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業界ニュース 2018.10.18

イギリスとアメリカが生み出した毒ヘビ"コブラ"とはどんな車?

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1960年代までのイギリスには、小中規模の自動車メーカーが数多く存在していました。そのひとつが、ACカーズです。20世紀初頭に産声を上げたACカーズは、伝統あるイギリス自動車メーカーのなかでも古いメーカーで、戦後には他メーカーからエンジンの提供を受けて車両を製作していました。そんなACカーズが、1953年に世に送り出したモデルが、後にコブラへと生まれ変わるACエースというスポーツカーでした。文・西山昭智

ACエースを大胆にモディファイ

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ACエースは、クラシカルな丸目2灯と格子状になったフロントグリル、オーバーライダーを備えたフロントマスクの、英国らしい2座のオープンカーです。
いまで言うフロントミドシップレイアウトで、心臓部には同じイギリスの自動車メーカー、ブリストルカーズの直列6気筒2.0Lエンジンを搭載していました。
発売開始以来、好調な売り上げを記録していたACエースですが、1960年代に入るとブリストルカーズが直6エンジンの生産中止を発表。人気車の生産が困難になってしまったACカーズは、英国フォードから2.6Lの直6エンジンの供給を受けることになります。
それと同時にACカーズでは、よりパワーのあるアメリカンV8の搭載を模索。そこに救いの手を差し伸べた人物が、ACエースの高い運動性能に惚れ込んでいたキャロル・シェルビーでした。
キャロル・シェルビーは、1959年のル・マン24時間レースで優勝、その前年にはF1の参戦経験を持つという当時のアメリカを代表するレーサーのひとりで、エンジン調達の交渉をみずから行うことを条件にV8搭載を提案しました。
4mに満たない全長に全幅1,500mm強という小さなボディのACエースに、260cuin.(4.2L)のV8エンジンを搭載するため、フロントエンドがリファインされました。このV8エンジンを搭載したACエースは、コブラと呼ばれることになります。


クーペモデルの目覚ましい活躍

※写真は現在発売されているシェルビーデイトナコブラクーぺ
(Copyright©2018CarrollShelbyInternationalAllRightsReserved)
ACコブラが生み出す強烈なトルクを受け止めるべく、リアデフ、ブレーキなどを交換し、ヘビーウエイトなエンジンにも耐えられるようシャシーも改良されました。
当初は4.7Lだった排気量は、のちに427cuin.(7.0L)にまで拡大され、最大出力は425馬力にも上っています。
さらにレースに参戦するべくシェルビーは、コブラをベースにしたクーペモデルを開発。シェルビーデイトナ(コブラクーペ)と名付けられ、1964年のセブリング12時間レースでの優勝を皮切りに、ル・マン24時間やデイトナ2,000kmで次々と優勝するなど大活躍をみせました。当時、圧倒的な強さを見せていたフェラーリでさえも、このシェルビーコブラに勝つことができなかったほどだといわれています。
デイトナは、計6台が生産され、最大のライバルだったフェラーリ250GTOとともにもっとも価値のあるクラシックカーのひとつにも数えられています。


シェルビーコブラとして受け継がれる

イギリスでシャシーを生産し、アメリカでエンジンの組み付けを行なうという、英米合作によってつくられたACコブラ。しかしその生産もACカーズの経営不振によって1960年代後半には終了。1970年代に入ると、今度はACカーズそのものが倒産してしまいます。
コブラという名前は紆余曲折を経て、キャロル・シェルビーがアメリカにおいて受け継ぐことになり、シェルビーコブラという名前で販売を継続。このシェルビーコブラ以外にも、ERAやNAFといったアメリカのレプリカメーカーが生産を続けています。


見た目のインパクトとV8エンジンが生み出す強烈な加速、レースシーンでの素晴らしい活躍ぶりなど、アメリカ人だけでなく世界中のスポーツカーファンから愛されて続けているコブラ。その名前は、これからも多くのエンスージアストを魅了し続けていくことでしょう。

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(CarMe カーミー)

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みんなのコメント

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  • nik*****|2018/10/18 07:22

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    車に蛇の名前をつける感じが独特な感性だと思う
    その感性がないとクセがかっこいい車に仕上がらなさそう
    オロチってあったけど、アオダイショウやハブって聞かない
  • nan*****|2018/10/18 07:24

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    「シェルビーコブラという名前で販売を継続。このシェルビーコブラ以外にも、ERAやNAFといったアメリカのレプリカメーカーが生産を続けています」
     ↑
    やや説明不足やな。
    キャロル-シェルビー自身はコブラに関して正式な車名を決めてはいなかったようで、「フォード·コブラ、シェルビー·コブラ等好きな名前で呼んでくれ」と話していたらしい。
    コブラのレプリカも様々なメーカーが販売していて、FRPボディ車や他メーカーのフレームを流用した車両等色々と存在する。レプリカメーカーも然り、イギリスにも存在していた。
    尚ヨーロッパ車にV8エンジンを搭載する例は50年代のアメリカロードレース界では比較的有ったらしく、キャロル·シェルビーもマセラティのプロト車にV8を搭載している。
    コブラ自体も289エンジン時代はACエースのボディに近かったが、例の427コブラはオーバーフェンダー風のボディとなり大幅に進化している。
  • mor*****|2018/10/18 06:57

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    ダッヂヴァイパーの方が正当な後継車種だと思う

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