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業界ニュース 2018.9.22

【鈴木ケンイチのダンガン一閃!】超ハイパフォーマンスSUV、モデルX。日常の顔は…

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モデルXの最上級モデルとなるP100D。シリーズ最大となる100kWhのバッテリーを搭載しており、その豊富な電力から生み出されるパワーは恐ろしいものがある。なんと0-100km/h加速が3.1秒!話題のランボルギーニ・ウルスの3.6秒を軽々と上回り、ポルシェ911GT3の3.4秒を上回るという、SUVとしてはあり得ないというほどの、でたらめな速さなのだ。文・鈴木ケンイチ

強烈なパフォーマンス、だけど日常は穏やか

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※写真は全てモデルX75D
その恐ろしいほどのパワーは、誰もが簡単に味わうことができる。ぐっとアクセルを床まで踏み込めば、すぐさま、これまで体験したことのないような恐ろしい加速を始める。風景がまるで早回しの動画のように、後ろに流れていく。普通の人であれば、最初はその加速力に目が追い付かないはず。しっかりとした心づもりが必要なのは言うまでもない。
しかし、そんな強烈なパフォーマンスを備えるモデルXだが、飛ばさない日常の顔は、非常に穏やかだ。全体として、ゆったりとした動きで、いかにもアメリカ車らしいユルさがある。下手をすると、トヨタ・カムリの方がシャキシャキ感があるかもしれない。それほどリラックスして走らせることができるのだ。
しかし、これが、ある意味すごい。超がつくほどのハイパフォーマンスな運動性能を実現するシャシーは、普通であれば締めあげられ、のんびり走ると硬くて困るものだ。また、電池を大量に積むモデルXは重い。しかも、格好良い巨大なホイールとタイヤを履いている。最大で22インチだ。
普通であれば、路面の段差を超えるたびにドタバタとしがちだが、モデルXに「乗り心地が悪い」という印象はほとんどない。アメリカ車の普通の範ちゅうにおさまるはずだ。これがすごい。


モデルXは、人の良いアメリカ人のようなクルマ

さらに意外に運転がしやすい。ミラーの前に抜けた部分を作るなど、視界がよい。実寸は大きいけれど、走っている限り、あまり大きさは気にならないのだ。ただし、車庫入れなどは、ホイールベースが長いのでコツがいる。
ステアリングやブレーキに悪癖がないのも美点だ。パワフルだが、アクセルの操作に対する飛び出し感はなく、素直に動く。運転支援も充実しているので、高速道路をダラダラと長距離走るときのストレスは非常に少ない。電動車ならではの静かさも、疲れが少ない理由のひとつだろう。
また、テスラ車すべての特徴なのだが、スタートボタンやパーキングブレーキがない。最初は戸惑うが、こうした操作系は、とにかく可能な限りシンプル化されている。ドライバーに優しいクルマなのだ。
つまり、力持ちだけれど、優しくフレンドリー。なんだか、人の好いアメリカ人像そのものをイメージさせる。それがモデルXであった。


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