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業界ニュース 2018.10.10

日本の軽自動車ブームはいつから始まった?

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道路、お店の駐車場、近所の家のガレージに止まっているクルマなど、軽自動車をよく見かけるようになりました。2016年の100世帯あたりの軽自動車の普及率は54.3台を超え、年間の新車販売台数では軽自動車が4割を占めています。(自販連・全軽自協調べ)。この軽自動車ブームは、いつから始まったのでしょうか。文・吉川賢一

軽自動車の誕生

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軽自動車の発展のルーツを探るには、戦後までさかのぼります。日本はかつて、航空機や船舶の製造において非常に高い技術力を持っていました。しかし第2次世界大戦後、GHQ(連合国軍総司令部)により軍事転用することが可能な航空機や船舶の製造・開発が禁止され、それらの技術力は、自動車製造に向けられることになりました。
戦後の貧しい時代に自動車販売で成果を上げるためには、可能な限りコストを抑え、庶民でも気軽に所有できる自動車を開発する必要があったのです。

そんな流れのなか、1949年に「モータリゼーション(乗用車の国民への普及)」や「戦後の経済成長促進」を目的に、免許の取得が容易で、運転操作もしやすく、維持費も安いスモールカーとして軽自動車が誕生しました。


現代の軽自動車の原型はこうして誕生した

1949年、軽自動車は、全長2.8m以下、全幅1m以下、全高2m以下、排気量150cc以下という、非常に厳しい規格からスタートしました。
1950年の規格改定で、全長3m以下、全幅1.3m以下、全高2m以下、排気量300cc以下に変更。サイズはひとまわり大きくなり、排気量は倍になりましたが、このとき各自動車メーカーは、まだ4輪軽自動車の製造に積極的ではなく、また2輪車・3輪車では実用的ではなく、普及にはまだまだほど遠いものでした。
そして1951年に、ボディサイズはそのままで、排気量が360cc以下へと改定。これによって日本の各自動車メーカーが、4輪軽自動車の製造を本格的に始めるようになったのです。
この時代に「スズキスズライト」「スバル360」「ホンダN360」など、現代の軽自動車の原型となるものが次々と登場しました。しかし、まだまだ値段が高く、庶民が気軽に購入できるようなものではありませんでした。


軽自動車の流行

さらに、1972年に軽自動車の車検制度が始まります。その後1975年に、全長3.2m以下、全幅1.4m以下、全高2m以下、排気量550cc以下へとボディサイズ・排気量ともに大きく改定されました。
これにより「スズキアルト」や「ダイハツミラ」など、ボンネットバンタイプの貨物軽自動車が税金や維持費の安さを理由に大流行しました。
さらに1990年の規格改定では全長3.3m以下・全幅1.4m以下・高さ2m以下・排気量660cc以下となったことで、「スズキワゴンR」など、車内空間を広くとったトールワゴンタイプが登場します。


軽自動車の現在

現在の軽自動車の規格は、1998年に改定された、全長3.4m、全幅1.48m、全高2.0m、排気量660ccです。これ以降は改定されることはなく、現在に至ります。さらにボディサイズが大きくなったことで、一気にクルマとしての活用の幅が広がり、各メーカーが実用的で個性的な軽自動車を製造するようになりました。
安全面においても、普通車と同等レベルの基準にまで達し、2000年には高速道路での最高速度制限も普通車と同じ速度に引き上げられています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)発表の、2018年上半期の車名別新車販売台数によると、1位「ホンダN-BOX」、2位「スズキスペーシア」、3位「ダイハツムーヴ」軽自動車がトップ3を独占しており、日本における軽自動車人気を裏付けています。



軽自動車は、戦後の誕生から規格改定を繰り返し、それにともない、各自動車メーカーも進化し続け、現代の軽自動車ブームに繋がっています。
かつての狭い・遅い・頼りないなどのマイナスなイメージはもう古いのかもしれません。今後のさらなる軽自動車の進化に期待したいですね。


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