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業界ニュース 2018.10.29

接戦を制し山本尚貴が2度目の戴冠【スーパーフォーミュラ Rd07】in 鈴鹿サーキット

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10月27,28日に三重県鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラ選手権の最終戦となる第7戦で山本尚貴(TEAM MUGEN)がポール・トゥ・ウィン。ポイントランキング3位からの逆転王座を獲得した。

分かれたタイヤ戦略

土曜日に行われた予選では山本尚貴がポールを獲得。1ポイントを獲得し石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)に25ポイントで並んだ。決勝では王道のソフトタイヤでのスタートを選択する。

29ポイントでポイントリーダーのニック・キャシディ(KONDO RACING)は、最終戦のボーナスポイントにより山本に優勝されてはチャンピオンを獲得できない。予選4番手からミディアムタイヤスタートで逆転のチャンスをうかがう。

まさかの予選11番手となってしまった石浦はソフトタイヤを選択。早めにピットインしトラフィックを避け僅かな可能性に望みをつなぐか。

脱兎の如く

ポールスタートの山本は序盤から速いペースで走行し逃げ切りを図る。2番手の山下健太(KONDO RACING)に対して3秒以上のリードを築くとタイヤを労りながらその差をキープする。

山本は19周終了時にピットインしミディアムタイヤへ交換。この時点で見かけ上トップのキャシディとは約15秒差、このままゴールまで一人旅かと思えた。しかし徐々にペースを上げるキャシディはやがてその差を30秒まで広げ、29周を終えてピットイン。山本の後方でのコース復帰となるがここからソフトタイヤでの反撃を開始する。

鬼神の如き

ソフトへ履き替えたキャシディはファステストラップを塗り替えながら山本を猛追。8秒近くあったその差を1周1秒のペースで詰めにかかる。そして迎えたファイナルラップ、両者の差は0.8秒に。

実はブレーキに不安を抱えていた山本尚貴だが、最後まで温存していたオーバーテイクシステムを使いながらキャシディの猛攻を押さえ切りトップチェッカー。総合獲得ポイント38ポイントとなり2位となったキャシディを僅か1ポイント上回りシリーズチャンピオンとなった。

それぞれの想い

2013年以来2度目の王座獲得となった山本尚貴。前回はライバルのロッテラー、デュバルらがWECのため欠場の中でのチャンピオン獲得であり、胸にしこりが残るものであった。今回はニック・キャシディらと1年をフルに戦い、一騎打ちとなった最終戦を制しての王座獲得とあってその喜びを爆発させファンの声援に応えた。

また優勝こそ逃したが、2位、3位にキャシディ、山下がダブル表彰台。これによりKONDO RACINGのチームタイトルが決定した。2000年設立された同チームにとって初のチャンピオン獲得となった。近藤真彦自身としては1998年に全日本F3選手権で監督となってからまさに20年、長い道のりの末に登り詰めたトップカテゴリーでの栄冠。爆発する想いにファンも惜しみない拍手を送った。

(PHOTO:井上雅行)

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(Webモーターマガジン ホリデーオート編集部)

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