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業界ニュース 2018.10.10

「めちゃ薄い!」 スマホにそっくりな薄型信号機が全国普及の理由

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■スマートフォンのような信号機

 最近、街中で薄くフラット型のLED信号機を目にする機会が増えています。従来型の信号機は、ゴテっとした形で長いひさしが付いているイメージです。

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 近年、信号機は「LED化」「薄型化」「小型化」の技術進化が止まりません。日本全国には、20万8061基もの信号機が存在します。そのなかでも、薄型や小型のLED信号機は増えていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 一般的に信号機を小型化するメリットは、薄型で軽量になることで強風や積雪、着雪などの自然災害による影響の軽減です。また、近ごろ増えている「フラット型信号機」は、日差しを避け、視認性を向上させる目的で付いていた“ひさし”をなくし、フラット化させています。

 信号機製造の大手、コイト電工の持株会社であるKIホールディングス(横浜市戸塚区)は、以下のように話します。

――薄型LED信号機の開発背景や従来製品との違いを教えて下さい。

 弊社では“ひさし”のない信号灯器を「フラット型灯器」という名称で製造・販売しています。その名の通り、凹凸の無い板状の信号灯器として、豪雪地帯の積雪・着雪対策として開発しました。「前傾取り付け」「フラット形状」「薄型・軽量」という3つの特徴を持った信号灯器です。これらの特徴から、以下のようなメリットが存在します。

・雪に強い・風に強い・西日に強い・施工性が良い・輸送コストが安い・保管スペースが小さい

 一方、デメリットは“ひさし”がなくなり、外形が大きく変わるので『ドライバーに信号機として認識されるのか』という懸念がありました。しかし、一般のドライバーへアンケート調査を実施したところ、見え方に違和感はなく、反対に『大きくて見やすい』とのコメントをいただいており、今では多くの交差点に設置されています。

■西日対策や小型化普及の理由とは

――西日対策は、どのようにされているのでしょうか。

 西日時などに、信号灯器の正面方向から直射日光が当たると、点灯している色が認識しづらくなる場合があります。弊社の信号灯器は約20度前傾させて取り付けることで、表示面に直射日光が当たりづらくなっています。

――どの地域に多く設置されているのでしょうか。また、急速に普及した要因などを教えてください。

 2017年4月に、警察庁より信号灯器を小型化(直径を30cm→25cm)する方針が打ち出されたのを受け、大阪市鶴見区に全国で初めて整備されたのを皮切りに全国整備が始まりました。現在までに、フラット型灯器のメリットが活きる豪雪地域を始め、フラットな外観がマッチする都市部などにも多数設置されています。今後も、電球式など老朽化した信号灯器の代わりにフラット型灯器の設置が進むと考えています。  

※ ※ ※

 いままでは、積雪地域や比較的に台風が多い地域での設置が多く見られました。しかし、最近は日本全国で台風による影響により甚大なる被害を受けています。今後は、影響が少なかった地域でも設置が進むと予想されます。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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