道路美化のために走っている
モスクワ滞在中は1度だけ前線通過に伴い雨が降ったが、それ以外は晴天が続いた。その割には街を走るクルマはボディに泥はねの跡がついて汚れているものばかりであった。
【今さら聞けない】縁石にぶつけず路肩に上手にクルマを寄せるコツとは
なぜ晴天が続いているのに、薄汚れたクルマばかりなのか? その答えは日夜モスクワの道路に水を撒く散水車軍団がいるからなのである。
撮影できたのは2台ほどで散水作業をしていた時のものだが。郊外に行けば片側3車線や4車線も当たり前の幹線道路では、車線をふさぐ、つまり3~4台の散水車が、一般車両が走っているのにも関わらず一斉に散水を行っている光景も見たことがある。
しかもその散水車から放たれる水は勢い、量ともにかなりのもので、さらに隣の車線に一般車両がいようとも、そこへめがけて散水をしているのである。モスクワのドライバーも慣れたもので、洗車代わりなのであろうが散水車が放つ水をボディ全面に浴びながら、低速で散水している散水車を隙間を縫って抜き去っている。
とはいっても道いっぱいに散水車が並んでいるので、一般車両もなかなか抜きされないので、いったん不思議なほど通行するクルマが少なくなり、嵐のような静けさのあとに、オレンジの散水車軍団がやってくるのである。
郊外の幹線道路とは異なり、モスクワ市内中心部の幹線道路での散水作業は水がある程度飛び散らないように配慮しているようだが、車線よりに歩道を歩いていれば、軽く散水車シャワーを歩行者も浴びることになる。筆者は撮影しようと車道に近寄ったらミストシャワーのように散水車の水を浴びてしまった。散水車軍団と呼ぶような隊列を組む時には、散水車の後ろに道路清掃車が走っているのも見たことがある。
平日、土曜・日曜問わず散水作業は絶えず行われているようだ。それだけ道路美化に積極的といえば聞こえはいいが、そのやり方を初めてみた筆者はかなり驚いてしまった。
筆者の宿泊先近くには、散水用の水を補給する場所がある。土曜日でほぼ晴天の日の午前中に、散水車軍団が集まって給水していた。けっして悪いことをしているわけではないが、天気はいいのにクルマが泥はねで汚れることについては、所詮よその国ではあるが、どこか釈然としないものを感じてしまった。
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