ヤマハは2019年型YZF-R3を欧州で発表。外観と走りの装備が大幅に変更された。欧州では2019年1月からヤマハ販売店で販売、日本での発売時期は未定だ。REPORT●三原卓也(MIHARA Takuya)
YZF-R3は、321ccの水冷4ストローク直列2気筒エンジンを搭載するスーパースポーツだ。2019年型は新型のカウルや倒立フロントフォークを装備するなど、走りの性能がさらに高まった印象だ。
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外観は、MotoGPマシンのYZR-M1に近いカウルデザインとなって登場。新型のフロントカウルとフロントガラスは、風洞とサーキットでのテストから開発され、空気抵抗が7%減少。体を伏せた状態ではトップスピードが最大8km/hまで上がったという。カウルサイドは空力を意識したデザインとなっており、ウイングのようなものやダクトが備わっている。
フロントフォークは正立から倒立に変更された。採用されているフロントフォークはKYB製の新型で内径は37mmとなっている。ライディングポジションに関わる部分も変更が加えられ、ハンドルバーの位置は22mm低く、新設計のタンク形状は膝部分が31.4mm広がり、タンク上部は20mm低くなったことで、従来モデルよりも前傾姿勢になると思われる。
ヘッドライトは、YZF-R1からインスピレーションを受けたデュアルLEDヘッドライトとポジションライトが採用された。メーターはフル液晶タイプに変更となった。
発表されたカラーリングはヤマハブルーとパワーブラックの2色。欧州で2019年1月から販売される。日本での発売時期については未定だ。日本で発売されているYZF-R25の2019年型も、新型YZF-R3と近い形で登場するかもしれない。
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