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業界ニュース 2018.11.22

やっぱりSUVはアメ車がイイ! と、思う1台だ──キャデラック エスカレード試乗記

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キャデラックが「フルサイズ・ラグジュリーSUV」とうたうのが「エスカレード」だ。全長5195mmのボディを持つ3列シートの7人乗りで、6153ccのV8エンジンにパートタイム4WDシステムを組み合わせる。

“スタイリッシュ”といった言葉がランドローバー レンジローバー・ヴェラールのためにあるとすれば、エスカレードのスタイリングは対極だ。ちゃんとしたスタイリストが仕事をしているのかどうか……と、思うほど武骨なデザイン。「このエンジンで、このシャシーで、このパッケージングで……」と、“スペックを組み合わせたら、こんなスタイルになりました”と、言わんばかりだ。

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私はそんなエスカレードのデザインが大好きだ。ボンネットからサイドウィンドウ下端を通り、リアまでつながるショルダーラインの力強さと、特徴ある縦長のLEDヘッドランプが個性を際立たせる。

しかも、居住性は相当高く、広く使い勝手に優れたラゲッジルームなどを見ると、エスカレードのデザインは“究極の機能美”と、言ってもいいのではないかと思う。

とりわけラゲッジルームは、サードシートを立てたままでも433リッターの容量を確保しており、格納すれば1460リッターまで拡大出来る。そういえば、牽引用の速度コントローラーも備わっていた。なるほど、アメリカでは使い倒してナンボのクルマなのだ。

インテリアも実用性重視だ。ただし、最新機能も多数備える。「XT5クロスオーバー」など最新キャデラックと共通のインフォテインメントシステムをはじめ、各操作類のほとんどはタッチ式だ。マテリアルも上質なレザーをふんだんにあしらう。快適なうえにモダンである。

それでも、今や懐かしいコラムシフトレバーなど、随所に”道具感”は残る。ただし、あらためてそんな道具に触れると操作が楽しかったりもする。たとえばコラムシフトレバーも、ギアをドライブレンジに入れた際の独特な手応えとともに、車両がぐっと前に出ようとする感覚は懐かしい。大きなエンジンのクルマに乗っていることを、あらためて感じられて嬉しい気分になる。

走りはトルクのかたまりである。623Nmの最大トルクが(意外にも)4100rpm といった高めの回転数で発生する。形式はOHV。アクセルペダルを踏み込んで加速していく際の気持ちよさは、ちょっとしたスポーツモデルの高回転型エンジンに通じるフィーリングがあり、私はこの設定に「上手いなぁ」と、感心した。なお、普段は軽いアクセルワークで充分すぎる加速感が味わえるし、ハンドリングは想像するよりトロくない。思いのほか、スポーティなのだ。

大トルクのクルマを運転するのは、なかなか楽しい。楽チンに走れるのはもちろん、それなりのペースで走る際も、加速やコーナリングを微妙なアクセルの踏みかげんで調整するのは“ファン・トゥ・ドライブ”だ。

駆動方式は4WD。「2H/AUTO/4H/4L」の、駆動切り替えモードがある。キャデラックはこれを「セレクタブル4WDシステム」と、呼ぶ。普段は優秀な「AUTO」モードに任せておけば十分だ。

シャシーはサスペンションの接地性を考えて、本格クロカン4WDが多く採用するセパレート型だ。多少の“ゆっさゆっさ”感は、オフロード主眼で開発されているので致し方ない。

それでも「マグネティックセレクティブライドコントロール」と呼ぶ、磁性流体による減衰力制御をダンパーに組み込んだ足まわりによって、市街地でも違和感ない走りだった。

ちなみに、見晴らしのいいドライビングポジションにくわえ、360°カメラや超音波センサーなどドライバーをサポートする最新装備を多数搭載するので、日本の市街地でも驚くほどズムーズに運転できた。左ハンドル、全長5195mmと聞くだけで多くの人はビビってしまうかもしれないが、そこまで気にせずとも大丈夫だろう。

もし私が自ら乗るなら、ボディカラーはブラックもいいが、ホワイトやレッドも捨てがたい。1000万円を越すクルマではあるが、少しボロっちくなって、ヤれてくるとよりよいクルマに見えてきそうだ。男の靴と同じである。そんな”夢”を見させてくれるのもエスカレードに惹かれる魅力ではないか? と、試乗後に思うのであった。

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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