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業界ニュース 2018.10.24

北海道の本気の厳寒対策に学ぶクルマの冬支度 寒さトラブルは都市部でも遭遇する?

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■エンジンの冷却水は濃度に注意

 暑かった夏も終わり、朝晩の気温はひんやりしてきて秋も本番。そうこうしているとすぐ冬がやってきます。クルマの冬支度といえば冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ等)やタイヤチェーンがすぐに思い立ちますが、そのほかにも冬支度はたくさんあります。本州とは気温も雪質も全く違う北海道のクルマの冬支度はどうなっているのでしょうか。

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 北海道は本州では観測しないような氷点下の気温になり、粉雪も舞うことから、クルマの冬対策について本気度は高いです。そこで、北海道在住の整備資格を持つ方に、厳冬期対策について聞きました。

「厳寒期になると起こるトラブルのひとつは、エンジンの冷却水に関係しています。冷却水はLLC(ロングライフクーラント)とよばれるほか、不凍液ともいわれ、水よりも凍りにくい液体を使っています。それでも、マイナス30度といった場面では凍ってしまわないようにLLCの濃度を高めて使います。

 通常、新車の状態ではLLCの濃度は30%といわれており、氷点下15度まで凍らないようになっています。さらに低い温度に対応させるために濃度を濃くしていきますが、60%以上は濃くしても意味がなく効果の向上が見込めないとされています。

 一般的なLLCの濃度と凍結温度の関係は以下となっています。

・30% -15度・40% -24度・50% -36度・60% -54度

 そして、LLCは消耗品です。LLCの主成分の「エチレングリコール」は年数が経つとともに酸化が進み、さらに進むと腐食性物質が生成され、LLCを循環させるウォーターポンプの破損や、熱を逃がすラジエーターの詰まりなどにつながり、LLCが循環しないことによるオーバーヒートの原因になりますので要注意です」

※ ※ ※

 LLCはそれほど高価なものではありませんので、従来型のLLCでは通常よりも短い頻度の1年に1回交換しておけばかなり安心とのことです。なお、最近のクルマでは青色やピンク色をした高寿命タイプのLLCを使っているため交換頻度は異なります。

■ ウインドウォッシャー液が凍って出ないことも

 前出の北海道在住の方は、次に注意するのはウインドウォッシャー液と言います。冬は凍ってしまう恐れがあるため、こちらも気温と濃度には注意します。氷点下30度が見込まれる地域では、凍ってしまわないように液の濃度を調整します。こちらはウインドウォッシャー液の説明書きを参考にします。

 そして、北海道では水に食器用洗剤を混ぜて、凍りにくくしたものを使うこともあるそうです。その効果で雪が窓に凍りつきにくくし、雪を拭うワイパーの負担軽減や視界の確保に役立つそうです。

 なお、ウインドウォッシャー液が凍結すれば、タンクやポンプ、水の経路が凍結して破損の原因となります。また、ワイパーにも負担をかけてモーターの故障につながる恐れもあります。ウインドウォッシャー液の濃度には十分注意したいものです。

■朝の寒い時間帯はエンジンがかかりにくくなる

 厳寒期にエンジンがかからない原因はいくつかあります。セルモーターの回り方が弱いことでエンジンがかかりにくくなれば、バッテリーの性能低下です。

 一般的に新品のバッテリーにおいて、外気温が0度で80%程度、マイナス20度の場合で50%程度の能力といわれており、寒いとバッテリーの性能は低下します。これは劣化というよりは、化学反応が弱まる影響です。

 クルマのバッテリーのほとんどは鉛蓄電池で消耗品です。新品のバッテリーでも低温時には十分な性能を発揮できないのに、劣化が進めば冬にエンジンをかけることもままならないケースがあります。

 低温でバッテリーが弱った場合の応急処置として、お湯でバッテリーを温めて化学反応を促進させるということが、昔は行なわれていました。しかし、バッテリーはそう簡単に温まりませんし、寒冷地ではお湯もすぐ水になり凍ってしまいます。何よりも電気系統を濡らすリスクも大きいですから、バッテリーが弱いと感じたら充電するか、交換も考えてください。

 もし、エンジンがかからない場合は、JAFか自動車保険(任意保険)などに付帯しているロードサービスを呼ぶ、もしくはほかのクルマのバッテリーをつないで(ジャンピング)、対応するしかありません。

※ ※ ※

 北海道のように氷点下30度にならなくても、気温が低くなるだけでクルマにさまざまな影響があるのは、容易に想像できます。

 たとえば関東以西の都市部に住んでいても、氷点下の気温になることは普通にあります。LLCは問題ないとしても、ウインドウォッシャー液の代わりに水を入れていたり、バッテリーが古かったりすると、トラブルにつながりかねません。

 急に寒い朝がやってきてクルマのトラブルで慌てないように、冬タイヤやチェーンだけでなく、本格的な冬の訪れを前にクルマの整備をしておくことをおすすめします。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • som*****|2018/10/24 06:52

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    こんな記事参考にならないけど、HVは寒さに弱いって書けば良いのに。

    メインバッテリーの温度管理で冬は温めないといけないが、それをエンジンの熱で行い、ラジエター液を使っている。

    厳寒地では温めるのに時間がかかるからチョイ乗りの多いHVは冬場は極端に燃費が悪化する。
    とかね。
  • kur*****|2018/10/24 09:18

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    参考にもならない記事です。「北海道では水に食器用洗剤を混ぜて、凍りにくくしたものを使うこともあるそうです。」そんな事しませんよ。冬季用のウオッシャー液を入れています。
  • toy*****|2018/10/24 07:06

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    バッテリーって寒いとそんなに性能落ちるんだ。冷えてもめったに氷点下まではいかない本州にいると知らなかったよ。リチウムイオンバッテリーだとどうなんだろう?

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