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業界ニュース 2018.10.26

コンパクトミニバンのトップを争うトヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」 装備や燃費、価格を徹底比較

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■コンパクトミニバン市場で火花を散らす「シエンタ」と「フリード」

 コンパクトなボディでありながら、3列シートを装備するミニバンの2大勢力といえばトヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」です。2018年上半期(4月から9月)の販売台数は「シエンタ」が3万8652台、「フリード」が3万9668台と僅差となっています(日本自動車販売協会連合会発表)。

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 この2台は様々なところがそっくりで、本当の意味でライバル同士です。コンパクトミニバンで、もっとも売れている2台ですが、どんな違いがあるのか。比較してみたいと思います。

 まずは、2台のこれまでについて簡単におさらいします。

 トヨタは2003年に、コンパクトなボディに3列シートを備え7人乗車を可能とした「シエンタ」を発売しました。このクルマは「ファンカーゴ」と「カローラスパシオ」の車台を流用することで手頃な価格とし、日常の市街地走行でもボディサイズを気にすることなく、いざという時には7人の乗車が可能なことから12年もの間販売され続けられました(一時的に販売を休止した期間あり)。そして、2015年に“トヨタ最小ミニバン”としてフルモデルチェンジを受け、2018年9月にマイナーチェンジを行ない、現行モデルとなっています。

 一方、ホンダは2001年に初代「フィット」をベースにした7人乗りのコンパクトミニバン「モビリオ」の販売を開始し市場ニーズを掴み、2008年に2代目フィットをベースにした初代「フリード」を発売しました。そしてシエンタを追うように2016年にフルモデルチェンジを行ない、現行の2代目フリードが登場しています。

 なお、この両車を比較するにあたっては、最量販モデルである『ハイブリッド車の3列シート』を対象とします。

■両車ともゆったり空間で使い方に応じてアレンジ可能

 まずサイズですが「シエンタ」は全長:4260mm、全幅:1695mm、全高:1675mm、「フリード」は全長:4265mm、全幅:1695mm、全高:1710mm(両車ともに2WD車)となっており、ホイールベースも10mmしか違わないことや、両車ともに最小回転半径は5.2mとなっていますので、通常の市街地での走行時には大きな差はありません。

 しかし、運転される方の視点とフロントガラスの支柱や傾斜角、リアガラスの距離感などにより、狭い路地などでは印象が大きく異なることもありますので、購入時にはご自身で実際に確認されることをおすすめします。

 ラゲッジルームのサイズについては、「シエンタ」は荷室高:1085mm、荷室幅:1260mmとなっていますが、「フリード」は荷室高:1255mmで開口部高:1110mm、開口部幅:1080mmですので、背の高いものを立てて載せる際は「フリード」のほうが有利なようです。両車ともに3列シートならではの座席数と車内スペースを活かしたアレンジは可能ですので、購入を検討するのであれば日常やレジャー時などの、ご自身の使い方も含めて熟考したほうが良いでしょう。

■燃費ではシエンタが有利もパワーに差が

「シエンタ」の「1NZ-FXE型エンジン + 2LM型モーター」ハイブリッドエンジン車は、JC08モード燃費消費率で28.8km/L(7人乗り/5人乗りともに)です。

 対する「フリード」は「SPORT HYBRID i-DCD」ハイブリッドシステム搭載グレードの「HYBRID B」と「HYBRID G・Honda SENSING」が27.2km/Lとなっていますので、「シエンタ」のほうがカタログ数値上は優位です。

 ところが、パワーは「シエンタ」が100PS(エンジンとモーターの組み合わせの最高出力:以下同様)に対し、「フリード」は137PSと余裕があるので、多人数時や大きな荷物を載せた時などは燃費の差はかなり縮まると思います。

 それと「フリード」が7速デュアルクラッチ・トランスミッションを装備し、対して「シエンタ」は電気式無段変速機を装備していますので、ダイレクト感のある「フリード」と、なめらかな加速の「シエンタ」と、それぞれ走りのフィーリングに個性がありそうです。

 安全装備では「シエンタ」は、JNCAP(自動車アセスメント)新・安全性能総合評価で2015年度の「ファイブスター賞」受賞と「ASV+」を獲得していますが、「フリード」は2016年度から「ASV+」と「ASV++」の2段階で評価されるようになったため、シエンタへの対抗のためか「ASV++」獲得をアピールしています。

 また、両車ともセーフティ・サポートカーS<ワイド>となっています。「シエンタ」はレーザーレーダーと単眼カメラ方式を併用した検知センサーで、「フリード」はミリ波レーダーと単眼カメラを併用しています。

 自動ブレーキが作動する速度域に若干の差があるものの、両車とも歩行者にも対応するなど、大きな性能差はありません。ただし、ミリ波レーダーを持つ「フリード」は前走車追従型クルーズコントロールを装備しているので、高速道路での長距離移動では「フリード」の方が快適でしょう。

 一方、「シエンタ」の装備では、オートハイビームや、スライドドアが閉まりきる前に施錠を予約できる「パワースライドドア予約ロック機能」などがマイナーチェンジで新たに加わり、使い勝手を向上させています。

■価格も決定的な差はなく、選択基準は難しい

 価格(消費税込)については、エントリーモデルで比較すると「シエンタ」が226万6960円、「フリード」が225万6000円となっています。装備が充実した「シエンタ G Cuero」が253万2600円、同じく「フリード HYBRID G・Honda SENSING」(7人乗り)で251万7600円と、こちらも大きな差がありません。

 しかし、実勢価格を考えると「シエンタ」はマイナーチェンジして間もないので、「フリード」の方が値引きで有利な条件を引き出せる可能性があります。

※ ※ ※

 このようにコンパクトミニバン市場でライバルとなっている「シエンタ」と「フリード」ですが、販売台数が物語るように、人気を左右するような決定的な差はありませんでした。

 両車のどちらかを選ぶ基準としてデザインであったり、メーカーで決める方も多いでしょう。また、長く所有するつもりであれば、購入の際にご自身の使用環境や目的なども熟考するだけでなく、必要なオプション装備を含めた購入金額や、実際に試乗してのフィーリングを確かめて選択するのがよいでしょう。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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