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業界ニュース 2018.11.6

世界中のメカニックが腕を競う…UDトラックス「GEMBA CHALLENGE」

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6日、各国UDトラックスのディーラーメカニックによるコンテスト「GEMBA CHALLENGE」が開催された。各国から選ばれた7カ国12チームのファイナリストが埼玉県のUDトラックス本社に集結し、その整備技術を競った。

◆整備技術だけではないメカニックコンテスト

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GEMBA CHALLENGEは、2年ごとに開催されるいわゆるメカニックコンテストだが、UDトラックスのそれは、単に整備技術だけでなく、フロント対応の知識や部品の知識、電装品の知識など総合的なスキルが問われるものだ。また、この手のコンテストはリージョン単位、国単位で行われるのが常だが、グローバルで競うという点もめずらしい。国や地域によって扱い車両が異なり、法的な規制も異なるからだ。

UDトラックスでは日本や香港などに展開している『クオン』と東南アジアや中東・アフリカで販売している『クエスター』の2車種を公平に整備することで、グローバルコンペティションを実現している。また、評価基準は正しい商品知識に加え、整備、修理することに重点をおいている。試験車両に設定された不具合を見つけ、適切なツールを使い、症状を取り除き所定の性能に戻すことを求められる。

コンテストは今年で3回目となる。全社規模で力を入れているイベントということもあり、新しい取り組みもある。クオンやクエスターの新型をテストコースで試運転ができるプログラム、地元NPOの協力のもと「若竹ホーム」に参加者が訪問するCSR活動、そして、来年UDトラックスに入社が内定している日産自動車大学校の各校の学生30人の「Junior Gemba Challenge」の開催などがそれだ。

◆コンテストは5項目

コンテストの内容は、エンジン(GH11)のタイミングギアまわりの組付け、ECUや電装品の配線図の解読、トランスミッションの不具合箇所の修復、サスペンションの警告ランプの解消、サービススケジュールの組み立ての5項目だ。

エンジンの組み付けは、ボルボ・トラックスグループ共通の業務システムを使い、正しい整備マニュアルにたどり着ければ、GHエンジンを扱ったことがなくても対応できるようになっている。電装品の修理を外注にまかせていると、配線図を読むのが苦手になりがちだが、コンテストでは歯抜けのブロック配線図をホワイトボードに完成させていく。トランスミッションの課題では、クエスターのデフロックが解除できないトラブルを修復する。スキャンツールなどを使い故障箇所を特定し、必要な部品を交換する。サスペンションの課題では、エアサスの警告灯から、トラブル箇所を探し出し修復させる。

サービススケジュールの組み立ては、走行条件(1日の移動距離、時間、使用道路状況)から、エンジンオイル、フィルター類、クーラント、ベルト類の交換スケジュールを組み立てて、顧客に説明する。最適なサービススケジュールは、走行メーターだけでは建てられない。アイドリングが長いのか、高速走行の距離や時間によって、各種の交換サイクルは変わってくる。最近では、必要な条件を入力すると、最適な交換プランを作ってくれるツールやソフトウェアが存在するが、コンテストでは、ツール(ソフトウェア)を使用せず参加者が電卓で計算しながらプランを立てる。顧客から質問されたとき、ツールの操作だけできても答えられないからだ。

◆アフターマーケットの売上が高い日本に必要な現場力

コンテストの加点には関係ないが、コンテスト参加者は新型クオンとクエスターのテストドライブを体験するプログラムもある。新型車のテストコースでのドライブもそうだが、自国で売られていない車両の体験もめったにできない体験だ。音や振動などもトラブルシューティングには重要な要素だ。実際の新型車両を運転することで、メカニックの感性を磨いてもらう目的もある。

UDトラックス ジャパンセールス アップタイム&リテール バイスプレジデント マーティン・ジェレサンド氏によれば、トラック業界では、世界的なメカニック不足に悩んでいるという。その中で、日本はとくにアフターマーケットでの売上比率が高い国だといい、整備品質の向上、稼働時間の向上は顧客満足度を押し上げ、顧客ビジネスを拡大させる非常に重要な事業戦略のひとつと強調した。そのためには現場力高める「GEMBA CHALLENGE」のような取り組みが今後、さらに重要になってくるだろう。

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(レスポンス 中尾真二)

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