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業界ニュース 2018.9.16

整備不良で捕まらない「正しい車高ダウンの基準とは」

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1995年の規制緩和でサス交換が認可申請なしで車高を変更できるようになった

合法的な車高は最低地上高が90mm。しかし、この高さはどの部分を測定した数字なのか?じつはバンパーや足まわりの可動するロアアームなどは、この数値を下回ってもOK。マフラーなど”可動しない”部分が90mmを下まわるとアウトなのです。

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クルマをドレスアップする上で、人気のある手法がローダウンです。車高短(シャコタン)とも呼ばれ、日本でも古くから行なわれてきました。クルマをより地面に近いところまで車高を落とすことにより、より見た目はスタイリッシュになるうえ、コーナリング性能を高めるということで、若者を中心にドレスアップやチューニングの基本となってきました。かつて日本では、”車高短=暴走族”なイメージがありましたが、現在では合法の範囲内で車高を下げることで、運動性能を高めてスポーティなスタイルに変貌させるドレスアップのひとつとして用いられています。

1994年までは、陸運支局の許可無しで勝手にスプリングを交換したりスプリング自体を短くするというのは違法行為。当時は車高を低くして公道を走行するには、陸運支局への届け出と認証が必要とされていて、公認の車両のみが車高を低くするローダウンが認められてきました。いわゆる公認車検です。

しかし1995年に行われた規制緩和により、スプリングを交換してもボディサイズが車検証に記載されている数値より、全高±20mm、全幅±20mm、全高±30mm以内であり、最低地上高が90mm以上を保たれていれば、公認車検を受ける必要がなくなりました。ただしスプリングの切断は違法となります。

では、最低地上高90mmとはどこで測定しているのでしょうか。最低地上高は、水平な地上面から自動車の最も低い所までの垂直距離。これは保安基準第3条で規定されており、地上から90mm以上の高さが必要になります。測定する条件としては、クルマが空車状態であること、前輪と後輪の真ん中の間を測定することとなります。要は前輪と後輪の間が地上面から90mm以上が必要になります。

しかしすべてが地上面から90mm以上ないといけないということでもありません。タイヤやホイールを支持するアーム類はこの90mm以上には当てはまりません。特にロアアームに関しては最低地上高90mmを割り込んでいるケースが多いですが、ボディを含む構造物以外の可動する部位は、最低地上高を決める対象にはならないのです。簡単にいえば足回りの可動パーツ。例えば先程も例にあげましたがロアアーム、リアアスクル、スイングアーム、ラテラルロッド、トーコントロールロッドなどですね。

しかし可動しないマフラーやサスペンションメンバーなどは最低地上高のポイントとなることが多く、サスペンションメンバーはボルトが出ている部分なども含まれます。車種によってはフレームがマフラーより下になっているケースもあり、フレームも最低地上高を測定する上でのポイントとなるのです。

また、エアロパーツも最低地上高を測定する上で90mm以上という規定はなし。エアロパーツは車高には含まれず50mm以上の高さがあれば車検時に問題はないでしょう。ただし、エアロパーツは樹脂製であることや、ライト類が埋め込まれて一体化されていないことなどが条件。エアロパーツにフォグランプやウィンカーなどの灯火類が付いている場合はボディを含む構造物となるため、最低地上高の対象になるので注意してください。

他にも大きなクルマほど車高基準が厳しくなり90mmから140mmが必要とされていたり、アンダーカバーを装着している場合は50mm以上だったり、クルマの状態で基準が変わる場合があることも頭に入れておきましょう。また、オーバーハング(タイヤの中心から外側にはみ出した部位)によっても異なってきます。通常の最低地上高は90mmですが、オーバーハングが730mm以上のものは100mm、820mm以上のものは110mmだったりしますので、車体が大きくなるにつれて最低地上高の値も大きく変わっていくということもあります。

さらに自動車メーカーが届け出を出している地上高には可動部位も含まれているケースもあります。自動車メーカーが公表する地上高の基準と車検時の最低地上高の基準は同じではない場合もありますので、実車で判断することが必要ですね。車検の際、基本的には車体の最も低い部分の車高を測定するのですが、一番多いのがマフラー部分とリアデフ部分。この2つを測定しておくことをオススメします。車検対応としている場合でも、取り付ける際に90mm以上あるかどうかをチェックしておきましょう。

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(Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』)

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