現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ポルシェ新型911がロサンゼルスでワールドプレミア!──先進性を高めた8世代目

ここから本文です

ポルシェ新型911がロサンゼルスでワールドプレミア!──先進性を高めた8世代目

掲載 更新
ポルシェ新型911がロサンゼルスでワールドプレミア!──先進性を高めた8世代目

現在開催中の2018ロサンゼルスオートショー(2018年11月30日~12月9日)で、ポルシェの新型「911」が発表された。歴代911を従えるようにステージから姿をあらわした8世代目の911には、「タイプ992」のコードネームが与えられている。

新型のトピックは、パワーアップと装備のアップデートだ。リアに水平対向6気筒エンジンを搭載し、後輪あるいは全輪を駆動するレイアウトは、今回も守られた。そのうえで、エンジン性能は向上し、かつ各種安全運転支援システムを搭載した。

メンテナンス費用に泣いた964型911 カレラ4 ── ベスト・ポルシェはコレだ! 第1回 河村康彦編

「911カレラS」および「911カレラ4S」が搭載する、3.0リッター水平対向6気筒ターボエンジンは、燃料噴射システムや給気冷却システムを改善したほか、ターボチャージャーのレイアウトを見直したという。結果、最高出力は、プラス30psの450psを誇る。また、トランスミッションは、新開発の8段デュアルクラッチ式だ。

エンジンパワーアップにともない動力性能も向上している。静止から100km/hに到達するまでの時間は、後輪駆動の911 カレラSが3.7秒、全輪駆動の911 カレラ4Sが3.6秒だ。従来モデルに比べ、両モデルとも0.4秒速い。また、オプションの「スポーツクロノパッケージ」を選ぶと、さらに0.2秒速くなる。ちなみに、最高速度は911カレラSが308km/h、カレラ4Sが306km/hだ。

新型のエクステリアについては、プレスリリースで「エクスクルーシブなスポーツカーのベンチマークを、ふたたび確立する新型911は、ポルシェのデザインDNAに対する紛れもない忠実性を示す」と、うたう。

フロントフェンダーと一体化した楕円の2灯式ヘッドランプが特徴のフロントまわりは、誰が見てもすぐポルシェ911とわかる。いわゆる“ファミリーアイディティティ”を大事にしているのだ。また、リア・フェンダーはさらに張り出しが強調されており、パワフルでグラマラスだ。

インテリアは大きく変わった。「1970年代の911モデルを想起させる」とうたうデザインではあるが、多くの先進装備がそなわる。たとえばメーターパネルは、回転計が中央にあるレイアウトこそ継承しているものの、一部メーターはフルデジタルだ。

インパネ上部にあるインフォテインメントシステム「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)」のセンタースクリーン(10.9インチ)は、新型911の先進性をわかりやすく主張する。

先進安全装備も充実した。ひとつは911初採用の「ナイトビジョンアシスト」だ。熱探知カメラが夜間の見えにくい人や動物を検知し、必要に応じて衝突回避システムを作動する。

もうひとつは、新開発の「ウェットモード」だ。雨天時の走行安全性を高めるシステムで、クルマが路面の水を検知すると作動する。横滑り防止装置などの制御システムが最適化され、安定性を高める。

なお、自動ブレーキシステム「ブレーキアシストシステム」は標準装備。ACC(アダプティブクルーズコントロール)も選択可能だ。

日本仕様の詳細は未定。少なくとも販売開始は来年以降だ。

こんな記事も読まれています

2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
GQ JAPAN
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
バイクブロス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
レスポンス
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
AUTOSPORT web
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
LE VOLANT CARSMEET WEB
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
Webモーターマガジン
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
くるまのニュース
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村