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ポルシェが「タイカン」と名づけたクルマの正体はなんだ?

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ポルシェが「タイカン」と名づけたクルマの正体はなんだ?

ポルシェはこれまで「ミッションE」と呼んでいたピュアEVセダンを、「Taycan=タイカン」と名づけると発表した。「元気のいい若い馬」を意味するトルコ語由来だそうだ。

これまでの「マカン」(インドネシア語で虎)、「ケイマン」(ワニの一種)、それに「カイエン」(唐辛子)などと同様、刺激的で勢いのよさを連想させる一連の車名に連なるものだとか。「ポルシェにおいて車名は、クルマのキャラクターと結びついています」。ポルシェはタイカンが選ばれた背景をそう説明している。

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タイカンはそもそもミッションEとして2015年のフランクフルト自動車ショーで公開され話題を呼んだモデルだ。2015年からルマン24時間レースを3年連続で制した919ハイブリッドや918スパイダーのテクノロジーを受け継いだモデル、とポルシェではしている。

4ドアの車体を持ち、前後に2基の永久磁石シンクロナス・モーター(PSMと名づけている)を搭載する。これをポルシェでは「近未来のターボチャージャーとも言うべきデバイス」としている。

合計出力は440kW(600馬力)に達し、4輪を駆動。トルクの太い電気モーターの特性を活かして、静止から時速100kmまでを3.5秒以下で加速すると発表している。

いっぽう、バッテリーは800ボルト仕様のものを搭載。専用のシステムで充電すれば1回のフル充電で巡航距離は500km、15分の充電でも400kmが確保できるという。


ポルシェでは2022年までに、当初計画の2倍に相当する60億ユーロを超えるEモビリティへの投資を計画している。そのうち約5億ユーロがタイカンの派生モデルの開発のために投資されるそうだ。

さらに既存のモデルレンジの電化とハイブリッド化に約10億ユーロ、生産拠点の拡張に数億ユーロ、さらに、新しいテクノロジー、充電インフラおよびスマートモビリティに約7億ユーロを使うという。

ポルシェではこうして、全世界で2025年までにモデルラインナップの50%を電動化することを目標に掲げている。ポルシェ初の電気自動車タイカンは、日本でも2020年より発売、とポルシェジャパンではしている。

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