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MotoGP第14戦 ホンダのM・マルケス選手が第9戦ドイツGP以来4戦ぶり今季6勝目

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MotoGP第14戦 ホンダのM・マルケス選手が第9戦ドイツGP以来4戦ぶり今季6勝目

■来年チームメイトとなるロレンソ選手転倒、マルケス選手と遺恨勃発か?

 2018年MotoGP第14戦アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られました。

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 ポールポジションからスタートしたJ・ロレンソ選手は、ターン1のブレーキングでアウトのダート側に膨らみ、リアのコントロールを失いハイサイドを起こし、クラッシュしてしまいます。

 予選3番手につけたRepsol Honda TeamのM・マルケス選手は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきではなかったことから、ウォームアップの後にソフトを選択し、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑みました。

 M・マルケス選手は、ソフトコンパウンドのリアタイヤを選択したことで23周を通じて安定した走りを実現。中盤まではDucati TeamのA・ドヴィツィオーゾ選手をピタリとマークし、後半はスズキ勢の2人、A・イアンノーネ選手とA・リンス選手を加えた4台でトップグループを形成します。

 終盤トップに立ったM・マルケス選手は、後続の追撃を振りきり、4戦ぶり今季6勝目を達成。A・ドヴィツィオーゾ選手は、0.648秒差の2位でフィニッシュラインを通過しています。

 後半戦に入り連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップし、総合2位で今大会2位のA・ドヴィツィオーゾ選手との差を67点から72点へと広げ、M・マルケス選手はタイトル獲得に、また一歩迫りました。

■ポディウムに登った3人のコメント

 Repsol Honda Team M・マルケス選手(MotoGP 優勝)

「今日はリスクを負ってもいいと思い、朝、目を覚ましました。レースウイーク中はハードのリアタイヤであまりフィーリングがよくなかったので、ウォームアップのあとにソフトタイヤを使いたいとチームに話しました。それから長いミーティングが始まり、話し合いが続きました。最終的にソフトで行くことにし、レースに勝つことができました。チームに対して、賭けに出ることを説得できたからです。結局、正しい選択でした。

 レースではいいスタートを切りましたが、そのあとすぐに汚れている路面で転倒しそうになりました。そのため、ブレーキを離して少しはらまなければなりませんでした。J・ロレンソ選手(ドゥカティ)が転倒していたことには最後まで気づきませんでした。

 とにかくA・ドヴィツィオーゾ選手(ドゥカティ)やA・イアンノーネ選手(スズキ)とのバトルはとてもタイトでした。大変なバトルでしたが、限界は超えませんでした。これがMotoGPです。それでも集中力を維持して、チームとうまく仕事に取り組み、ついにドゥカティの勢いを止めることができました。

 午前中はDrakeの『In my feelings』を聞き、ウイニングランではこの曲のことを考えました。とにかく、今まで以上に落ち着き、レースウイークをうまく過ごさなければなりませんでした。なぜならタイトルを獲得したいからです。そのためには完全に集中しなければなりませんでした」

 Ducati MotoGP Team A・ドヴィツィオーゾ選手(2位)

「今日のレースは非常にうまく行った。これまでアラゴンとは相性が良くありませんでしたが、今回は最終ラップまで優勝を争うことができました。これは、我々が成し遂げた進歩の結果だからとても嬉しい。

 ただし、最後の最後までM・マルケス選手(ホンダ)とファイトすることができなかった。一部のコーナーではかなり戦えましたが、その他のセクションではこちらが遅く、切れるカードが多くはありませんでした。最後の数周でマルケス選手のペースが落ちることを期待しましたが、実際はその逆だったので、その違いが結果に表れたのでしょう」

 Team SUZUKI ECSTAR A・イアンノーネ選手(3位)

「今日は本当に良いレースができた。スタートはうまく決まり、直後に目の前でJ・ロレンソ選手(ドゥカティ)が転倒したのを見た時はちょっとショックでした。

 中盤まではスロットルの開け方や乗り方を工夫して、できるだけタイヤをセーブするための走りをし、100%全開で走ったのは終盤になってから。後半にタイヤがきつくなることを予想していたので、その戦略が上手く行った。

 ストレートで離されるところは今後まだ対策が必要ですが、ここ数戦なかなか思うような結果を残すことができていなかったので、久しぶりにまた表彰台を獲得できたことがとにかく嬉しい」

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