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業界ニュース 2018.11.12

減税なるか!? 注目度上昇中の国産ど真ん中カテゴリー 狙い目車はこれだ!

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 自動車税の減税がいよいよ現実味を帯びてきた。来年度の“減税”案として、経済産業省がまとめた引き下げ要望の内容が明らかとなった。

 現在、自動車税は排気量を基準に概ね500cc刻みで設定されている。その1cc当たりの税額が、なんと軽自動車税並みとすることが検討されているのだ。

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 仮にこの引き下げ案が実現したとすれば、特に買い得感が高まるホットな排気量帯は1501cc~2000cc。

 ここに該当するエンジンを積む車は、コンパクトからSUV、セダンまで多彩なバリエーションがあるほか、ターボエンジン車も多く、動力性能に対する自動車税額で見ると、かなりお買い得感が高まることになる!

文:渡辺陽一郎


写真:編集部

自動車税が軽自動車税並みに安くなる!?

 経産省がまとめた自動車税の引き下げ要望によると、軽自動車と同様に1cc当たり16円に設定する(軽自動車は年額1万800円÷660cc=約16円)。

 そうなると1501~2000ccエンジン搭載車の場合、年額3万2000円になる(16円×2000cc=3万2000円)。今の自動車税は3万9500円だから、7500円安くなるわけだ。

 ちなみに今の自動車税は、1000cc以下が2万9500円、1001~1500ccが3万4500円だから、経産省の案では、2000ccはこの中間的な税額になる。

【スポーツモデル】シビックタイプRは1馬力100円で超買い得

 2000ccエンジンを搭載したスポーツモデルといえば、筆頭に挙がるのはトヨタ86とスバルBRZだろう。

 最高出力は6速MTなら207馬力で、高回転域の吹き上がりは抜群に機敏だ。改良を受けて実用回転域の駆動力も高まった。売れ筋のスポーツカーだけに、自動車税を下げたことによる販売増加の効果も期待できる。

 シビックタイプRは、ターボの装着で動力性能を大幅に高めた。自然吸気(NA)エンジンであれば、4L車に匹敵する。“動力性能に対する自動車税額”という見方をすると、最高出力が320馬力で年額3万2000円になれば、かなり割安だろう。1馬力当たり100円だ。

【SUV】2L級多いミドルクラスはエクストレイルが際立つ

 ミドルサイズのSUVにも、2Lエンジン搭載車が多い。

 CX-5の2Lガソリンエンジンは、前輪駆動の2WD専用で動力性能が少し足りないが、エクストレイルはパワーのバランスがちょうど良い。2LはNAガソリンエンジンと、ハイブリッドの2種類を用意している。

 特にエクストレイルは、後席を含めて居住性が優れ、荷室も広くて使いやすい。そのために子供が就学年齢に達したファミリーユーザーも多い。出費の増える世代だから、自動車税を7500円節約できるメリットは大きい。

 ハリアーは2LのNAエンジンとターボを用意する。ターボは3.5Lエンジンに匹敵する動力性能を発揮するから、性能と自動車税のバランスという意味では割安だ。

 内装は上質で、後席を含めて居住空間も広い。快適性はLサイズセダン並みで、ステーションワゴンの実用性も兼ね備える。そのために価格は高めだが、人気車となった。

【ワゴン】レヴォーグは1.6&2Lターボで減税効果抜群!

 ステーションワゴンの需要は、世界的に冷え込んでいる。

 走行安定性が重視される欧州車には、重心が低いステーションワゴンの設定があるが、日本はミニバンに押されて車種数と売れ行きが減った。北米もSUVが人気を高め、ミニバンとステーションワゴンは品ぞろえが減少している。

 しかし、ワゴンの魅力は健在だ。後方視界が悪化するほど荷物を積まない限り、積載性はセダンのトランクスペースに近いが、走行安定性や乗り心地もセダンに近い。そのためにステーションワゴンは、高重心のミニバンやSUVに比べると、高性能車を成立させやすい。

