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業界ニュース 2018.9.10

今なお絶大な人気! 初代 日産「フェアレディZ」米国をも席巻した偉大なスポーツカー

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■日本のスポーツカーがアメリカでも認められる

 日本のモータリゼーションがさらに発展するような出来事として、1969年に東名高速道路が全区間開通。まさにその年に日産「フェアレディZ」(S30系)がデビューしました。いまも人気があり、中古車市場では高値で取引されています。その初代「フェアレディZ」の変遷をつづってみました。

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 アメリカ市場でのニーズに適合した新しいスポーツカーとして、ヨーロッパの高級GTカーのようなスペックと、6気筒エンジンを収めるロングノーズとファストバックの魅力あるスタイルをまとい、フェアレディZはデビューしました。日本では「ゼット」アメリカでも「Z Car(ズィー・カー)」と呼ばれ、製造台数の多くは北米向けに輸出されました。実際、驚異的なセールスで、イギリス製スポーツカーを駆逐してしまうほどでした。

 1971年のマイナーチェンジでは、北米と英国向けに販売されていた「DATSUN 240Z」と同じSOHC 2.4リッター直列6気筒エンジン(L24型)を搭載した「フェアレディ240Z」が追加発売となりました。トルクが太いエンジンを搭載したことで、速さはもちろん日常での使い勝手も良く、特に「Gノーズ」と呼ばれたFRP製のフロントバンパー一体型のエアロパーツとオーバーフェンダーが装着された「フェアレディ240Z-G」は若者を中心に大人気となりました。

 軽量ボディにストラット式四輪独立懸架サスペンション、「スカイラインGT」と同じSUツインキャブレターを装備したSOHC2リッター直列6気筒エンジン(L20型)を搭載し、しなやかな路面追従性と振動の少ない6気筒エンジンならではの吹き上がりで、多くのファンを魅了しました。

 また「スカイライン2000GT-R」と同じく、ミクニ製ソレックス・ツインチョークキャブレターを3基装備した、DOHC2リッター直列6気筒エンジン(S20型)を搭載した「フェアレディZ432」も発売され、若者たちの憧れの的となりました。ちなみに「432」は4バルブ/3キャブレター/2カムシャフトの数字を合わせたものです。

■4シーターや環境対応と時代に合わせて進化

 73年の2.0リッター車のバックランプをリアガーニッシュ内に移動したデザイン変更などのマイナーチェンジ時に、昭和48年排出ガス規制への適合が行われました。同時に、オイルショックの影響などからZ432と240Zの国内販売が終了され、短いモデルライフを終えてしまいましたが、海外仕様は「DATSUN 240Z」としてL24搭載車の輸出は継続されました。

 1974年には、2シーターでは実用性が低いとのニーズから、リアシートを備えた4人乗りモデル「フェアレディZ 2by2」が発売されました。単にリアシートを押し込んだのではなく、ホイールベースが延長され最低限のリアシートのヘッドクリアランスも確保できるように、ルーフラインも伸びリアゲートの角度も傾斜が強いものとなっていました。

 同年に輸出仕様は2.4リッターエンジンから「セドリック/グロリア」に搭載された2.6リッターエンジン(L26型)にスイッチされました。翌年の75年には排気系に触媒を装着した排気ガス浄化システム「NAPS」と、従来のSUツインキャブからボッシュ社が開発したL-ジェトロニック式の電子制御燃料噴射装置を備えたL20E型エンジンに変更され、昭和50年排出ガス規制への適合を行いました。

 さらに同年に輸出モデルは2.6リッターから2.8リッター・インジェクション仕様のL28E型エンジンへ変更され「DATSUN 280Z」として販売されました。

 国内では、昭和51年排出ガス規制への適合のため、排気ガス還流装置 (EGR) を備えたS30系フェアレディZ最後のマイナーチェンジを1976年に行いました。各自動車メーカーともに排ガス規制への適合のために牙を抜かれた動力性能となっていた代わりに、各社ともに装備を充実させラグジェアリー化が進んでいた時期ですが、フェアレディZもFM/AMカセットステレオ、電動リモコンミラー、パワーウインドウなどを装備した「フェアレディZ-T」が追加され、78年に2代目フェアレディZ(S130系)がデビューするまで販売が継続されました。

 初代「フェアレディZ」はいまも世界中のファンに愛され続けています。日本や北米では愛好家によるイベントも数々開催され、誕生から50年近く経っても、たくさんの「フェアレディZ」が元気に走っています。本当に後世に語り継がれる一台でしょう。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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