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業界ニュース 2018.11.28

金属orゴム製? それとも布製? 正しい自動車のタイヤチェーンの選び方とは

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 取り外しを含めた使用頻度で選択するのが正解

 2018年11月15日、国土交通省は気象庁が警報を出すレベルの大雪の際、スタッドレスタイヤの装着車を含む、すべてのクルマにタイヤチェーンの装着を義務づける方針を発表した。この冬は全国で20区間がその対象になるが、来年度以降は200区間に広げる予定になっている。昨シーズン、福井県の国道8号線などで大雪による大規模な立ち往生が発生し、それらの経験を生かしての対応策だが、今冬はこれまで以上にタイヤチェーンに注目が集まるはずだ。そこで今回は、タイヤチェーンの選び方をおさらいしておこう。

    スタッドレスタイヤ全盛時でもタイヤチェーンが消えない理由とは

 その前に、まずスタッドレスタイヤとタイヤチェーンの違いについて説明する。スタッドレスタイヤは雪のない路面や高速道路、降雪路までオールマイティに使えて便利。とくに圧雪路でその性能を発揮する反面、新雪や凍結路、ミラーバーンなどではあまり得意ではないため、長い坂道では不安になることも……。

 一方、チェーンは脱着の手間や乗り心地の悪さ、ノイズなどデメリットがあるが、新雪や凍結路、豪雪には強い。もしもに備えて、非積雪地域の人もチェーンはワンセット持っていたほうが安心だ。

 さて、そのチェーンには大きく分けて3つのタイプがある。

・布チェーン

 まずは、最近話題の布製チェーン。ミシュランが開発したテキスタイルネットタイプ「イージーグリップ」や、ノルウェーの「オートソック」などが代表。ポリエステルなどの特殊な合成繊維でできていて、タイヤに被せるだけなので、脱着が非常に簡単。雪道でもアイスバーンでもかなりのグリップを発揮する。価格も一台分1万円以下ぐらいで手ごろで、軽くてコンパクトで収納性も抜群。乗り心地やノイズも優れているが、耐久性が低いのが難点。

 もうひとつ、「チェーン規制については各地方自治体や警察官等担当者の認識により異なります、場合によっては通行できないことがありますのでご注意ください」という但し書きがあり、チェーン装着義務の道では、チェーン扱いにならない可能性も……。ただし、いざというときのバックアップアイテムとしては、かなりおすすめできる。

・非金属性チェーン

 ゴムや樹脂などを素材にした非金属タイプのチェーンも年々性能が向上している。メリットは装着のしやすさと乗り心地の良さ。滅多に雪道は走らないが、スキーや帰省の際に夏タイヤ+チェーンという用途に適している。

 スパイクピン付きなら、アイスバーンでもグリップ力は高く安心度も高い。ワンタッチで装着でき、振動や静粛性、快適性の良さが強味。かつては金属チェーンより耐久性が劣るといわれていたが、技術の進歩で金属製に勝るとも劣らない製品も多い。欠点は折りたたみづらいので収納性が悪いことと、価格が高いこと。だいたい2万円前後のものが多い。

・金属チェーン

 今も昔もタイヤチェーンの主力といえば、金属製。かつてはラダータイプのものが多かったが、最近は縦方向だけではなく、横滑りにも強いダイヤモンドパターン(亀甲型)のほうが評判がいい。耐久性が高く、低コストなのが金属チェーンの長所ではあるが反面、振動・騒音・乗り心地の面では不利。乾いた路面も苦手で小まめな脱着が必要で、速度の上限が低いものも少なくない(MAX30~50km/h)。

 ただし、金属チェーンも進化しており、ワンタッチで装着できたり、フィット性がよく、快適性がよくなっているものも増えてきている。金属チューンか非金属チェーンにするかは悩みどころだが、長距離かつ使用頻度が低ければ、非金属。移動距離は短いが、仕事などで使用頻度が高く、夏タイヤがベースという人は、金属チェーン。非積雪地域のエマージェンシー用なら布製チェーン。こんなイメージを目安にしたらいいのではないだろうか。

 その他のチェックポイントとしては、まずはサイズ。適合サイズ・クリアランスはしっかり調べて、ジャストフィットするものを選ぶのは基本中の基本。

 次に取り付け難易度。チェーンの脱着に慣れていない人にとっては、最重要項目のひとつ。少々高価でもとにかく簡単に装着できるものがありがたい。事前に動画などで装着方法を確認し、雪道に行く前に一度脱着の練習をしておくことが肝心だ。

 また、一部の金属チェーンなどには装着後、増し締めが必要なタイプもあるので、面倒なことが嫌いな人は、購入時に増し締め不要なチェーンからチョイスしておくようにしよう。もうひとつ、JASAA(一般財団法人日本自動車交通安全用品協会)の認定があるかどうかも目安のひとつ。JASAAの認定チェーンは、600km以上の耐久性や関越トンネルを装着したまま走行できるといったことが確認済み。

 そしてチェーンの装着位置は、必ずクルマの取扱説明書で確認すること。FRは後輪、FFは前輪と駆動輪につけるのが基本だが、厄介なのは4WD。4WDはFFベースかFRベースかで、チェーンを取り付ける位置が違うので気を付けよう。最後にチェーンの寿命について。チェーンの寿命は5年が目安(布製チェーンは別)。管理や走行距離次第ではもっと短くなるので、シーズン前に点検&メンテナンスも忘れずに行いたい。

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(WEB CARTOP 藤田竜太)

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みんなのコメント

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  • pla*****|2018/11/28 08:41

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    基本的には、12月から翌年3月末まで
    スタッドレスタイヤの装着を強制しない限りダメですな。
    お金が掛かるから、と言いながら用意しないアホが万が一に乗り捨てしたりするし
    こうした非常識な人間は、自動車を運転する資格が無いからね。
    最低限、夏タイヤなら、タイヤチェーンくらいは必携でしょ?
    車は、燃料さえ補給すれば走る、と勘違いしている輩が多すぎるから。
    便利だが、降雪で立ち往生したら迷惑な事はわかりそうだが
  • qyn*****|2018/11/28 09:32

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    ラダーチェーンは、普段から乗っていないと
    タイヤがロックされて
    全くチェーンの意味が無くなる。

    タイヤを回して、減速させる技が必要。
    そこまで分かってるのかなあ。

    あと、夏タイヤでスキー行くのは危険。
  • hag*****|2018/11/28 10:08

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    私が免許を取った時は、教習所でチェーン装着の実習がありました。まぁあの当時は金属チェーンしかなかったから、皆が一緒にそれを覚えればよかったわけですから。
    金属チェーンは何コマか余るから、ぶらぶらしないように針金で縛り付けるのが必須。それと予備のゴムベルトを積んでおくのが肝要ですね。
    スタッドレス履いてても道路状況により金属チェーンを装着しなければならない場合があります。今度の規制ではそれを法制化しようってことでしょう。

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