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業界ニュース 2018.9.30

トヨタ「ハイラックス」生誕50周年 タフさと快適性を磨き続けた半世紀の軌跡を振り返る

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■1968年3月、初代「ハイラックス」が誕生

 積載性とタフな走行性で使い勝手に優れたトヨタ「ハイラックス」は、2018年に生誕50周年を迎えた歴史あるモデルのひとつです。そこで、半世紀に渡る「ハイラックス」の進化の過程を、改めて振り返ってみようと思います。

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 1968年3月、トヨタは当時のラインナップにあった「ブリスカ」と「ライトスタウト」の統合後継モデルとなる初代「ハイラックス」を企画し、日野によって生産が開始されました。

「ハイラックス=HILUX」というネーミングは、英語で「高級な」「より優れた」という意味の「High」と「ぜいたくな」「豪華な」という意味の「Luxury」を組み合わせた造語です。

 ハシゴ状のフレームに「トヨエース」と同じ1.5リッター/70PSのエンジンを搭載した初代モデルは、フロントサスペンションにダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、リアにリジッドアクスル/リーフスプリングを採用し、乗用車並みの装備を持つ『デラックス』に、廉価版の『スタンダード』と、2種類のグレードがありました。  定員3名で積載量1000kgだったこのモデルは、1969年4月にそれまで1850mmだった荷台長を2250mmに延長したロングホイールベース仕様を追加し、1970年7月にはアルミバンと保冷車を追加。1971年2月にはエンジンを1.6リッター/83PSの12R型に変更しています。

■ATが初採用された2代目は1972年5月に発売

 1972年5月に発売された2代目では、それまでの1.6リッターエンジンに加え、高速道路走行を考慮した2リッター/105PSエンジン搭載の『ハイウェイ』を新設定しました。このモデルでは「ハイラックス」で初となるフロア3速AT仕様も用意されました。

 また、2代目ではブレーキ・システムを見直すことで、安全面も強化。1975年10月には「昭和50年排出ガス規制」に対応するため、エンジンは1.6リッター/80PSの12R-J型のみとなりました。

■大幅にラインアップを拡充した3代目は1978年9月に登場

「HILUX CALIFORNIA-日本生まれのアメリカ育ち」のキャッチコピーで、1978年9月に発売された3代目は、アメリカで使われているピックアップトラックのように、乗用車の代わりやレジャーに使うことを提案したモデルです。

 乗用車的な仕様・装備と乗り心地が与えられ、3種の標準ボディと4種のロングボディを設定し、先代から続く1.6リッターエンジンを搭載。

 トップモデルであるスーパーデラックスは室内空間に余裕を持たせるため、90mm長いキャビンが採用されたほか、デラックス以上のグレードには前輪にディスクブレーキが標準装備されました。

 1979年10月には「ハイラックス」としては初となる4WDモデル(エンジンは2リッター)を導入し、同年12月には初のディーゼルエンジン仕様を2WDモデルにも追加しました。

 1981年10月のマイナーチェンジでは、レジャー用として重宝する2列シートの「ダブルキャブ」を加えるなど、3代目では大幅な車種体系の拡充が図られています。

■派生モデルとしてトヨタ初のSUVも発売された4代目

 1983年11月に発売した4代目では、2WDモデルの内外デザインを一新した『コンフォタブル』シリーズと、3代目の継続生産である『ポピュラー』シリーズ、新ボディの4WDモデルがラインナップされました。

 2WDモデルには1.6/1.8リッターのガソリンエンジンと、2.2/2.4リッターのディーゼルエンジン、そして4WDモデルには2リッターガソリンエンジンと2.4リッターディーゼルエンジンが採用されました。  4WDモデルは「シングルキャブ」と「ダブルキャブ」の2バリエーションがあり、モデル数は従来の17種から20種に増加。1984年5月には、4WDモデルをベースにステーションワゴン化した、トヨタ初のSUV『ハイラックスサーフ』(海外向けは4ランナー)も発売されています。

■強力、強靱、快適の3要素を基本コンセプトにした5代目の登場

 1988年9月に発売された5代目では、「強力、強靱、快適」の3要素を基本コンセプトとし、「休暇・楽しみのための自動車」RV(レクリエーショナル・ビークル)としての機能も高めるため、さらなる装備の充実が図られました。

