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業界ニュース 2018.9.5

マイカーリース「カルモ」はなぜ“定額どこでもメンテ”に行き着いたのか? ナイル高橋飛翔社長インタビュー

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私、会田肇は「若者のクルマ離れ」は本当なのだろうか、と考えている。もし、クルマを購入・維持するだけの経済力があるならば若者だってクルマを持ちたい。そちらが本音ではないだろうか、と思っているのだ。

そうした中、2018年1月よりスタートした、個人向けカーリース『カルモ』が人気を呼んでいるという。“マイカー賃貸”をコンセプトに掲げるこのサービスは、車種の選定から審査申込手続きまでを全てオンライン上で完結し、頭金も必要なく月々の定額支払いでマイカーを保有できることが特徴だ。もちろん、他のカーリースと同様、この定額の中には自動車保険や税金まで含まれるのは言うまでもない。「定収入がないフリーランスである以上、クルマは一括払いで買う方が安心できる」と思っていた私から見ると対極過ぎてとても興味深い。

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しかも、本サービスを立ち上げたのは、自動車事業へは新規参入となる、いわゆるネット企業のナイル。同社はこれまでウェブマーケティング支援のエキスパートとして成長してきた。そのカルモは得意のウェブマーケティング力と使いやすいサイト、そして低価格を武器に認知が進んでいるという。

サービス開始後約半年。見えてきた消費者マインド。そして、新サービスであるメンテナンスパック導入への経緯、サービスのメリット等をナイル代表取締役、高橋飛翔氏に聞いた。

◆なぜ、個人向けカーリースが流行っているのか?

---:個人向けカーリースへの関心が高まっているようですね。

高橋:もともとカーリースは法人で契約するのが一般的でしたが、2015年くらいから個人向けにも注目が集まり今では20万台強、業界の予測を越えて成長しています。個人リースの市場が急速に立ち上がりつつあると言っていいと思います。

---:人気を呼ぶ要因はどこにあると思っていますか?

高橋:ひとつは、各社がCMをバンバン打つことで認知度が高くなったのは大きいと思います。いま個人向けカーリースで市場を牽引しているのは地場の整備工場やガソリンスタンドなどで、低迷するメイン事業を補う事業として立ち上げているという形になっています。一方でユーザー側は長期的な所得低迷などの要因に加えてキャッシュフローを気にされる方のニーズもあり、これがマッチしました。新車購入時の大きな支出は避けたいし、加えてクルマは所有するだけで保険や税金、メンテナンス費といった維持費が伴いますから、その度に支出があるのもつらい。カーリースなら毎月定額を支払っていれば、それ以上の出費は燃料代だけで済みます。この手軽さがユーザーを増やしているのだと思います。

---:そのような状況下でカルモを今年1月に開始しました。他の個人向けカーリースとの違いはどこにあるのでしょうか?

高橋:どこよりも低コストでクルマをお渡しでき、さらに9年という長期契約を実現していることですね。カルモで提供するカーリースの料金は、年間多数の車両を購入している法人向けカーリース大手のオリックス自動車と提携して車両調達コストを抑えられています。その上で、サイト構築やウェブマーケティング、顧客サポートを外注せず自社で行うことで、これを実現しているのです。

---:なるほど。最長の9年契約を求める方はいるのでしょうか?

高橋:今やクルマの平均車歴は8.5年とも言われてます。実際、これまで契約されてきたお客様の8割は9年間で契約されています。サービスをスタートさせてから約半年が経ちましたが、お陰様でユーザーは着実に増えています。

◆定額制メンテナンスパックをスタートさせた経緯とは?

---:人気が高まって来ている中で、新たにメンテナンスプランのサービスを始める背景は何だったのでしょうか?

高橋:カルモが提供しているカーリースではメンテナンス料金を含んでいません。新車を購入すると3年間5万kmという保証がどのクルマにも付いていますので、必要に応じてメンテナンス料金を支払う方が合理的と考えたのです。ところが、ユーザーからはメンテナンスも含んだプランが欲しいという要望も上がってきました。支払いを平準化したいという要求がとても大きなことを改めて気がつきました。

---:そこで行き着いたのが定額メンテナンスのオプションだったというわけですね?

