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業界ニュース 2018.10.9

なぜ車検証の所有者がディーラーになっているの?

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新車を購入して車検証を確認したら、所有者が自分ではなくディーラーの名義になっていて驚いたことはありませんか?購入の際、ディーラーで説明されたような気がするけれど、よくわかっていなかった、という方のために、今回はこの仕組みについて解説しましょう。文・吉川賢一

ローンを組むとクルマが担保に!?

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クルマを購入する際の支払い方法のひとつ、ローン払い。家を購入する際には、購入した家を担保として借りる住宅ローンが一般的ですが、クルマの場合も、購入したクルマを担保とするマイカーローンがあります。このクルマを担保としてローンを組むことを「所有権留保」といいます。
所有権留保は、「商品の代金が完済されるまで、その代金を担保するために引渡した商品の所有権を留保するもの」です。売買契約を結ぶ際に、特約項目として契約に盛り込まれます。
所有権留保システムのおかげで、収入にさほど関係なく、ローンを組んでクルマを購入できるので、消費者にとってはメリットがあります。
また販売者にとっては、万がいちローンの支払いが滞ってしまったり、回収不能になってしまったりしても、担保となっているクルマを売却して、損を被らないようにできるというメリットがあります。


車検車の所有者がディーラーになっている理由

車検証には、所有者と使用者それぞれの氏名と住所が記載されています。クルマを購入して車検証を確認したところ、所有者の欄がディーラー名になっている場合、通常は所有権留保が付いています。
所有権留保になっていると、クルマを購入したとはいっても、あなたは完全な所有者にはなっていないことになります。正確に言うと、使用が認められているだけで、ローンの支払いが終わるまで、クルマの所有者であるディーラーから借りている状態なのです。そのため、勝手にクルマを売ったり、廃車にしたりすることはできません。
ローン払いで購入した方は、使用者はクルマを購入した方の名義となりますが、所有者の欄がディーラー(もしくは信販会社)の名義となります。これで、クルマに所有権留保が付いていることがわかります。


所有権留保時の所有者は、ディーラー以外もある

所有権留保されている状態の場合、所有者の欄に記載されるのは、信販会社の場合もあります。本来、ローンを組んだ信販会社が所有者になるため、信販会社の名義になっているケースもあります。
自動車ローンは、クルマの購入者とディーラーまたは信販会社が契約を交わします。購入者がディーラーに支払うはずの購入代金を、信販会社は代わりに支払い、購入者は、信販会社に購入代金+手数料を何年かの分割で支払うという契約です。
そのため所有権は、支払いが終わるまでは信販会社にあることになります。


支払いが終わったら、所有権留保は解除する必要あり

所有権留保になっているクルマは、支払いが終わった時点で、解除の手続きを行う必要があります。もしもそのままの状態で乗っていると、手放すときに手続きが面倒になります。
所有者になっている相手に連絡して、解除を依頼すると、必要書類が送られてきます。手続きの仕方も教えてもらった通りにすれば大丈夫です。新しい車検証が送られてきたら、所有者の欄が自分の名義になっているのを確認しましょう。
このように、自動車ローンを組んで購入すると、所有権留保状態になり、ローンの支払いが終わるまで、完全な所有者になれません。ローンを完済したら、解除の手続きを忘れずに行いましょう。

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(CarMe カーミー)

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