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業界ニュース 2018.10.8

オペル開発、スバル発売の傑作ミニバン!? 「ザフィーラ/トラヴィック」とは?

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かつてオペルから発売されていた「ザフィーラ」というクルマをご存知でしょうか。日本では、スバルから「トラヴィック」という名前で販売されていた名作ミニバンです。オペルのコンパクトカー、アストラをベースに開発され、1999年に販売を開始しました。ミニバンということで室内には3列シートのレイアウトを配置していましたが、この3列目シートの特殊なギミックによって圧倒的な使いやすさを実現しています。文・西山昭智

傑作機構フレックス7

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ザフィーラのボディサイズは、全長4,315mm×全幅1,740mm×全高1,630mm。現代の目からみれば、ややコンパクトに思えるかもしれませんが、この大きさが使いやすいと評判でした。
3列シートの7名乗車仕様ですが、3列目のシートは未使用時、床下に収納できるフレックス7シーティングシステムを採用していました。
現在この3列目シートを床下にフラット収納する方式は、シトロエングランドC4ピカソやフォルクスワーゲントゥーランなどが採用していますが、当時としてはかなり画期的な機構として話題を集めました。
さらに2列目シートもダブルフォールディング式を採用し、用途に応じた多彩なシートアレンジを実現。こういった機能面は日本車のお家芸でしたが、ヨーロッパでもこのようなミニバンが誕生したことが評判を呼び、結果的に世界で成功したミニバンとなっています。


7名フル乗車でアウトバーンを高速巡航

搭載するエンジンは、1.8L水冷直列4気筒DOHCエンジンで、最高出力115ps/5,400rpm、最大トルク170Nm/3,400rpmを発生。のちに2.2L直4直噴エンジンに換装され、150ps/215Nmまで出力が高められています。
駆動方式はFFで、ミニバンながら電子制御CDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)付きのIDS+シャシーを採用、全車トラクションコントロールとEBD(電子制御式制動力配分システム)付きABS、ドアロック自動解除機構を備え、アウトバーンにおいて7名乗車時でも高速巡航できるように設計されています。
機能面ばかりが優先されがちなミニバンながらも、ドイツ生まれらしい走り味の良さという点においても評価が高かったのがこのザフィーラでした。


日本ではスバルトラヴィックとして発売

そのような人気を背景にして、ドイツ以外の国でも違った名前で販売されたザフィーラ。日本では、GMと資本提携を行っていたスバルが販売を担当します(当時オペルはGMの子会社だったため)。
ザフィーラの日本発売から遅れること1年。2000年4月にトラヴィックという名前で発売が開始され、ザフィーラがCDXのモノグレードだったのに対し、トラヴィックは2.2L直4エンジンを搭載した3グレードを展開しています。
ザフィーラCDXが¥2,883,000だったのに対し、トラヴィックは¥1,990,000~という価格となっていたのですが、これはトラヴィックがドイツ生産モデルではなくGMタイ工場で作られていたことが理由に挙げられます。
この価格差ゆえにザフィーラの売れ行きは伸び悩み、2001年にはオペルが販売を終了。もう一方のトラヴィックは、GMオペル工場での生産が終了される2005年まで販売が続けられました。


いまだ世界で人気をもつMPV

日本市場では、2005年にザフィーラ&トラヴィックの販売を終了しましたが、じつは2005年にフルモデルチェンジ版のザフィーラBが登場すると、今度はGMジャパンの手によって、ふたたび日本での販売が開始されています。
しかし1年もすると、今度はオペルの日本市場撤退により、ザフィーラは日本から消えることになってしまいました。
日本から消えたザフィーラですが、海外では相変わらず高い人気をもち、2011年にはフランクフルトショーで3代目がデビュー、さらに2016年には、ビッグマイナーチェンジ版がパリサロンで華々しくデビューしています。
この傑作ミニバンが、現在へと続く欧州MPV(マルチ・パーパス・ヴィークル)人気の礎を築いたといっても過言ではありません。

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(CarMe カーミー)

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みんなのコメント

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  • fuj*****|2018/10/08 11:58

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    このトラビックは安価ないい車だった。エアコンのコンプレッサーが故障しなければ…それと同時期にサンバーが生産中止にならなければ下取りに出すことはなかった!今でも悔やまれてならない私の名車の1台。
  • rid*****|2018/10/08 12:38

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    この車を販売したことに対して、多くの自称スバリストからはネガティブな意見が出ていたが、実際のできばえは欧州車ならではのハンドリングやボディの作り方などに見るべきところが多かった。
    一方でマイナーなトラブルはこの時代のオペル車をはじめとする欧州車には多く、もう一世代後までは日本車なみの安心感は我慢せざるを得ない時代の車でもあった。
    スバルとしても販売店はこの車の販売にアレルギーがあったようで、ユーザーも同様に嫌う傾向があったのは残念だけれど、オペルの車作りにはボディの柔と剛の絶妙な取り合わせがあり、スバルとしてもその後の車作りに学ぶ部分が多かったのではと考える。
    なお、スバル独自のチューンといわれた足回りも既存のオペルの各国向けの組み合わせであった。
    あの時代のオペルとスバルは、いいものを作るけど理解されないというか、商売が下手という意味で似たところがあったと思う。
  • kok*****|2018/10/08 12:10

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    スバル史上最悪の車と言っても過言ではない。タイミングチェーン切れる。洗車しようと水かけたらドアガラスが勝手に開く。フロアがクーラントまみれになる。カギが回らなくなる。外車=壊れるというのを国産ユーザーに改めて教えた車ね。

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