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業界ニュース 2018.10.16

生粋のバイク乗りを虜にするドイツ生まれの新型スクーターが登場──BMW C400 X

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スクーターという乗り物に背を向けて生きてきたわけではないけれど、正直、そこに本格的に手を出してはいけないと思ってきた。便利で快適! それはわかるが、バイク乗りとしては……ぬるま湯は居心地が良く、気付いた時には、すっかりバイクに戻れないと勝手に恐ろしい妄想をして、どこかで避けてきた。

しかし、そんな気持ちを知ってか知らずか、ちょいちょいバイク乗りの興味を惹くスクーターが登場した。

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最初のそれはヤマハのT-MAXである。パワフルさはもちろん、スポーツバイク顔負けの運動性とともに、走る楽しさも同時に感じさせる新たなジャンルを切り開いた。

最近ではBMWの元気が良い。かつて屋根付きスクーターのC1を販売していたBMWは、2011年にC600 SPORTとC650 GTを発表。アーバンモビリティの分野に殴り込みをかけた。

さらに2015年にCエボリューションなる電動スクーターを発表。これがまた電気バイク=エコという概念に囚われない走りの楽しさがあり、2輪の世界に明るい未来を感じた1台であった。

そしてBMWは、次なるターゲットをミドルクラスのアーバンモビリティに定めてきた。それがC400 Xである。方法論は同じ。便利で快適でスタイリッシュ。そのうえで、走る楽しさをしっかり持っている。

デザインはもちろん、主要部分に止まらず、ほぼすべての部品を専用設計。ありものでとりあえずお茶を濁すといったことはなく、BMWの気合が感じられるモデルだ。

跨ってみると、ドイツのバイクらしいボリュームがありながら、日常で使うのが億劫にならないサイズ感。クラス最軽量という車重により、プレッシャーも少ない。

国産スクーターに多い、やや寝そべったようなライディングポジションに対し、欧州のスクーターはよりアップライトな姿勢になるものが多い。C400 Xも、バイク的な、コントロール性の良さそうなポジションを採用しており、これは開発者がこだわった部分だという。

エンジンを始動する。単気筒エンジンは、トコトコと穏やかなサウンドを放つ。350cc程度となめてかかってアクセルをワイドオープンすると、想像以上のパワフルさで思わずアクセルを戻す。

軽さが効いていることは確かであるが、やはりエンジン単体のパワフルさが光る。このマシンにはトラクションコントロールの一種、オートスタビリティコントロール(ASC)が装備され、ホイールスピンを抑制する。正直、このマシンに必要なのかと疑問に感じていたのであるが、このパワフルさであれば納得できる。通常のドライ路面であれば、ほとんど無用と思われるが、欧州特有の滑りやすい路面やレインコンディション時には大きな安心となってくれる。いずれにしても使うことがないほうが良いのはABSと同じ。安全や安心の装備は大歓迎なのである。

そして、リニアであることも特徴だ。CVTの、アクセル操作とエンジンの反応にちょっとズレがあるような感触はまったくなく、コントロールしている実感が非常に高いのが一般的なスクーターと違う大きな特徴だ。

小気味良くパワフルなエンジンと同様、楽しさを演出するのは車体によるところも大きい。

キビキビと軽快感の高いハンドリングは、ホイールベースが短くなったような一体感を示す。ハードに走らせたときにスクーターにありがちな、車体のウネウネするような剛性感の頼りなさがなく、カチッと安定しているのはやはりBMWらしさと言えるだろう。

ホイールはフロントに15インチ、リアに14インチと、スクーターにしては大径のホイールを用いることで、安定感や安心感といったフィードバックも大きく感じられる。それにより、シート下のラゲッジスペースが狭まってしまうことにつながっているが、停車時にはシート下のフラップが下がり、スペースが拡大するという裏技もある。

アーバンモビリティらしさでいえば、オプションの6.5インチTFTディスプレイはぜひ装備してほしい。スマートフォンとリンクして、ディスプレイ上に多くの情報を表示、ナビやインターコムを装着してBluetoothを利用した通話や音楽を楽しむなど、その世界が大きな広がりを見せるのだ。

便利で快適は基本、四輪の得意分野である。C400 Xはそれにプラスして走る喜びを日々の生活の中で感じることの出来るポテンシャルが新しい。

これはバイクに縁がなかった人にはもちろん、背を向けていたライダーにとっても、正面で向き合うことのできるマシンとなっているのだ。

BMW
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(GQ JAPAN 鈴木大五郎)

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