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ホンダ・ヴェゼルとフィアット500X。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?

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ホンダ・ヴェゼルとフィアット500X。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?

個性的なルックスながらファミリーユースにも十分使えるほどの高い実用性を有する「ホンダ・ヴェゼル」は、昨今流行のSUVのなかでも死角のない1台と言える。ただし、人気モデルだけに他人と被ることは避けられない。もし、他人と被りたくないならイタリア仕立ての小粋な「フィアット・500X」はいかがだろうか? とはいえ、気になる実用性をここでチェックしてみた。

 「ホンダ・ヴェゼル」が登場したのは2013年と古いが、力強さと流麗さを兼ね備えたプロポーションは今なお色褪せない魅力を放つ。すでに数回の改良が施されており、18年2月のマイナーチェンジでは内外装を刷新したほか、ハイブリッドシステムにも手を加え、より自然な感覚の走行フィールを実現したという。また、HondaSENSINGを全車標準装備。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトがもたらす広大な室内空間と合わせて、その完成度は完熟の域に達しつつある。

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 イタリアの自動車メーカーのひとつであるフィアットといえば、「500(チンクエチェント)」が定番だが、そのテイストをSUVに織り込んだのが「500X」だ。とはいえ、悪路走破性を高めるTractionモード(500X Cross Plusのみ)を備えるなど、オフロードにも強い側面を持つ。パワートレーンは1.4L直4ターボのみ。なお、直近の改良で7インチタッチパネルモニターが採用され、AppleCarPlayやAndroidAutoに対応する。

 まずは、全体のサイズ比較から。

ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF) 全長×全幅×全高:4295×1770×1605mm ホイールベース:2610mm ミラーtoミラー:2025mm

ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF)
全長×全幅×全高:4295×1770×1605mm
ホイールベース:2610mm
車重:1320kg
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:132ps(97kW)/6600rpm
最大トルク:156Nm(15.9kgm)/4600rpm
トランスミッション:7速DCT
駆動方式:FF
最小回転半径:5.3m
JC08モード燃費:23.4km/ℓ
車両本体価格:267万円

フィアット500X クロスプラス 全長×全幅×全高:4270×1795×1625mm ホイールベース:2570mm ミラーtoミラー:2020mm

フィアット500X クロスプラス
全長×全幅×全高:4270×1795×1625mm
ホイールベース:2570mm
車重:1460kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
最高出力:170ps(125kW)/5500rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/2500rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.5m
JC08モード燃費:13.1km/ℓ
車両本体価格:334万8000円

ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF) 室内長×室内幅×室内高:1930×1485×1265mm

フィアット500X クロスプラス

ヴェゼル ハイブリッドZ ホンダセンシング(FF)

通常時、最大時ともに奥行きは他車を圧倒する広さ。フロア手前側の幅も1290mmと極めて広い。座面の跳ね上げ機構と両立させたダイブダウン式のリヤシート分割可倒機構を採用しており、背もたれを倒した後はフラットというより、むしろ前下がりのフロアを実現する。

フィアット500X クロスプラス

前後シート使用状態でも350ℓと実用十分なラゲッジ容積を備えている。6対4分割の後席をすべて倒した状態では1000ℓのラゲッジ容積となる。床はフラットにならないが、左右の張り出しも少なくて使いやすい。ラゲッジ床下にはスペアタイヤを積んでいる。

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