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業界ニュース 2018.11.22

時代を超えて愛される名車ヤマハ「SR400」 カスタムのトレンドは「初期型回帰」!?

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■変わらないのがSRの魅力。とはいうけれど……

 11月22日、ヤマハから発売されるSR400は、今回のフルモデルチェンジで5代目となります。一般的にモデルチェンジといえば、そのデザインを大きく変えるのが当たり前ですが、しかし、SRはその真逆。モデルチェンジをいくら繰り返そうとも、1978年に発売された当初の基本的な骨格はそのまま保たれています。

    2ストロークのヤマハ 「RZ」は熱狂的時代の象徴だった

 初期モデルが登場して以来、どれだけ年月が経とうとも、シングルクレードルのオイルインフレームに空冷4ストロークSOHC2バルブエンジン、ティアドロップ型燃料タンクやワイヤースポークホイール(初期型にキャストホイール仕様がありましたが)の組み合わせを頑なに貫いてきました。

 しかし、初期型が発売されてから40年という年月が経過した今では、現行モデルと初代モデルがまったく同じというわけではありません。SRはこれまで5回のフルモデルチェンジを行い、幾度となくマイナーチェンジも繰り返されています。じつは「変わらない」と言われているSRもいろいろと変更されているのです。

 よく知られている変更箇所は[c1]燃料タンクの形状で、初期型では通称「ナロータンク」と呼ばれる、現行よりも幅の狭いスリムなタンクが採用されています。また、フロントホイールにしても初期型は19インチで、ブレーキはディスクタイプ。それが1985年のフルモデルチェンジ(2型)では18インチ+ドラムブレーキに変更されました。

 この組み合わせは2000年まで(SR500は1999年で生産終了)続き、「SR=フロントドラムブレーキ」とイメージされる方も多いのではないでしょうか。ちなみに現在の18インチ+ディスクブレーキの組み合わせは2001年からとなります(3型)。

■フューエルインジェクションの採用で様々な箇所を変更

 2010年からは吸気システムにフューエルインジェクション(F.I.)が採用されます(4型)。見た目はそれ以前とほとんど変わりませんが、燃料タンクは底面がごっそり変わり、キャブレターモデルとの互換性は皆無。シートも取り付け部分が変わった他、シート下にはフューエルポンプが設置されたので、サイドカバーも形状を変更しています。

 そして今回のフルモデルチェンジ(5型)では、さらに厳しくなった排出ガス規制に適合すべく、キャニスター(不完全燃焼ガスなどを大気中に放出しないように吸着する大気汚染防止装置)の採用やECUの装着場所変更などによるシート取り付け部の変更などが行われましたが、やはり見た目はSRそのもの。ファンにとってはホッと一安心のモデルチェンジといえるでしょう。

 さて、前置きが長くなりましたが、今回の本題はそんなSRの歴史ではありません! SRカスタムの最新トレンドがテーマです。

■高年式SRを使って、1970年代当時のスタイルを再現

 SRの魅力のひとつに、さまざまなスタイルにカスタムできる懐の深さがあります。シンプルな空冷単気筒エンジンを搭載するこのモデルをベースにしたカスタムとしては、古くは1960年代に欧州でカフェに集まる街道レーサー達から始まったスタイル“カフェレーサー”や、オンロード走行をメインにしつつオフロード走行も意識した“トラッカースタイル”が大流行。

 また、エンジンや足周りをチューニングした“ハイパフォーマンス・スタイル”は時代を問わず、多くのSRユーザーに支持されています。また、最近ではハーレーなどで多く見られる“チョッパー”や“ヴィンテージモトクロッサースタイル”も人気。まさに変幻自在、オーナーが描く理想のスタイルに変えられることが、SR人気を支えているのです。

 そして最近、SRユーザーの間でトレンドとなっているのが「初期型スタイル」や「70年代ルック」といわれるカスタムです。これは主に2001年式以降の高年式モデルを使って初期型レプリカ、もしくは純正度を高めた70年代風カスタムを作るというもので、基本骨格は同じといえども、モデルチェンジを繰り返すことによって徐々に変わってきた現行SRを「元の姿」に戻そうというのです。

■最近流行の「初期型スタイル」や「70年代ルック」のSRカスタムとは?

 それまではSRのルックスをがらりと変えるカスタムが人気だったのに対し、初期型スタイルでは、“本来のSRらしくする”のがポイントです。たとえばここに紹介しているSR400は僕の愛車で、2014年式。吸気システムにF.I.を採用した4型です。

 一見するとほとんど変わっていないように見えますが、ハンドルバーはカワサキ・マッハ3のレプリカタイプで、アップタイプだけど絶妙な前傾姿勢とすることで、当時のスポーツバイクらしいライディングポジションを再現。  シート周りに関しても表皮とタンデムベルトを変更することでクラシカルイメージを高めた他、70年代の雰囲気を作り出す最大のポイントとして、フロントホイールの19インチ化も行っています。

 他にも細かいパーツを初期型や低年式のものに交換することで、「どこからどう見てもSRだけど、なんだか純正よりも重厚な雰囲気が漂う」……そんな印象を与えることに成功しているのです。  年々厳しくなる排ガス規制や音量規制によって、今や自由なカスタムもなかなか難しい時代。しかも現行SRはキャブレターモデルに比べて、燃料タンクの交換やエンジンチューニングにハードルがあります。

 だけどやっぱり、SRである以上はカスタムを楽しみたい! というのがオーナーの心情。そこで生まれたのが、SR進化の過程で生まれた“隙間”を埋める「初期型回帰」のカスタムスタイルと言えるでしょう。

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(くるまのニュース 佐賀山敏行)

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みんなのコメント

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  • k_t*****|2018/11/22 12:33

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    友人がSRをドノーマルのまますごい綺麗に乗ってる。
    人それぞれ色んなSRがあって本当に面白いバイクだよ
  • fr6*****|2018/11/22 13:01

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    そろそろ寝かせてる初期型SR起こそうかな
  • nan*****|2018/11/22 12:23

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    「初期型にキャストホイール仕様がありましたが」
     ↑
    初期型言うか85年だったかな、スポークホイールになるまではキャストホイールだったよ。
    キャストが使われ始めた頃で、諸事情にてかなり重かった。
    元来SRはダートトラッカーをイメージして企画された車両だけど、最初に出て来たのが所謂アルミタンク+スポークホイールの英車風カスタム。
    これが定番だったけど、その後ストリート系カスタムが出て来るとは想像さえ出来なかった方も多い筈。
    しかしながら初期型風にカスタムとは凄いね、何故ならカスタムSRとは初期型をカスタムする事から全てが始まったから(笑)。

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