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業界ニュース 2018.9.13

電子連結トラックよりも、宅配便の「ラストワンマイル」を何とかしてよ【岩貞るみこの人道車医】

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宅配便のラストワンマイル

宅配便のヘビーユーザーとしては、いつもいつも届けてくれる宅配業者の方々には感謝してやまない。特にこの夏のとんでもない暑さの中、額に汗して配送トラックと配送先の玄関のあいだを走る姿(いつも必ず走っている!)を見るたびに、エアコンのきいた室内でうだうだ原稿書いている我が身を律する思いである。

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このところ、立て続けに指定時間内に届かないこともあったけれど、そりゃあ、台風だの大雨だのあったら、1~2時間くらいは遅れるでしょうよ、人間だもの。それよりも、安全運転でしょう。

すごい勢いで増え続ける荷物に対し、宅配会社をはじめとする物流業界では人手不足が叫ばれている。政府は、高速道路上での電子連結トラックを実現させようと動いているけれど、以前、このコラムでも書いたとおり、技術面でも、法律的にも、ほかの高速道路ユーザーの受け入れ可能性からいっても「無理なんじゃないの?」と思う私である。そもそも、物流業界の会社経営者は、ほんとにこれ、使いたいと思っているんですかね? 私の耳にはどこからも使いたいって声が聞こえてこないんですけれど。ええ、最近、年齢のせいで耳が遠くてすいません。

しかし、思う。宅配便の人手不足って、高速道路上のトラックを連結にしたらすべて解決する話じゃないはずだ。どちらかというと、最後に各家庭に届ける部分をなんとかしたほうがいいんじゃないの? 自動運転の世界でいうところの、「ラストワンマイル」である。

“宅配便を受け取る”という行為が苦手

前述したとおり、私は宅配便の恩恵にあずかり、いまや宅配便なしでは生きていけない人生を送っている。仕事の資料のやりとりに始まり、食品、電化製品、生活雑貨、趣味の音楽CDや本、洋服やカバンなど、ほぼ宅配便に届けていただいている。我が家のエリアを担当してくださるドライバーさんとは、道ですれ違っただけで手をふりあう仲だ。

あまりにも運ぶ頻度が高いのが申し訳ないと思い、できるだけ配送日時は同じ時間帯を指定するようにしている。ただ、問題は、購入先の相手によって使う宅配便会社が異なるということだ。

たとえば、某通販サイトで、3つの異なる商店から購入したとする。それぞれの商店が使う宅配会社が同じではない場合、某日午前中と指定しても、宅配便A社、B社、C社のドライバーが、ばらばらに届けにきてくれることになるのだ。

正直なところ、私は“宅配便を受け取る”という行為が苦手である。これほどまでに頼っておきながら、どの口が言うとるんじゃわれ、と言われそうだけれど、しかし、こればっかりは慣れないのだから仕方ない。なにがいやって、いつ来るかわからないところだ。「午前着」と指定したところで、そのあいだのいつくるか、わからないのが、ものすごくいやだ。だって、トイレにもゆっくり行けないんだもの。

「電子連結」よりも「一括配送」を

私だけかと思い、周囲の女性陣にリサーチしたところ、女性の90%は、私と同じ思いをしていた(2018年イワサダ調べ)。着替えているとき、ご飯を食べているとき、化粧中、シャワー中、料理中(とくにパスタや揚げ物)など、まったくもって落ち着かないというのである。やはりそうか。

なので、ユーザーとして何をしてほしいのかというと、電子連結トラックなんてどうでもいいので、最後のラストワンマイル、つまり、家に届けてくれる部分を、統合してほしいのである。ABC社の荷物をひとまとめにして、一回で終わらせてくれたら、どんなに楽なことか。っつか、宅配会社的にも、そのほうがコスト削減になるでしょうに。都内ならまだしも、地方に行けば町の中心部と家々が離れているから、ABC社が、ばらばらに行くよりぜったい人件費もガソリン代も、ひいては二酸化炭素排出量も減っていいと思うのだ。再配達問題も含めてね。

自動運転の世界では、“競争と協調”というキーワードがあるけれど、宅配便も競争部分と、協調したほうがいい部分をなんとかしていただきたい。少なくとも、ユーザーにとっては、一括配送のほうが、だんぜんありがたいです!

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家

イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、最近は ノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

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(レスポンス 岩貞るみこ)

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