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業界ニュース 2018.9.27

人と車/鍵と鍵穴──Vol.2 髙田興平さん

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●車種名
1982年型 メルセデス・ベンツ 500SL (R107型)

ベージュ色の美しいボディをまとったメルセデス・ベンツ 500SLを颯爽とドライブし、東京・赤坂の日枝神社に現れた髙田興平さん。これまで15台以上を乗り継いできたという髙田さんの理想的なクルマとのつき合い方とは?

    人と車/鍵と鍵穴──Vol.1 田中知之(FPM)

──このクルマを選んだ理由を教えてください

10年前に知り合いのクルマ屋の軒先で出合ったのがきっかけでした。ナンバープレートが今では希少な「品川33」(通称2桁ナンバーというやつで陸運局の管轄が同じ居住地なら継承できる)で、「98-41」という4桁の識別番号を足すと偶然にもラッキーナンバーの「22」(それまでの愛車は希望ナンバー制度を利用して「・・22」にしていた)になるところに運命を感じたんです。

あとは“パステルベージュ”という昭和のコーヒー牛乳のような肩の力の抜けた素敵な色にも惹かれましたね。巷のR107は基本、白とか紺とか面白みのない大人っぽい色が多かったので。

──一番気に入っているところ、または気に入っていないところはどこですか?

うーん、全体的に好きだから“一番”を決めるのが難しいですね。

──眺めるのに好きな角度、ポイントはどこですか?

真横から眺めたときのフォルムが最高に好きです。ロングノーズ・ショートデッキという古き良きスポーツカーのスタイルがそこにある。R107が当時のメルセデス唯一のスポーツカーであることが実感できますね。



──クルマとの一番の思い出は?

購入してすぐ結婚して、嫁さんもステアリングを握るようになったんですが、はじめて彼女の運転する助手席で味わったR107の乗り味が、実に穏やかで幸せだったことが思い出深いですね。

──このクルマはあなたにとってオトコ?オンナ?どうしてそう思いますか?

両方。大排気量のV8ならではのトルクを漲らせて高速道路を力強く突進するときはとってもオトコらしいし、街中とか海辺あたりをのんびり流すときの優雅さは実にオンナらしくもあります。そんな、本来は相反する乗り味が不思議とうまくバランスされているクルマです。

──鍵に付いているキーホルダーを選んだ理由を教えてくださ

2017年に参戦した「Gumball 3000/ガムボール3000」という公道爆走ラリーのときにずっと付けていたキーホルダー(ちなみに仕様は2016年のレクサスLC500 ラリー仕様)。ラトビアのリガからギリシャのミコノス島までの3000km(ほぼ下道!)を5日間ゼンカイで駆け抜けたときの思い出が詰まっています。クルマ人生最大にして最高の冒険を共に無事に過ごすことのできた、どこかお守り的な存在でもあります。

──普段はこのクルマをどんな使い方していますか?

基本はアシ。通勤から買い物までガンガン使います。



──今までの車歴を教えてください

VW タイプIII → ルノー・クリオ16S → メルセデス・ベンツ300TE(S124) → ポルシェ911カレラ4(964)→ デ・トマソ・パンテーラL → リンカーン・コンチネンタル・マークVII → メルセデス・ベンツ450SEL(W116)→ スマートK → コルベットZ06(C6)

その他、タダでもらった30ソアラやBMW E21など計15台ほど乗り継ぎました。最高3台同時所有の時期も。別にどこぞの富豪の御曹司などではなく、給料はすべてクルマに費やしてきた青春。若いうちにいろんなクルマの持つ魅力に、“借りモノ”ではなく、背伸びしてでも“我がモノ”として触れたかったのです。

──どんなクルマが魅力的だと思いますか?

自分に合ったクルマ。洋服と一緒で“着せられてる”感じのないクルマ。“馴染む感じ”というか、多少は時間が掛かっても、いつしかクルマと乗り手が自然な一体感を持てるクルマが魅力的だと思います。あと、きちんと手を掛ければ掛けただけ新車のときの輝きが蘇ってくるクルマも好い。80年代頃の“西ドイツ製”のクルマにはそういう“一生モノ”な魅力も備わっています。



──次に欲しいと思うクルマはどんなクルマですか?

R107は一生乗るつもりなので、増車ということになりますが、空冷ポルシェ(車種は欲しいのがありすぎて困るけど、スタイルは往年のレンシュポルトをオマージュしたアウトローと決めている)とシェルビー・コブラCSX4000は、死ぬまでに我がモノとしたい。要は、ただ走るためだけのストイックなスポーツカーが欲しいですね。

PROFILE
髙田興平
編集者/プロデューサー。東京都出身の43歳。スーパーカー雑誌の編集を経て2011年にモーターカルチャー誌「モーターヘッド」を創刊。2017年にはライフスタイル誌「Gentleman Drivers」を創刊。ターンパイク箱根を封鎖した公道ヒルクライムなど、ちょっと逝かれたクルマ関連イベントも手がける。現在はコレクタブルカー・オークションハウス「BH AUCTION」の企画・運営に精力を注いでいる。趣味は散歩とミニカー集め。

INNE'N'AUTO(インネンナウト)って何?
写真とイラスト、そして文字を使って様々な「クルマが好き!」を表現するアートユニットであり、プロジェクト。クルマと人の向き合い方は千差万別。でも、オーナーは「鍵」を、そしてそのクルマには「(鍵)穴」があり、その恋人同士の様な偏愛関係を見つめてみたい。そんな事を話していた時に、メンバーの一人が発した、in and outのヒドイ発音、それが「インネンナウト」。このユニットは、そんなゆるいエンジンスタートで動き出しました。
メンバー:フォトグラファー 河野 マルオ、イラストレーター 朝倉 洋美(Bob Foundation/Bell Foundation)、プランナー 鈴 琢磨(Bell Foundation)&助っ人/ライター竹村卓

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