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業界ニュース 2018.11.6

3列シートを持つSUV、マツダ「CX-8」と日産「エクストレイル」を室内空間や燃費、価格を徹底比較

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■3列シートのクロスオーバーSUVとして人気の2台

 SUVの中に「クロスオーバー」というカテゴリーがあります。これはピックアップトラックをベースにして荷台にシェル(ハードトップ)を載せたワゴンとは違い、一般的な乗用車と同様にモノコック構造を持った「CUV(Crossover Utility Vehicle)」で、ステーションワゴンやコンパクトカーをベースに4WD化してSUVに発展させたものが該当します。

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 日産は2000年に『200万円の使える4駆』として初代「エクストレイル」を発売。翌年の2001年から2010年まで国内のSUVタイプ乗用車販売台数第1位の座を守り続けただけでなく、オフロードでの高い走破性をアピールして世界中でヒット商品になりました。現行モデルである3代目はルノーと共同開発した車体構造を採用し、新たに設定された3列シート車も加わり、昨今の主流であるオンロード向けのSUVとなっています。

 対するマツダ「CX-8」は、海外向けモデルの「CX-9」の車台を流用し、国内向け3列シート・クロスオーバーSUV最上位モデルとして2017年に発売されました。なお、「CX-8」発売以前に国内のミニバン市場から、撤退を決めていました。

 そのクロスオーバーSUV市場で販売台数2018年上半期No.1の人気となっているエクストレイルと、2018年10月25日に商品改良が発表され、新たなガソリンエンジンが搭載されたばかり(発売予定日は11月29日)の「CX-8」を比較してみたいと思います。

■小回りきくのは「エクストレイル」室内空間は「CX-8」

 オンロードユースが主のクロスオーバーSUVである「エクストレイル」と「CX-8」では、悪路走破性よりも市街地での扱いやすさも大切になるので、やはりボディサイズの比較から始めてみましょう。

「エクストレイル」は全長4690mm、全幅1820mm、全高1730mm、ホイールベース2930mm、最低地上高200mmで最小回転半径5.6mとなります。

「CX-8」は全長4900mm、全幅 1840m、全高1605mm、ホイールベース2610mm、最低地上高200mm、最小回転半径5.8mとなっています。

 ボディサイズがひとまわり大きい「CX-8」は最小回転半径も大きくなり、「エクストレイル」の方が市街地での取り回しには有利になり、とくに駐車場では体感できそうです。

 客室内寸法については、「エクストレイル」が長さ2005mm、幅1535mm、高さ1270mm、「CX-8」は長さ2690mm、幅1540mm、高さ1250mmで、全グレードともに3列シート7人/6人乗りの「CX-8」のほうが広くなっています。「エクストレイル」よりも3列目のシートに余裕があるでしょう。

■両車ともに電子制御により高い走行性能を実現

 最近のクロスオーバーSUVは、走破性だけでなく操縦安定性も売りの一つになっています。「エクストレイル」の4WD車は「インテリジェント 4×4」と呼ばれる電子制御4WDシステムで、各種センサーの情報からコンピュータが走行状態を判断して、前後の駆動トルク配分を100:0のFF駆動から約50:50の4WDに切り替える仕組みになっています。

 対する「CX-8」の4WD車も「i-ACTIV AWD(All Wheel Drive)」と名付けられた電子制御システムで、わずかなタイヤスリップなどをリアルタイムにモニターし、路面状況を予測して駆動力を積極的に自動制御するものとなっています。

 なお、両車ともにスイッチで2WDと4WDを切り替える必要もなく、走破性能と燃費性能を両立させています。

 また、「エクストレイル」は、ハンドルの「舵角センサー」、車両の旋回情報を判断する「ヨーレートセンサー」、車体の加速度を測る「Gセンサー」からの情報をコンピュータが分析して、コーナーリングでの軌跡を予測して安定走行ができるように、自動で前後トルク配分を行なう「ヨーモーメントコントロール」を搭載しています。

「CX-8」もマツダ独自の技術「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」によって、従来は別々に制御されていた横方向と前後方向のG(加速度)を統合的にコントロールすることで、4輪への接地荷重を最適化。

 これまでのスムーズで効率的な車両挙動を実現する仕組みに加え、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)で、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境での安心感の高い動きを実現しています。

■パワーでは「CX-8」が圧倒するも…

「エクストレイル」のラインナップは最高出力147PS、最大トルク21.1kgmの2リッター4気筒「MR20DD型」エンジンに、最高出力41PS、最大トルク16.3kgmの「RM3型」モーターを組み合わせ、JC08モード燃費は20.0km/L(2WDは20.8km/L)のハイブリッド車と、「MR20DD型」エンジン単独で16.0km/L(2WDは16.4km/L)のガソリンエンジン車となっており、すべてのグレードで4WDと2WDが選べます。

「CX-8」は15.4km/L(2WDは15.8km/L)で最高出力190PS、最大トルク45.9kgmの2.2リッター「SKYACTIV-D」ディーゼルエンジンと、11.6km/Lの最高出力230PS、最大トルク42.8kgmの2.5リッター「SKYACTIV-G」ガソリンターボエンジン(4WDのみ)と、12.4km/Lの最高出力190PS、最大トルク25.7kgmの2.5リッター「SKYACTIV-G」ガソリンエンジンの3種類があります。

 一見する「CX-8」の燃費の方が悪いですが、2018年10月から日本で発売されるクルマに表示が義務付けられている「WLTC(Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle:世界的に調整された自動車の試験方法)燃費」の表記となっています。

 WLTC表記では「市街地」「郊外」「高速道路」の3つのモードで構成されるので、両車を数値で比較するのであれば、「エクストレイル」が同様の表記を行なってからのほうが理想的です。

 とくに駆動方式と複数のエンジンバリエーションが選べるクロスオーバーSUVの選択時には、車重も重いのでWLTC燃費の表記の方が参考になるでしょう。また数値スペックだけでなく、実際の走行フィーリングも試乗で確かめてエンジン型式を選んでください。

 パワーについて「CX-8」が圧倒的ですが、「エクストレイル」よりもおおむね200kgから300kgも重いので、実際の加速力は出力ほどの差はないでしょう。

■価格は当然ながら「エクストレイル」が安価ですが…

 価格(以下すべて消費税込)については、まず3列シートでもっとも安価なベーシックグレードで比較します。「エクストレイル」が「20X」グレードの2WDで262万1160円、「CX-8」が「25S」289万4400円です。3列シートのSUVを安価に手に入れたいということでは、「エクストレイル」に軍配が上がります。

 では、4WDの3列シートで安価なモデルはどうでしょう。「エクストレイル」のガソリン車「20X」で282万7440円、ハイブリッド車では3列シートを選択できません。「CX-8」はクリーンディーゼルの「XD」で360万7200円です。

「CX-8」はもはや安価ではありませんが、ディーゼルエンジンであることや車格を考えると仕方ありません。また、「エクストレイル」のハイブリッドで3列シートがないのは、残念です。荷室にバッテリーを搭載するため、これも仕方ないのですが。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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