高橋:そうです。メーカーの保証は一般的に3年間程度が多いですが、それとは別に最長9年のリース期間中ずっと使えるメンテンナンスコースを用意したのです。

元々メーカー保証があるとはいえ、オイルとか消耗品類とかには実費がかかります。そこの部分をバンドルして定額にしようというのがこのサービスです。具体的には車検の基本工賃、タイヤのローテーション、エアコンのフィルター交換が対象ですが、それらを1回ごとに支払えばそれぞれ数千円はかかってしまい、 イレギュラーなタイミングで家計を圧迫します。そられを定額化して提供しようというのがこのサービスの特徴です。さらにメンテナンスに加えて、リース車両返却時にキズなどの求償をされることがあると思うのですが、その金額についてもこのプラン加入者には保証することとしました。

---:カルモの場合、メンテナンスを受け持ってくれるのはどこの工場でしょうか?

高橋:大手であれば、基本的にはどこを選んでいただいても良いのです。ディーラーでも良いですよ。

---:えっ?

高橋:ユーザーの都合に合わせた整備工場でメンテナンスを受けられるというのがカルモの定額メンテナンスパックの特徴です。他社カーリースでは基本的に新車を購入したお店でメンテナンスを受けることが条件になっています。それはお客が逃げないよう自社工場に囲い込んで整備代でも利益を上げようとするビジネスモデルだから当然です。しかしカルモは囲い込むべき自社工場を持っていませんので、好きなメンテナンス工場を選べることをユーザーメリットとしました。

---:ユーザーが整備工場を選べるということは、近所のカー用品店や行きつけのガソリンスタンドでもいいのでしょうか?

高橋:はい、構いません。オートバックス、イエローハットなどカー用品店系をはじめ、Dr.ガレージ、みんなのガレージなど車検・整備工場系、その他、ガソリンスタンド系も対象となります。もちろん、自動車メーカー系ディーラーも含まれます。オイル交換は品揃えの良いカー用品店で、車検は安心のディーラーで行うなど組み合わせも自由です。

◆レシート写メ送れば振り込まれる仕組み

---:サービスは具体的にどのように行われるのでしょうか?

高橋:利用方法はとても簡単です。支払いに対してレシートをスマホで撮って送信してもらえれば、翌週には指定口座へ送金されます。たとえば4380円/月を払うゴールドプランがありますが、車検のタイミングで基本料3万円を支払うとなった場合、一旦は自費で支払っていただきます。そのレシートを送ってもらうことで翌週には指定口座へその費用を振り込む流れとなります。一時的にユーザーの負担にはなりますが、たとえばクレジットカードで支払ってもらえれば決済までには時間差があるので実質負担はしなくて済むことになります。

---:とはいえ、用品店にはものすごく高価なエンジンオイルなどもありますよね?

高橋:クルマの種別によって上限が決められており、オイルの種類は特に問いませんが、例えば軽自動車の場合なら1回あたり5000円が上限となります。各サービスに現実的な上限価格が設定されています。

---:お話を聞いていますと、メンテナンスを含めとても魅力的なカーリースのプランだと思いますが、私が今ここで申し込めば新車が手に入れられるんでしょうか?

高橋:はい、申込みまではスマホでできてしまいます。現段階では最後の契約は紙で取り交わすことになっていて、それは郵送で行います。年内には契約までオンラインでできるようにしたいとは考えています。契約したクルマの納車については、カーリースの主体事業者であるオリックス自動車の手配で最寄りのディーラーが行ってくれます。その際、ナンバーの登録や納税といった手続きはディーラーで行いますが、車庫証明はご自身で行っていただくことになっています。カルモは今後も進化していきますので、期待していて下さい。

---:カルモのカーリースを使えば、新車がグッと身近に感じられそうです。本日はありがとうございました。

※カルモのメンテナンスプランは、カルモ申し込みサイトでまだ選択できない状態だが、契約時に希望すればで対応可能であるという。9月中旬にはサイト上からも選択できるようになる予定だそうだ。

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(レスポンス 会田肇)

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