 エンジンは2WDモデルに1.8リッターガソリン/2.4リッターディーゼル、4WDモデルに2リッターガソリン/2.8リッターディーゼルの4種類を用意。2WDモデルのAT装着車を拡大するとともに、4WDモデルのショートボディ車に高級仕様の『SSRパッケージ』を新設定するなど、顧客ニーズの多様化に応えています。

 また、1991年8月のマイナーチェンジでは「ダブルキャブ」4WDモデルのフロントサスペンションをダブルウィッシュボーン/トーションバースプリングの独立式に変更することで、乗り心地と安定性が向上されています。

■広い室内空間と静寂性の両立が図られた6代目モデル

 1997年9月に発売した6代目は、トラックとしての機能を優先した『ビジネスユース(商用)』仕様と、『パーソナルユース(乗用)』仕様の2シリーズで構成されています。

 パーソナルユースでは『スポーツピックアップ』の名を冠し、RVとしての機構や装備を充実させるため、室内高と室内長を拡大するとともに、静粛性を向上。また、1997年11月登場のワイドボディ(全幅+100mm)の「エクストラキャブ」では、後席に2名分の補助シートを備えながら、充分な荷台長を確保しました。

 エンジンはガソリンが2リッターと2.7リッター、ディーゼルが2.4リッターターボと3リッターの計4機種を用意。2WD/4WDモデル共に「ダブルキャブ」と「エクストラキャブ」が設定されています。

■2004年登場の7代目は高いレベルの耐久性と快適性を実現

 2004年8月に発売した7代目は、世界140か国以上の市場に導入することを前提とし、6代目までの無骨でタフなイメージを継承しつつも、広い室内空間が確保されています。乗用車の乗り心地とSUVの利便性を高い次元で両立させることで、21世紀を生き抜くクルマとして開発されました。  また、このモデルはピックアップトラック3車型(ハイラックス)とミニバン(イノーバ)、SUV(フォーチュナー)を同じプラットフォームとするIMV(イノヴェーションインターナショナル・マルチパーパス・ヴィークル)プロジェクトの一貫として、開発・生産されています。  残念ながらこの7代目「ハイラックス」は日本での生産ではなくなり、タイ、南アフリカ、アルゼンチンから、世界各国へ供給し、ほかにもマレーシア、パキスタン、ベネズエラで生産されていました。

■13年ぶりに国内復帰、最新技術を導入した8代目

 2015年5月に発売した8代目は、開発にあたり『道が人を鍛える。人がクルマをつくる』という考えのもと、世界中の様々な道を走り、使用環境を実際に体験するとともに、ユーザーからの声を直接聞くことで生み出されました。

 このモデルでは、『タフの再定義』を開発コンセプトとして掲げ、あらゆる観点からタフさを追求。「低燃費がもたらす、ゆとりある航続距離」「過酷な道を安全に走るための疲れにくい乗り心地」「車内のコミュニケーションに影響しない静かな室内」という新基準を設け、「丈夫さ」「力強い走り」「走破性」「衝突安全性」を徹底的に鍛えなおしました。

 また、2017年9月12日に、13年ぶりとなる国内販売復帰が果たされました。国内向けは2.4リッターのディーゼルエンジンを搭載。大柄なボディながらも燃費11.8km/L(JOC08モード)の達成や、レーダー+単眼カメラ方式の安全運転支援システム「プリクラッシュセーフティ(昼間の歩行者検知機能付き衝突回避支援タイプ)」(Zモデルのみ搭載)を装備するなど、様々な面で進化を遂げています。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • kan*****|2018/10/01 00:32

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    昔は各メーカーに乗用車タイプのピックアップトラックがラインナップされていた時代がありましたからね。トヨタで言えば、3代目クラウン、初代マークⅡにもトラックがあった。
    ハイラックスは当時国内のこのクラスの定番車、日産ダットサントラックにセールスでは全く歯が立たなかった。その後ハイラックスも3代目になり、4WDを加えたころから互角以上、やっと一二を争うくらいになったね。

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