 レヴォーグはスバル車とあって水平対向エンジンと独自の4WDを搭載して、低重心を十分に生かした走りの良いステーションワゴンに仕上げている。

 エンジンは1.6Lと2Lを用意して、ともにターボを装着する。自動車税の引き下げ効果を得やすい。特に2Lのターボは、自然吸気の4Lに匹敵する動力性能を発揮するから、高性能な割に税額の安い車となる。

【ハッチバック】選択肢豊富ながらインプレッサが好バランス

 インプレッスポーツは、全幅が少しワイドなミドルサイズのハッチバックだ。3ナンバー車となるが、エンジンは水平対向4気筒の1.6Lと2Lを搭載する。自動車税の引き下げ効果を得やすい。

 外観は少し地味だが、最近の車のなかでは後方視界が優れ(先代型に比べると少し悪化したが)、混雑した街中や駐車場でも運転しやすい。

 インパネなどの内装はオーソドックスな形状だが、質感は高く、視認性と操作性も良い。車内は開放的で、後席の足元空間を広く確保した。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半に達する。頭上にも十分な余裕があり、居住性はLサイズセダン並みだ。

 緊急自動ブレーキを作動できる安全装備は、「アイサイトバージョン3」とあって歩行者や自転車も検知できるために安心感が高い。

 一方、アクセラスポーツは排気量が中途半端だ。1.5Lのガソリン、1.5Lと2.2Lのクリーンディーゼルターボになる。2Lはアクセラセダンに搭載されるハイブリッドのみだ。

 カローラスポーツは1.8Lエンジンをベースにしたハイブリッドが該当する。JC08モード燃費は「ハイブリッドG」であれば34.2km/Lになり、燃料消費量も少ない。自動車税が7500円引き下げられると、出費をさらに抑えられる。プリウスにも同様のことがいえる。

【セダン】国産はクラウン、BMWも2Lエンジン車が豊富

 高級セダンの代表とされるクラウンにも、2Lのターボエンジンが用意される。動力性能は3.5LのNAエンジン並みだから、高性能な割に自動車税を安く抑えられる。

 現行型のプラットフォームは、基本部分がレクサスLSと共通化され、走行安定性と乗り心地のバランスも向上した。従来の柔軟な乗り心地は薄れたが、ドライバーが運転の楽しさを満喫できる。

 高性能なWRXは、AT仕様のS4でもターボの装着で最高出力が300馬力、最大トルクは40.8kgmに達する。4Lエンジン並みの性能だから、自動車税が3万2000円であればかなり割安だ。

 走行安定性も優れ、足まわりが柔軟に伸縮するから乗り心地も快適だ。日本車では最も性能の高いスポーツセダンとなっている。

 BMW3シリーズは、2Lエンジンが豊富だ。すべてターボを装着して、320iと高出力の330i、プラグインハイブリッドの330e、クリーンディーゼルターボの320dを選べる。

 今では基本設計が古くなり、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備などに不満を伴うが、ミドルサイズのボディと後輪駆動の組み合わせにより、どのグレードを選んでも運転感覚が楽しい。

 一方、メルセデスベンツ Cクラスは、2Lエンジン搭載車が少ない。C180は1.6Lターボ、C200は性能の高い1.5Lターボとなる。

 2Lエンジンを搭載するのはクリーンディーゼルターボの220dだ。220dはディーゼルらしく実用回転域の駆動力を高め、なおかつノイズを抑えた。

◆  ◆  ◆

 以上のように1501~2000ccエンジン搭載車には、SUVからスポーツカーまで、さまざまな車種がそろっている。特に近年は環境&燃費性能を向上させるため、排気量が2Lを超える多気筒エンジンが減ってきた。ボルボもターボやスーパーチャージャーの装着により、上限を2Lにしている。

これからは上級車種の小排気量化により、2Lエンジン搭載車はさらに増える。自動車税の引き下げが実現すれば、多くのユーザーに喜ばれるだろう。

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(ベストカーWeb ベストカーWeb編集部タカセ)

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