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業界ニュース 2018.10.27

ランボルギーニの初代SUV「LM002」って知っていますか?

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ランボルギーニの「LM002」というモデルをご存知でしょうか?近年、ポルシェカイエン、ベントレーベンテイガなど、高級SUVが人気を博し、ついに今年、ランボルギーニもウルスを市場に送り込みました。このウルスから30年以上前、ランボルギーニが販売していたスーパーSUVが、LM002というモデルなのです。文・杉山敬太

軍事用に設計された車体

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1976年、ランボルギーニはアメリカの防衛企業であるモビリティ・テクノロジー・インターナショナル(MTI)から依頼を受け、軍用のオフロードカーを開発することになりました。
翌年のジュネーブ・モーターショーで発表された「チーター」は、クライスラー製の5.9LV型8気筒エンジンを横置きでリアミドシップに搭載したモデルでした。
しかし、米軍との契約成立にいたることはなく、ランボルギーニは計画を変更。今度は市販車としての成功を目指し、1981年にV12をリアに搭載したLM001を発表。翌年には操縦安定性を考慮し、エンジンをフロントに搭載した「LM002」が発表されました。


質実剛健のスーパーSUV

全長4,900mm×全幅2,000mm×全高1,850mmと大柄な車体は「敵を怖がらせることができるオフロードの巨人」を目指してつくられ、空力を一切無視した直線的なデザインが特徴です。
フロントに搭載されるカウンタックと同じ5.2LV型12気筒は、過酷な環境に耐えられる仕様に変更された、最高出力450ps/6,800rpm、最大トルク51.0kgm/4,500rpmを発生。乾燥重量2,700kgという重たいボディながら、0-100km/h加速は7.8秒、最高速度は210km/hというモンスターマシンでした。
ちなみに、1992年に60台限定で販売された「LMアメリカン」は、最高出力492psのディアブロ用5.7LV12エンジンが搭載されています。
タイヤは砂漠を走破するために特注でつくられたピレリスコーピオンを装着。銅管スペースフレームにアルミ製ドアを採用するなど、こだわりは徹底しています。
原油国の富裕層をターゲットに販売されたLM002の室内は、無骨な外見とは裏腹に、上質な本革とウッドパネルで飾られたインテリアに加え、オーディオやエアコンも標準装備されており、高級感が漂います。
このように悪路での機動性とラグジュアリー性を両立していたLM002は、高級SUVの先駆け的存在であると言えるでしょうね。


現在の価格はどれくらい?

1986年から1993年の販売期間に総生産台数わずか301台しか生産されていない「LM002」は、希少性が高く世界中のオークションで高額で取引されています。
車体の状態にもよりますが、初期型のモデルでも2,000万円~、後期のフルレストアされたものは5,000万円以上の値段がつくことがあり、ウルスの値段が2,574万円であることを考えるとプレミアカーであることは間違いありません。
また古いイタリア車ですから、維持費も高額になることが予想されます。購入、維持するにあたっては、それなりの覚悟が必要となるでしょう。

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