■トヨタと西日本鉄道が協力し、次世代の交通インフラの実現を目指す
トヨタと西日本鉄道は、目的地までの移動手段の検索から予約、決済までをひとつのアプリで実現する新しいモビリティサービス「my route(マイルート)」の実証実験を2018年11月1日より福岡市で開始します。
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今回発表された「マイルート」は、公共交通(バス・鉄道・地下鉄など)、自動車(タクシー・レンタカー・マイカーなど)、自転車、徒歩など、様々な移動手段を組み合わせてルートを検索し、必要に応じて目的の施設や飲食店の予約・決済までをシームレスに行うサービスです。
この取り組みは、トヨタがアプリと決済プラットフォームの開発・運営、レンタカーの情報提供を担当し、西日本鉄道が自社の運行するバスの位置情報や、同グループの持つ店舗やイベント情報を提供することで実現されました。
国土交通省の発表した資料によると、「マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな“移動”の概念」である「MaaS(マーズまたはマース)」(Mobility as a Serviceの略)にかなり近似した「マイルート」のサービスは、将来的に訪れる可能性のある自動運転とも密接に関係してくると言われています。
トヨタの豊田章男社長が「モビリティをサービスとして提供できる企業に転身する」と宣言しているとおり、10月4日にはソフトバンクとの共同出資会社「MONET Technologies(モネ テクノロジーズ)」の設立、そして10月30日には東京海上日動火災保険と業務提携を結ぶなど、着実に目標の達成に向けて動きを見せている同社だけに、今後の動向からも目が離せそうにありません。 【了】
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