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業界ニュース 2018.11.17

クラシックラリーはドMの集まり? だったら北海道を堪能する“ゆるめ”はいかが?──トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ

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クラシックカーラリーに参加する、というと、何だかとてつもなくハードルが高そうなことのように思われる方も多いんじゃないだろうか。

ただでさえ手間のかかる古ぼけたクルマに乗って、週末をたいてい丸々っと使い、否、場合によっては前後の平日も仕事を休んで、嫌がるパートナーをむりやり説得(もしくは暇なクルマ好きをスカウト)し、なんとも閉鎖的にみえるサークルに混じり入って、馴染みのない区間タイム計測競技を行いながら、これまた馴染みの薄いコマ地図を参考にしつつ、ときにドライバーがコドライバーを罵倒し、ときにコドライバーがドライバーを叱咤して、何百kmもの行程を走破する、というものだから。

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途中でエンコでもしようものなら、もう目も当てられない。ただでさえ、オイルとガソリンの臭いと特有のかび臭さに包まれて、オープンカーなら雨漏りと、そもそも屋根のないロードスターなら風雨と戦いながらのドライブだというのに、そのうえトラブルまで抱えて走るとなれば、フツウの神経じゃ楽しめるはずもなく……。

そう、クラシックカーラリーとは、基本、ドMの集まり。やっぱり、ちょっとやそっとでは入っていけそうにない、のだけれども……。そこに、魅力的な道や土地、環境、グルメなんかが加味されたとしたら、どうだろう? 嫌がるパートナーも興味を持ってくれるかも? 加えて、フレンドリーな仲間たちと、ぬるめのオーガナイズにゆるめの車両規定(極端に古くなくてもオッケー)、ギスギスしない程度の競技性、にもかかわらず豪華な賞品も出て、というイベントだったら、未知の世界に踏み込む機会として好適、なんじゃないだろうか?

毎年7月の第2週末を使って、北海道で開催される「トロフェオ・タツィオ・ヌヴォラーリ」は正にそんなイベントだ。初心者から上級者まで、北海道のドライブを楽しみながら気軽にor真剣に楽しめる。

今年の2018年で、都合18回目の開催を果たした。毎年楽しみに参加する常連も多い。もちろん、初めてラリーに参加する人も少なくない。かくいう筆者も、ここ数年、7月のその週末は、このラリーに参加しながら夏の北海道をめいっぱい楽しむことにしている。もちろん、今年も参戦することに。

昨年と同様、札幌在住の友人が家族ぐるみで参加するというので、仲間に入れてもらう。友人とボクが組んでアルファロメオ2600スパイダーに乗り、奥方と娘さんがいすゞ117クーペで参戦するという贅沢さだ。

ラリールートは基本、毎年、変更される。とにかく北海道の魅力を伝えたい、北海道の道を楽しんでもらいたい、というオーガナイザーの思いが、毎年走っても飽きないコース設定に現れている。もう何度も出ているのだれど、地元の参加者でも通ったことのない快適な道がまだまだ沢山あって驚くほかない。

今年のルートはこんな感じだった。

千歳のキリンビール工場を出発し、北上。江別から石狩、ふたたび札幌を経て、小樽が初日のゴール。2日目は積丹半島の海沿いをぐるりとまわり、岩内から山間部に入ってニセコがゴール。そして3日目には真狩から洞爺湖を抜け、苫小牧から再び千歳のキリンビールを目指した。

2日目の積丹半島で信じられないほどの暴風雨に遭遇(屋根のないスポーツカーは大変!)したものの、初日と最終日は晴れ渡り、ちょっと暑いくらいの天候で、北海道の夏もなかなかクラシックカーには辛くなってきたと思わせたほど。それでも戦前から最新まで実にさまざまなスポーツモデルが初夏の北海道を元気に走り抜いた。

ボクはというと、2600ccエンジンを積むアルファロメオの力強さに助けられて、全行程を快調に走り通した、と、言いたいところだが、マイナートラブルに何度か見舞われて、リタイアを覚悟した瞬間も。それでも、ボンネットフードを開けて悩んでいると、イタリア車に詳しい人や、メンテナンス経験者などが駆けつけてくれて、あーだこーだと原因究明、そして応急処置、再び走り出すといった感じで、何とか3日間を走り抜いた。それもまた良い思い出だ。

そう、多少のトラブルを楽しむくらいの心がなければ、クラシックカーラリーなんて、やってらんない。何とか走りぬいたあとには、北海道の旨いメシと酒が待っている。

素晴らしい道、美味しい食事、愉快な仲間たち……もうそれだけで、来年もまたやってきたいと思うのだった。

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(GQ JAPAN 西川淳)

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