2018年11月15日~18日にかけて、オーストラリアで世界ラリー選手権WRC第13戦最終戦ラリー・オーストラリアが行われる。最終戦を迎えて、トヨタはマニュファクチャラー部門で2位ヒュンダイに12ポイント差をつけてリード、ドライバー部門ではオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組がトップと23ポイント差の3位につけており、両タイトル制覇を狙える状況にある。果たしてどんなラリーとなるか。
舞台はトヨタ得意のグラベル路
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ラリー・オーストラリアはアジアパシフィック地域で開催される唯一のWRCイベント。オーストラリアの東海岸、シドニーとブリスベンの間に位置するサウスウェールズ州のコフスハーバーを基点に、ツイスティな森林地帯のグラベル路で行われる。
オーストラリアの11月中旬は初夏にあたり、過ごしやすい気候が続く人気のイベントとなっているが、一度雨が降ると泥んこラリーとなることでも知られる。
注目は混戦のチャンピオン争い。WRC復帰2年目でタイトル獲得が目の前にあるトヨタがどんなレースを繰り広げるか。現在、トヨタはマニュファクチャーラーズ部門でトップ、ドライバーズ部門でもチャンピオン獲得が可能な位置につけている。
トヨタはラリー・オーストラリアの路面によく似た、ラリーGBやラリー・スペインで好成績を残しており、十分にタイトルが狙える状況だ。
トヨタは最終戦ラリー・オーストラリアに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組の、3台のヤリスWRCで参戦する。
2018年WRCマニュファクチャラーズ選手権 ポイントスタンディング(12戦終了時)
1位 トヨタ(トヨタヤリスWRC)331ポイント
2位 ヒュンダイ(ヒュンダイi20クーペWRC) 319ポイント
3位 Mスポーツ フォード(フォード・フィエスタWRC)306ポイント
4位 シトロエン(シトロエンC3 WRC) 216ポイント
2018年WRCドライバーズ選手権 ポイントスタンディング(12戦終了時)
1位 セバスチャン・オジェ(Mスポーツ フォード)204ポイント
2位 ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)201ポイント
3位 オット・タナック(トヨタ)181ポイント
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