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業界ニュース 2018.9.14

トヨペット コロナが初採用!大流行したハードトップは、なぜ消滅した?

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1965年にトヨペットコロナが、日本車として初のハードトップボディを採用しました。その後、ハードトップボディは大流行し、クラウンやセドリックなどの高級車からブルーバードやカローラなどの大衆車まで、広く採用されました。それほど人気を博したハードトップですが、なぜ消滅してしまったのでしょう。文・赤井福

ハードトップボディとは?

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ハードトップボディとは、エンジンルーム・キャビン・トランクの3つを持つデザインの3ボックスで、Bピラーを持たないスタイルをハードトップといいます。
2ドア、4ドアともにハードトップが存在し、前席と後席の側面窓をおろした際にピラーやサッシュが残らないことによる開放感と流麗なデザインを実現していました。
アメリカで初採用となったキャデラッククーペドゥビルは、1949年に登場。日本では、トヨペットコロナが1965年に採用し、1970年代から80年代には、ほとんどのセダンがハードトップスタイルになっていました。


ハードトップボディの欠点

開放感と流麗なデザインと引き換えに、ハードトップはボディ剛性が低くなるという欠点がありました。
通常、3ボックスのクルマには、3つのピラーがあり、それぞれが柱の役割をしてボディの剛性を高めていますが、そのなかの1本の柱を抜いてしまうと…、剛性が下がるのは明らかです。
さらに、側面衝突に対する安全性能が低下するため、その他の部分での補強が必要となり、重量や製造コストも増加します。

ハードトップからサッシュレスへ

コスト増と安全性能の低下を避けるため、1988年にトヨタがBピラーを残したまま、ハードトップのイメージを残したピラードハードトップを発表しました。同時に窓枠を持たないサッシュレスドアが採用されます。
それをきっかけとして、Bピラーのないハードトップは減少し、1993年の日産ローレルとトヨタカリーナを最後に消滅。さらに、サッシュレスドアを採用した4ドアハードトップも、三菱ディアマンテが2005年に生産中止となったことで姿を消しました。
そのウラには、国産車の価格競争と、衝突安全性向上の機運が高まっていたことがありました。つまり、コストダウンが難しいハードトップは、モデルチェンジのたびにメーカーを悩ませる存在となっていたのです。


ハードトップは復活するか

現在、ハードトップという名称を使っている車種こそありませんが、欧州ブランドに端を発する4ドアクーペが、当時の4ドアハードトップ的な役割を担っています。
2005年のメルセデス・ベンツCLSクラスに始まり、アウディ、BMWなどでサッシュレスドアの4ドアクーペが作られました。
また、サッシュレスドアこそ採用していませんが、レクサスLSや新型クラウンでは、Cピラーを寝かせたクーペデザインに近い4ドアセダンとしてデザインされており、サイドビューは往年のハードトップに似た流麗なものになっています。


1970-80年代に流行したハードトップは、時代の流れに対応できず姿を消すことになりました。しかし、時代が変わり技術の革新などによって、ハードトップのメリットを受け継いだデザインが、再び注目されています。


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文・赤井福
フリーライター。大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。

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