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業界ニュース 2018.9.22

追越すための車線「追越車線」何キロ走り続けると違反? 実は煽られる原因にも

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■追越車線は追越しをするときにだけ使う車線

 高速道路でも一般道でも2車線以上ある道路において、一番右側の車線は「追越車線」と定められています。ここは追越しをするための車線なので、追越しが終わったら速やかに走行車線(路肩側の車線または、真ん中の車線)に戻らなくてはなりませんが、追越車線を「追越しのための車線」という意識を持って利用しているドライバーは少ないように思います。

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 追越車線とは、片側二車線以上ある高速道路や一般道の中央寄り(最も右の車線)の車線のことをいいます。道路交通法で定められた「追越車線を使うことができる」のは以下の状況です。

・追い越しをするとき・救急車などの緊急車両に道を譲るとき・その他、交通状況や工事などの車線規制など、やむを得ないとき

 これ以外で追越車線を使うのは道交法第20条の「通行帯違反」に相当し、取り締まりの対象となります。反則金は6000円(普通車・二輪車)で違反点数1点となります。

■正しい追越しの方法とは?

 走行車線を走っていて、前を走る車を追い越すために追越車線に移っただけでは、追越しは完了していないことになります。正しい追越しは、走行車線→追越車線→走行車線に戻って初めて「完了」となるので、追越しが終わったら速やかに走行車線に戻る、これが重要です。

 しかし、実際は走行車線がガラガラで追越すクルマもいないのに、ずっと追越車線を走り続けるクルマもいれば、速いクルマに追いつかれても道を譲ろうともせず、「法定速度を守って走っているのだから、私は正しい」と言わんばかりに悠々と追越車線を走り続けるクルマもあります。これらが煽り運転の誘因となる可能性も高いのです。

 もちろん、追越車線で後続車に進路を譲りたくても、走行車線にクルマがつまっていて、なかなか車線変更できないケースもあります。その場合は、安全に車線変更ができるまで流れに乗って追越車線を走りましょう。無理してスピードを上げて走ることは速度違反にもなり、危険なのでやめましょう。

■追越しが終わって追越車線を走り続けて良いのは何キロまで?

 走行車線に戻れる状況でありながら追越車線を特別な事情なく走り続けることは「車両通行帯違反」となるわけですが、では、どれくらいの距離を走り続けると違反となるのでしょうか?

 筆者(加藤久美子)が運転免許を取得したころの遠い記憶では、教習所で「追越車線を走り続けても違反とならないのは2km以内」と教わったような気がします。しかし2年前、筆者が新東名の追越車線を走っていてパトカーに停められた際には、なんと、1.5kmで車両通行帯違反となりました。それは追越しが終わって、走行車線も空いてきて、そろそろ走行車線に戻ろうとしているときでした。

 まさかスピードが出すぎていた? 思っていたのですが…予想外の「車両通行帯違反」で切符を切られてしまいました。その時は良く確認しなかったのですが、あとで青切符を見ると、しっかり「1.5km」と書いてあり、あれ? と思ったのです。

 気になったので後日、最寄りの警察署に電話をして確認してみました。当然「2km以下」という答が返ってくると思ったのですが、

――特別な事情がない場合で、追越車線を走り続けて良いのは何キロまででしょうか?

 特に距離は決まっていません。通行帯違反で取り締まりを行う際は、「追越車線を走る車がどのような状況で走っているか」「走行車線はどんな状況か」「後続車の進路を塞ぐような走行をしていないか」ということも関わってくるので、一概に●km以上ならダメで、●km以下なら良いということではないです。

――教習所で「2km以下」と習った記憶があるのですが?

 それは、おおむね2kmということであって、明確に決まっているわけではありません。周囲の交通状況によっては、1.5kmで取り締まることもあります。追越しを終えて余裕をもって安全に走行車線に戻れるのに、追越車線を走り続けているクルマは取り締まりの対象となります。

※ ※ ※

 確かに道交法には追越し後に追越車線を走り続けて良い距離までは明記されていません。そこで、横浜市内、東京都内の自動車教習所3か所に、教習所ではこの件について現在どのように教えているのかを聞いてみました。

 返ってきた答えは3校とも「2km以下」と一致しました。もちろん「2km以下」なので、1kmでも1.5kmでも違反になる可能性はあるということでしょうか。

 ちなみに、追越車線を走り続ける車を取り締まる「通行帯違反」は、高速道路では速度違反の次に多い違反です。しかし、近年は取り締まりが強化されて、平成25年では約8万5000件以上あったのが、平成29年では約6万1300件にまで減少しています。それでも、速度違反(71.4%)に次いで2番目に多い違反(11.7%)であることには違いありません。

 追越しを終えたら距離に関係なく、すみやかに走行車線に戻ることを徹底させた方がよさそうです。

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(くるまのニュース 加藤久美子)

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みんなのコメント

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  • eic*****|2018/09/22 11:10

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    追い越し車線は『追い越し』のためにあるので、

    追い越しが終わって左車線が空いていれば、

    走行車線に戻らなければいけません。

    (日本の場合)

    一般道の場合は『右折』もあるので、

    この限りではありません。
  • rom*****|2018/09/22 11:41

    違反報告

    一般道路の右側車線は公安委員会に指定されない限り追い越し車線ではありません。
    右側車線が追い越し車線になるのは高速道路及び自動車専用道路だけです。
  • mui*****|2018/09/22 10:52

    違反報告

    追い越し車線にも制限速度があるだろ。

    もちろん、追い越し車線を走り続けるのは問題だが、

    高速を制限速度+20キロで走ってても煽ってくるアホがいる。

    追い越し車線の制限速度にも記事で触れろや。

    それに一般道は右折があるので追い越し車線云々は無理。


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