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業界ニュース 2018.11.22

ヴェルファイアに対抗のオラオラ顔へ 三菱「デリカD:5」12年ぶりのビッグチェンジ

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■フルモデルチェンジではなく、大幅改良となった三菱 新型「デリカD:5」

 今年で誕生50周年を迎える三菱「デリカ」。現行型の「デリカD:5」は2006年に当時し、12年目を迎えるロングライフモデルです。

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 以前から“そろそろ新型が出るのではないか?”と噂されていた「デリカD:5」ですが、今回ビッグマイナーチェンジと言われる大幅改良を受けた新型モデルをお披露目。三菱は、2018年11月21日から予約受注を開始すると発表しました。

 メデイア向けに開催された事前撮影会では、さまざまな改良点の説明を受け、プロトタイプとなるモデルが展示されていました。

 新型「デリカD:5」は、標準車となる「デリカD:5」とプレミアム感漂う外観の派生車「デリカD:5 アーバンギア」という2つのタイプが存在。パワートレインは、2.2リッターディーゼルエンジンに新開発8速ATを組合せた仕様のみの展開となり、従来設定されていたガソリンエンジンモデルは旧型車のラインナップとして販売を継続。

 新型モデルにガソリン仕様を無くした理由について、商品企画担当の渡邉氏は、「デリカD:5は、2006年にガソリンモデルのみで登場しました。その後、2012年にディーゼルモデルを投入し、年々ディーゼルを購入されるお客様が多くなり、2017年には購入者の約95%がディーゼルを選ばれ、高く評価されています。そのような背景も踏まえて、大幅改良ではディーゼルのみラインナップする形となりました」と述べています。

 ボディサイズは、全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、旧型に対して全長+10mm、全高+5mmと若干変更。最低地上高は、旧型の210mmから185mmと下がっていますが、ライバル車と比べると悪路走行でも余裕のある数値です。

 基本的なスペックでは、そこまでの変化はありませんが旧型モデルとの違いを大きく表す部分として、デザイン変更が挙げられます。

 新型「デリカD:5」のデザインを担当した大石氏は、「独自のオールラウンドミニバンの特徴を継承し、上質感を高めることを目指しました。フロントデザインは、旧型の“唯一無二のSUVミニバン”という部分は継承しつつ、SUVの力強さを高めるため、三菱のデザインコンセプト『ダイナミックシールド』をもとに、特徴的な縦型ヘッドランプを採用するなどライトまわりの部分はだいぶ力を入れています。

 また、内装もパネル自体を新しくして、外観と同様に上質感を高めるようにデザインしています。特にフロントフェイスについては、社内でもさまざまな議論がありました。ただ、このデザインに至るまでコンセプトカーやインドネシア生産の『エクスパンダー』というクルマにこのデザインを採用しましたが、不評な声より好評な声が多かったこともあり、『デリカD:5』でもチャレンジしました。今後も新世代モデルは、ヘッドライトをバンパーに配置したフロントデザインが続くと思います」と話します。

■多様化するニーズに応えるための大幅改良

 新型「デリカD:5」は、旧型モデルに比べて車内にいる際に聞こえる外部からの音が気になりません。さらに、ハンドルが軽くなっているために、旧型モデルのような車体の重さを感じず、走り出しもスムーズな加速をするという印象を受けました。

 走行性能や運動性能の改良点について、開発担当者の尾崎氏は、「今回の変更点では、エンジンを低圧縮化などの改良を施すことによって、旧型に比べて静粛性を40%向上。トランスミッションを新開発の8速ATにしたことで、走行性能や静粛性の向上に寄与しています。また、パワーステアリングを油圧式から電動式に変更したことで、より軽くダイレクト感が増しています。そのほか、多少の重量増加にともないサスペンションも改良しました」と説明。

 実際に、旧型モデルのオーナーからは、「悪路走破性」に関しては高く評価されている一方で、安全装備、質感、静粛性においては、改善の要望があったそうです。

 商品企画担当の渡邉氏は、「三菱の先進安全技術『e-Assist』の採用により新型モデルを『サポカー』に対応したほか、キーロックのわずらわしさを解消する『クローズ&ロック機構』も新たに設定しています。また、『デリカ』は独自のポジションを築いていますが、アウトドア色が強くユーザーを限定しているという一面もあったので、“高級感・オシャレ感・洗練性”を求めるユーザー向けに派生車の『アーバンギア』というモデルも展開します」と話します。

※ ※ ※

 2006年の登場から約12年という三菱「デリカD:5」。唯一無二のポジションを築けた分、多様化するニーズによる弱点があったそうです。また、最近の売れ筋車種では、日産「セレナ」やトヨタ「ヴォクシー/ヴェルファイア」などのミニバンや、マツダ「CX-8(ディーゼル仕様)」といったSUVモデルの存在が、大幅改良を行う背景にあったと予想できます。

 また、「デリカD:5」の電動化について、開発担当者の尾崎氏は、「PHEVの要望があるのは理解しています。しかし、基本設計やバッテリースペースの関係で難しい部分があります。また、いまの『アウトランダー』に搭載しているようなシステムを『デリカD:5』に組み込むと価格面や重量面で合わないこともあり、今回はそこまで踏み込めませんでした。しかし、世の中の流れが電動化に向いているので、継続検討していきたいです」と語りました。 【了】

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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