■6速トランスミッションを装備した意味とは?
KYMCO(キムコ)は、イタリア・ミラノで開催されたEICMA2018において、EVスーパースポーツ「SuperNEX」を発表しました。
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もっとも注目されたモデルが「SuperNEX」です。KYMCOは近年Ionexに代表されるEVスクーターを数多く発表しています。
今回発表されたSuperNEXは、EV車でありながらクラッチ操作を必要としない6速トランスミッションを装備し、ライダーが適切な出力を選択することで乗り易さが向上します。
また、SuperNEXに採用された6速トランスミッションを使用することで、0-100km/hを2.9秒、0-200km/hを7.5秒、0-250km/hを10.9秒で走行することが可能です。
装備されたKYMCO FEP(キムコ・フルエンゲージメントパフォーマンス)は、タイヤのスライドや加速時のウイリー抑制、荒れた路面や湿った路面でのトラクション性能向上、急なフロントブレーキにより後輪が上がりそうな時でもFEPは作動し貢献します。
SuperNEXは、マシンのサウンドについても考えられています。サウンドは、スーパースポーツモデルには欠かせない要素の一つと考えたKIMCOは、機械の鼓動を伝えるように世界で初めて設計したアクティブ・アコースティック・モーターを採用しています。
アクティブ・アコースティック・モーターから発せられるサウンドによりライダーは、モーターの回転数レベルを把握し、ギアを操作、スロットルの開閉タイミングを決定できます。さらに回転数の上昇と速度が上がるにつれ、ライダーはサウンドの変化を感じることができとマシンの一体感を高めます。
また4種類のパワーモードは、市街地での静かな走行からサーキット走行まで走行環境に応じた走行性能を選択可能にします。
■EVスーパースポーツは新しい時代へ踏み出す事とは?
KYMCOのアレン・コー(Amen Ko)会長は、「残念なことに、今日ほとんどの電気自動二輪車は、ライダーが求めるスーパースポーツがありません。モーター固有の特性は、低中速域で最大馬力に達した後、その後出力が減少するパワーカーブを描きます。その結果、単一ギアのEV車では、一旦所定の速度に達すると、加速の上昇が顕著に消え始めます。さらに、このパワーの欠如は、高速域での加速力と最高速の点でライダーが満足できないことがありました。
SuperNEXはまったく別の話です。6速トランスミッションは、乗り手が車両の最大能力を引き出すためにモーターの最適なパワーバンドを利用することも可能にします。
今日のスーパースポーツオートバイの能力は、ほとんどのライダーのスキルを上回ります。非常に少数の、経験豊かなライダーだけがスーパースポーツバイクの限界を快適に利用することができます。
すべてのスポーツバイク愛好家が自信を持って次のレベルのスキルを習得できるようにするためには、スーパースポーツバイクが最高の安全性、制御力、保証力を備えていなければなりません。そのような心配がない場合にのみ、ライダーはスーパースポーツバイクの大きな可能性を十分に楽しむことができます。
しかし、今日のほとんどの電気自動二輪車は、単純な加速に焦点を当てています。とくにモーターのトルクは非常に大きいため、電動パーツにはすべて適切な電子機器が装備されており、乗り手が安全にその潜在能力を十分に引き出せることが不可欠です。
SuperNEXは、スポーツバイクに乗るライダーが、今後のEV時代においても常に操り易いスーパースポーツを提示します。今日、我々はスーパースポーツの次の時代に着手します」と、語りました。
KYMCOは、スーパースポーツ「SuperNEX」の発売の時期や価格は現在未定です。また、マン島で開催されているレースへの参戦(EV車のみが出場可能なTT Zeroクラス)などはあるのか、今後が楽しみなモデルです。
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