現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 思わず二度見!? 強烈な個性をもつ2代目フィアット ムルティプラとは?

ここから本文です
業界ニュース 2018.9.28

思わず二度見!? 強烈な個性をもつ2代目フィアット ムルティプラとは?

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ミニバンなのに、すれ違った瞬間、思わず二度見してしまう。そんな強烈な個性を持ったイタリア車が、かつて存在しました。いわば普通の実用車でありながら、日本メーカーには真似できないスタイリングで登場した、超個性派の”あの車”。フィアットムルティプラについて紹介します。文・西山昭智

ムルティプラの誕生

    ヴェイロンはコアラ、ロータスエリーゼは蜂!? 生き物に似ている車8選

フィアットムルティプラという名前は、往年のラテン車好きの方にとっては懐かしい名前でしょう。トポリーノの愛称で有名な初代フィアット500が生産を終了した1955年に、600という車が登場したことがムルティプラ誕生のきっかけとなります。
フィアットにおける最初のリアエンジン車であった600(セイチェント)は、1957年に発売され、大ヒットとなるヌォーバ500の上級車種として、当時のソ連でもライセンス生産がされるほどの人気でした。そのセイチェントの派生型モデルとして、1956年にムルティプラが誕生するのです。
RR(リアエンジンリアドライブ)のレイアウトを活かした600ムルティプラは、2座×3列=6人乗りのピープルムーバー(ミニバン)として開発されました。
ボンネットのないワンボックススタイルは、どこか可愛げでユーモラスな印象。名前は、イタリア語で「多目的な」という意味でした。


30年の時を超えて復活したムルティプラ

初代ムルティプラの誕生からおよそ30年後の1998年に、フィアットからふたたびムルティプラの名前を冠したモデルが発表されました。しかしその見た目は、初代とはまったくかけ離れた奇妙な出で立ちで、発表当時は賛否両論さまざまだったと言われています。
一般的な車はボンネットからAピラーまで流れるようなラインを描いていますが、ムルティプラはAピラーの根もと部分にあえて段を設け、そこからフロントウィンドウが始まっているのです。しかもその段の部分にハイビーム用のライトを埋め込むという、独創的なスタイリングとなっていました。
全長3,995mm×全幅1,870mm×全高1,670mmと、全長が極端に短いサイコロのようなフォルムは、全長4メートルを超えると欧州のカーフェリー料金が高くなることを考慮したものでした。
フロントマスクだけでなくリアスタイルも真四角に近い強烈なカタチをしており、テールレンズの処理もじつに個性的。内装は、3列シートに合わせてセンターコンソールにシフトレバーが配置され、センターメーターまわりにエアコンの吹き出し口や各種スイッチが並ぶという、こちらも負けず劣らずの変わりっぷりでした。
ちなみにフィアットのエンブレムは、ボンネット先端にはなく、ハイビームの間(フロントウインドウの下)という位置についています。

強烈なスタイリングを持つムルティプラ。しかし周囲の酷評に影響されてしまったのか、2004年のマイナーチェンジでフェイスリフトを敢行。没個性的なミニバンとなってしまい、ムルティプラのファンをがっかりさせる結果となってしまいました。


時代を先取りしすぎたミニバン

6座すべてが独立シートを備え、運転席以外は折りたためるだけでなく取り外すことができるなど、実用性の高さではかなり秀逸だった2代目ムルティプラ。駆動方式はFFレイアウトを採用しているものの、6名乗車という初代の伝統はしっかりと守っています(ただしこちらは3座×2列)。
車両価格もベースグレードのELXが¥2,490,000と控えめで、十分国産のミニバンにも対抗しうるポテンシャルを秘めていたものの、MTのみの設定でAT仕様が無かったことと、アクの強すぎるスタイリングが災いしたのか、残念ながら日本で人気が出ることはありませんでした。
とはいえ、その独創的なアイディアはのちのミニバンにも通じるものがあり、センターメーターをいち早く導入するなど、時代を先取りしていた1台と言えるでしょう。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CarMe カーミー)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

  • sor*****|2018/09/28 10:38

    違反報告

    確かに二代目は大きいと思ったけど、
    最近は1800㎜級の3ナンバーも増えたものだな。
  • tom*****|2018/09/28 11:01

    違反報告

    あまりの不細工さに惚れてしまい
    一時購入を考えました
    不細工さ故に中古車も安かった
    だが、ファミリーカーとして使うにはMTのみでは嫁が乗れず却下となった
    その後、普通の顔となり興味もなくなった
    不細工もここまで来ると、カッコ良くなる独特な例だと思う
    因みに欧州車にありがちな内装ベタベタ病の典型的車だった
    見た、全ての車がベタベタ
  • fac*****|2018/09/28 10:45

    違反報告

    同じシート構成でエディックスもありましたね。
    あんまりパッとしなかったイメージしかないですけど、実際はパーツの大半が他車からの流用で利益率は地味に高かったようです。

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します