか?

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また禅問答みたいなお題が編集部からやってまいりましたよ。いやはや困ったものですね。

クルマを買ってから後悔するか、買わずに後悔するか。確かに悩ましい問題ですね。買いませんか?なんて話が来るとちょっと辛いものです。苦痛というか悩ましいものではないでしょうか。まあ、少しクールダウンさせて、話をやり過ごせばそんな悩みもどこかへ行ってしまいます。しかし後から、ほぼ必ずと言ってよいほど「あのクルマ買っておけばよかった」と思うものです。これがないならば買わなくて正解だった、と断言できるのですけれども。なかなかそうはいかないものです。

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しかしこのお題に対して一つ一つ話を整理し、解決していくとすると、文末のどちらが幸せになれるか?というくだり。これについては一言言わずにはいられません。というのも、そもそもクルマ選びの向こうに幸せがあると思っているのか、ということです。幸せのためにクルマ選びをしているのでしょうか。そりゃ、世知辛い世の中、クルマがあるから救われている、クルマだけが生きがい、励みだという人もあるかもしれません。しかし、それは幸せであるかないかという見地での選択をしているのでしょうか。私はそうじゃないのではないか、と思うのです。幸せになれなくても、このクルマを手に入れたい、と思ってみたり、そんなの関係なく、何の遠慮もなしにおもむろに人生の行く先に立ちはだかる。クルマとの縁とはそんなものなのではないかと思うのです。

まあ、こう考えると芋づる式に、ある、回答とまではいかないまでも、方向性が見えてきます。

そこまでの「ご縁なら行ったら良いじゃないか」というものです。幸福を望まずに、突如人生の選択を迫るようなクルマが現れたのであれば、たぶん、いろんな状況があなたの主体的な選択を待たずとも、真の縁があるクルマであれば導いてくれるに違いありません。今乗っているクルマが昨日まですこぶる快調だったのに、急に機嫌を損ねだす、とか。気になるクルマと同形車にやたらと街で遭遇するとか。はたまた、予算がないと思っていたところで満期を迎える金融商品の存在を「思い出す」とか。マイルドながら、明らかにこのタイミングで、ということは俺に、私に買えと言っているな!としか思えない状況が整い始めたりするのではないでしょうか。そうしたらあらがうことはないでしょう。

でも、クルマ好きは人生のすべてみたいに言いだす人がいます。けれども、クルマです、こういっては何ですが、たかだか。命と天秤にかける話でもないでしょう。大切な人に花やプレゼントを買ってあげてもいいかもしれません。それをも差し置いて買わなければならないのでしょうか、そのクルマ。そう考えるとすっきりする面もあるのではないでしょうか。

そして、その上で、大事なことに気がつきました。買って後悔するのと、買わないで後悔することが同列に語られています、が、フェイズもステージもまったく異次元ではないでしょうか。買ったら後悔してもしなくてもいいでしょう。買わない人は、後悔する資格さえないかもしれません。「そりゃ、あのとき買わなかったんだから、仕方ないよねということに過ぎないのではないか」冷たいようですがそんな風にも感じるのです。

買ったら後悔するどころか、そのクルマが人生を彩ることでしょう。むしろ大航海の始まりであります。買わない人がする後悔の心配。別にやらなければいけないわけでもないのに、SNSの公開設定で悩んでいる人いますよね。あのたぐいの話でアドバイスを申し上げるまでもないことのようにさえ感じてしまいます。

いろいろ、編集部から来た禅問答のようなテーマ。いろいろぐりんぐりんと考えてみて思ったのは、買っていたら「総論、後悔はない。」のではないでしょうか。一方買わないと「後悔する以前」にとどまる気がするのです。

こう考えていくと、せめて後悔できるくらいの選択と挑戦、決断はしていきたいものです。個人的に妙な収まりを感じさせる、教訓が導きだされていて、可笑しいものですね。

好きなら買えばいい。それでも買えないときは縁がないのだ。私はそんな風に考えるようにしています。今私の手元にあるクルマ、買う気もないのにやってきたクルマが続いています。なんで買ったのか、知りません(爆笑)でも、それはそれで楽しいものです。でも、なんとなくあこがれていても一向にご縁のないクルマもある。そういうクルマを無理して買わない方がいいとさえ思うようになりました。

思いを強くすれば必ず乗れる。それがそもそも間違っているのではありませんか?あなたには選択権はないのです。ご縁があったクルマに乗る。乗ってみない?と言われたクルマ。憧れのクルマを観に行ったら、その横で妙に呼んでくるようなクルマ。そういうクルマとのご縁はぜひ軽んじないでください。楽しい思い出、愉快な仲間、かけがえのない時間が、そのクルマのトランクに載り切らないほど、持ってきてくれたりもするのです。

ご縁を断ち切る、そんな思い上がりは許されません。ワインディングロードを一つ交わせば次のカーブがやってきます。ブレーキを踏むでしょう、ステアリングが大地を蹴上げる感触を伝えるでしょう。そんな風に、その先にあなたが乗るサダメのクルマはいるに違いありません。

交通の流れ、トルクバンド、そしてやってきたクルマのご縁の3つは、カーガイが抗ってはならないものなのです。ちゃんと身をゆだねて、楽しいカーライフを。自戒も込めてそう思うわけでございます。

[ライター・画像/中込健太郎]

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(CL 中込 健太郎)

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